Matanzas Creek(マタンザス・クリーク)は1977年に、Sonoma Valleyの北西部にあるBennett Valleyに設立されたワイナリです。Bennett Valleyの先駆者であり、2003年にBennett ValleyがAVAに認定されるのにも大きく貢献しました。
Bennett ValleyはSonoma、Taylor、Bennettという3つの山に囲まれた比較的狭い地域であり、太平洋からPetaluma Gapと呼ばれる峡谷を通じて涼しい風が流れ込んできます。
ここはカリフォルニアでは数少ないメルローを得意とするワイナリです。その実力はロバート・パーカーが「カリフォルニアでMatanzas Creekのようなメルローができるのなら,だれがシャトー・ペトリュスを必要とするのだろうか」と書いたほどです。
1990年代はメルロー人気もあり、人気が高いワイナリの1つでしたが、2000年代前半はやや停滞してしまいました。2000年代末からはまた評価も上がってきています。
ここのワインと並ぶ名物が庭園です。正確に言うとただの庭園というよりラベンダー畑といった方がいいでしょう。上の写真で丸く刈り込まれているのがラベンダーである。ラベンダーの花は6月ころに満開になり8月ころまで楽しめます。ワイナリでもさまざまなラベンダーグッズを売っています。ナパ,ソノマにきれいな庭を持つワイナリは数多いが,ここはその中でもユニークさで際立っています。