La Follette(ラ・フォレ)は、実力派ワインメーカーGreg La Folletteのワイナリです。同氏が2001年に創設したTandem(タンデム)に2009年、QuiviraのオーナーであるPete Kight氏が出資して名称をLa Folletteに変更しました。
Greg La Folletteは大学で植物学などを学んだ後、UC Davisで食物科学の修士号を取り、1991年にナパのBeaulieu(BV)でワイン作りを学びました。Kendall-Jacksonで働いた後、1996年に新進のワイナリFlowersでワインメーカーに就任しました。
2001年にTandemを興し、その後もいくつかのワイナリでワインメーカーを勤めながら、自身のワイナリに力を入れています。
La FolletteではMendocino Ridge、Russian River Valley、Sonoma Coast、Sonoma Mountainの冷涼な畑と契約して単一畑のシャルドネおよびピノ・ノワールを作っています。またわずかながらピノ・ムニエとピノ・ノワールのデザートワインもあります。
Gregのワイン作りはテロワールを表現すべく、自然な形で手間をかけて行います。天然酵母だけを使い、シャルドネはフレンチオークの樽で発酵、ピノ・ノワールは上が空いた槽で発酵を開始し、フレンチオークの樽に移して発酵を終えます。マロラクティック発酵にも天然酵母を使います。
手間をかけつつも、価格は良心的。評論家も高く評価しています。今後注目が高まる可能性が高いワイナリでしょう。
テイスティング・ルームはSebastopolにあるThe Barrow内にあります。予約をすれば、ワインメーカーから直々に話を聞きながら試飲するプログラムも可能です。