Merry Edwards(メリー・エドワーズ)は同名のワインメーカーが1984年に作ったワイナリです。女性ワインメーカーの草分けの一人であり、今では「ピノ・ノワールの女王」と称されることもある、有名ワインメーカーです。
Merry EdwardsはUC Davisを卒業した後、1974年にSanta Cruz Mountainsにある老舗ワイナリMount Edenのワインメーカーになりました。1977年にはMount Edenをやめて、ソノマのMatanzas Creekの立ち上げに携わりました。1984年にMatanzas Creekをやめて他のワイナリのコンサルタントもするようになりました。顧客の中にはB.R. Cohnなどがあります。1997年に夫のKen CoopersmithとともにMerry Edwards Winesを始めました。
Merry Edwards Winesではピノ・ノワールを中心に作っています。Meredith Estate、Coopersmith、Georganne、Sanchietti、Flaxの5つの畑を所有し、ほかにもいくつかの生産者からブドウの供給を受けています。立ち上げから10年近く、他のワイナリに間借りしてワインを作っていましたが、2006年にはCoopersmithのサイトに自身のワイナリを作りました。テイスティング・ルームも構えてゲストが訪問できるようになりました。
現在は上記の5つの畑の単一畑のピノ・ノワールのほか、Olivet Laneのピノ・ノワール、Russian River ValleyおよびSonoma Coastのピノ・ノワールを作っています。多くのワインがWine Spectator誌などで90点以上の高評価を得ています。
このほかシャルドネとソヴィニョン・ブランもあります。ソヴィニョン・ブランはMatanzas Creek以来、得意な品種の1つであり、2009年には2007年のソヴィニョン・ブランがWine Spectator誌のWine of the Yearで9位(レイティングは96)に入っています。カリフォルニアでもトップクラスのソヴィニョン・ブランの1つです。