Kanzler Vineyards: 21世紀のロキオリ？ ソノマ・コーストの大人気畑

Kanzler Vineyards（カンツラー）はソノマ・コーストの人気畑。Kosta BrowneのKanzler Vineyardピノ・ノワール2003がWine Spectator誌で96点と評されたのがきっかけで、Kosta Browneが時代の寵児となり、それに合わせてKanzler Vineyardの人気も高まりました。かつてWilliams-SelyemがRochioliのブドウでRussian River Valley名を上げたように、Kosta BrowneとKanzlerはSonoma Coastの名を上げるのに大きな貢献をしています。

Stephen（Steve） KanzlerとLynda Kanzlerの夫妻がワシントン州からカリフォルニアに越してきたのが1992年。翌1993年にSebastopolに土地を買い、リンゴ畑だったところを1996年にピノ・ノワールに植え替えました。

ブドウは当初Landmark、次いでGary FarrellやFlowersに売るようになり、2002年からKosta Browneへの供給を始めました。Kosta BrowneのKanzlerは2003年の96点の後、2004年は98点、2005年は97点と、極めて高い評価を続けて得ており、畑も銘醸畑と目されるようになりました。

2004年からはKanzler Vineyards名義のワインも作り始めました。

最初のワインメーカーはGreg Stach。Steveが当初Landmarkでワイン作りの修行として働いていたときに知り合い、2001年に畑に残ったブドウで半樽だけワインを作ったのがきっかけとなりました。2004年からは収量の1割を自社用に割り当てています。

最初の年のワインがいきなりWine Spectator誌で93点を取り、2007年のワインで96点を得て、ワイナリとしても注目されるようになりました。

現在では夫妻の息子のAlexがワインメーカーとしてワイン作りを担っています。Greg StachはLandmarkのワインメーカーになっています。

ワインは普通のピノ・ノワールとリザーブの2種だけ。いずれも100％自社畑です。Kosta Browneのトレードマークとも言えるフルボディのピノ・ノワールですが、普通のピノ・ノワールの方は、より繊細さが感じられます。

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http://www.kanzler.com

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@kanzlervineyard

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