サーフボードを全面的にあしらったユニークなラベルを使うLongboard(ロングボード)。“色物”なワイナリなのかといえば、そうではなくワインは高く評価されています。
このワイナリのオーナーはOded Shakked(オデッド・シャケッド)。イスラエルはテルアビブの近くの生まれです。11歳からサーフィンを始め、欧州各地にサーフィンをしにいき、ワインにも親しむようになったそうです。イスラエルで兵役を抜けてからはサーフボードの会社を興し、その後ワインを作りたいと思ってUC Davisに勉強に来ました。
UC Davis在学中には、Domaine Chandonで働いたり、フランスのシャトー・ラフィットでインターンをしたりしており、卒業後はソノマのJordan、およびJで働きました。2005年にLongboardを始めてからは、そちらに専念しています。
ソノマにおけるピノ・ノワールの“聖地”Russian River Valleyにありながら、主に作るのはシラーやカベルネ・ソヴィニョンというのが変わったところ。メルローやソヴィニョン・ブランも得意としています。
特に珍しいところではロキオリのカベルネ・ソヴィニョンを作っていましたが、2007年ヴィンテージを最後に木が抜かれてしまったそうです。
Russian River Valleyっぽくないところが、いい意味で面白いワイナリです。