Sbragia(スブラジア) Familyは、長年ナパのBeringer(ベリンジャー)でワインメーカーを務めたEd Sbragiaが作ったワイナリです。
Beringerは19世紀から続く、歴史あるワイナリですが、1970年代前半までは品質面では見るべきものはありませんでした。それを一躍トップワイナリの1つにまで引き上げたのがEd Sbragiaです。1976年から2007年まで32年間Beringerで働き、1986年のPrivate Reserveカベルネ・ソヴィニョン、1994年のPrivate Reserveシャルドネと2回もWine Spectator誌のWine of the Yearに輝くワインを作りました。Private Reserveカベルネ・ソヴィニョンとPrivate Reserveシャルドネはナパを代表するワインの1つとなっています。
ソノマのDry Creek ValleyでSbragia Family Vineyardsを始めたのは2001年。ただ、Edは元々Dry Creek Valleyの生まれであり、Beringer勤務時にもHealdsburgに住んでいました。家族も近隣に畑を持っていました。バックグラウンドは十分にあったわけです。
ワイナリを始めてからも最初の7年はBeringerとの掛け持ちでワインを作りました。当初はBeringerをやめるつもりだったのが、遺留され、Beringerでワインを作ることも認めてもらったそうです。
2008年からはいよいよ、こちらに専念するようになりました。ワインは高く評価されており、Wine Spectator誌では2012年のシャルドネのベスト・プロデューサー30に選んでいます。Wine Advocate誌でも2007年のカベルネ・ソヴィニョンWall Vineyardが96点を取っています。
ワインは、シャルドネ、カベルネ・ソヴィニョンのほか、ソヴィニョン・ブラン、メルロー、ジンファンデル。いずれもソノマやナパの畑から単一畑のワインとして作っています。