Laurel Glen(ローレル・グレン)の創設者Patrick Campbell(パトリック・キャンベル)はハーバード大で宗教を学んだ人。その後仏教の勉強をし、禅センターというところに1974年に行ったことがワイン作りとの出会いになりました。1977年にSonoma Mountainに3エーカーの畑を購入。Laurel Glenが誕生しました。
1981年に最初のワインをリリースすると、Wine Advocate誌で90点を取るなど評判になり、現在までの名声が築かれました。これまで畑を16エーカーに拡張しており、すべてカベルネ・ソヴィニョンを植えています。Laurel Glenのほかに、購入したブドウを使うCounterPointというラベルがあります。
畑は標高800~1000フィートのところにあり、海からの霧が流れるところよりも上になります。夜は谷からの暖かい空気が流れ、暑すぎず寒すぎない気候になっています。
2011年にPatrick Campbellはワイナリを売却、ナパのQuintessa(クインテッサ)でセールス・マネジャだったBettina Sichel(ベッティナ・シシェル)などのグループが新しいオーナーになりました。
Patrick Campbellはコンサルタントとして残るものの、有名なDavid Rameyも参加しており、彼の指導のもと、Randall Watkinsがワインメーカーになりました。また、ソノマのオーガニック先駆者として知られるPhil Coturriもチームに入っていることから、今後は畑の有機栽培への転換が図られることでしょう。