Chalk Hill(チョーク・ヒル)はChalk Hill AVAの代表的なワイナリです。Chalk Hill AVAはRussian River Valleyの一部ですが、その中では比較的温暖な地域であり、ボルドー品種の栽培にも向いています。Chalkという名が示すように、火山性の灰によって白い土壌が特徴的な地域です。
ワイナリを創設したのはFred Furthという人。飛行機を操縦していてこの地域を見つけたそうです。1972年に土地を購入し、1974年にブドウを植え始めました。以来100%エステートのワイナリとして続いています。
2010年にFredは、カリフォルニアに多くのワイナリを保有するWilliam Foleyに売却。私邸も売って引退しました。William Foleyはここに移住し、本拠地としています。
ワインの中で代表的なのはシャルドネ。1996年には1994年のシャルドネがWine Spectator誌の年間3位に、1998年には1996年のシャルドネが同じく白ワインの9位に選ばれています。
ソヴィニョン・ブランも評価が高く、近年はボルドー系の赤ワインにも力を入れています。
ワイナリは専属のシェフがおり、予約すればランチを楽しむこともできます。畑を見下ろす景色はよく、庭もきれいで、200人程度のイベントが開ける建物もあります。ソノマの北部では観光に力を入れているワイナリの1つと言えます。