Jarvis(ジャーヴィス)は、ナパバレー随一,もしかしたら世界でも一番かもしれないゴージャスなワイナリです。ワインの貯蔵をケーブで行うところはいくつもありますが、ここはワイナリ全体が4万5000スクエアフィート(約4200平米)のケーブの中にあります。ダンスホール(オーナはダンススクールも経営している)や巨大水晶が置かれた部屋などもすべてケーブ、トイレの床は大理石と、とにかく豪華です。
設立は1980年代と比較的新しいワイナリですが、カベルネ・ソヴィニョンを中心としたワインもハイレベルです。生産量がさほど多くないのでワイナリ以外で見かけることはあまりありません。
場所はナパバレーの南東のはずれになります。サンフランシスコ方面から来た場合,Highway29をTrancas St.で右折(左折するとRedwood Rd.になるところ),Silverado Trailとの分岐を越え,そのまま道なりにいくとMonticelloという道に入ります。3マイルほど山道を上がったところにワイナリがあります。ナパバレー北方からはSilverado Trailをつき当たりまで南下し,左折し,約3マイル先の左側。ワイナリは通常は門が閉ざされているので,インタフォンで予約の旨を伝えると門が開くようになっています。
ツアーとテイスティングは一体になっていて予約しないと入れません。なお、ワイナリの中は撮影禁止になっています。
また,子供連れも禁止されています。ケーブでワイナリ中の空気のアルコール度数が高いためだそうです。外の野原が広いので遊ぶのに不自由はしませんが,気をつけましょう。
ツアーは一回15人程度。1日2、3回のツアーがあるようです。人気が高いので早めの予約をしましょう。
ワイナリは○と+を組み合わせたような形のトンネルになっています。中には湿度を保つために滝と小川が流れていたりなど,とにかくすごい。「ナパバレー最大」という女性トイレには刻々と色が変わる光ファイバーのシャンデリアが付いていたりします。
ワイナリの見学が終わると,テイスティング・ルームでテイスティングです。筆者のときはシャルドネとカベルネ・ソヴィニョンの一つずつでクラッカーやチーズも配られました。
ここは標高が高く,土地がやせているため,ブドウの粒が小さく,収穫時期も遅い。カベルネ・ソヴィニョンの収穫が終わるのは11月中ごろということもあります。