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Date: 2010/0729 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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カリフォルニアの2007年はどこもよかったようですが,特にセントラル・コーストに関してははずれがないという噂。かのロバート・パーカーも2007のセントラル・コーストは2000年代のベストと言っています。

そのパーカーが「Brewer-Clifton’s 2007 Pinots represent another top-notch vintage for this estate. All of the wines are very young and primary, but are bursting with potential.」と言っているBrewer-Cliftonの2007年が柳屋に入ってきています。値段も高くないです。これは「買い」だと思います。特にパーカーが96点つけたMt.Carmelのシャルドネとか95点のMt.Carmelのピノとか。

Date: 2010/0722 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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ウメムラでキスラーのシャルドネ レ・ノワゼッティエール 2007が税抜き6990円で出ています。米国では50ドル台でも売られていることがあるワインですが,日米価格差の大きいキスラーの国内価格でこれは,かなり安いと思います。レ・ノワゼッティエールは樹齢の若い樹のブドウで作ったものだったと思います。高くてもすぐ売り切れるキスラーなのでお早めに。

2007年のLes Noisetiersの情報が少し分かりました。若い樹ということではなく,さまざまな畑のブレンドだそうです。醸造については他のKistlerシャルドネと同様,ホール・クラスタで100%マロラクティック発酵,半分が新樽,フィルターや精製なしでボトル詰めとのことです。米国ではこれが唯一小売店向けに出しているものになります。



それにしてもKistlerのサイトは情報量が少ないなあ…
Date: 2010/0722 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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柳屋のサマーセールでいくつかワインが追加されています。びっくりしたのはその先頭にOutpostのCabernet Sauvignon True Vineyard 2006があったこと。日本でのOutpost販売はおそらく初。

Outpostは近年,Zinfandelのトッププロデューサーの一つとして急激に人気が高まったワイナリ。ワインメーカーのThomas BrownはSchraderのワインメーカーでもあります。Wine Advocate誌の評価ではZinfandel以上にCabernet Sauvignonが高く,今回のものが94点,同じワインの2007年には98点が付いています。

「20年はもつ」とパーカーがいうこのワイン,カベルネ好きであれば押さえておいた方がいいかもしれません。

Date: 2010/0721 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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セントラル・コーストのさらにそのほぼ中央にあたるArroyo Grande Valleyの人気ワイナリTally。高評価でリーズナブルな価格のピノやシャルドネなどを作っていますが,その廉価版のBishop's Peakのワインがかわばた酒店で安く出ています。ピノが1980円,シャルドネが1500円(いずれも税抜き)。米国でもピノが15~20ドル,シャルドネが12ドル前後といったところが主流なので,それとあまり変わらない安さ。Tallyの家族の畑や周囲から購入したブドウで作っています。



かわばた酒店ではこのほかAu Bon ClimatのSanford & Benedict Historic Vineyardのピノもほぼ現地価格。Au Bon ClimatというとブレンドもののIsabelleやKnox Alexanderが有名ですが,価格的にはこちらの方が上。歴史的に見てもSanford & Benedictの畑はSanta Barbaraを切り開いてきた重要な畑です。


Date: 2010/0715 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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Santa Barbara WineryのZinfandel Essenceといえば,カリフォルニアのデザートワインの中でも日本での人気がトップクラスのワインでした。わずか6ヴィンテージしか作られず,樹の寿命によって2003年が最後になってしまったのですが,輸入元変更で倉庫からわずかに発掘されたものが柳屋に出ています。珍しい赤のデザートワイン。おすすめです。

Date: 2010/0714 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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ワイナリ価格で40ドルするCalera Ryanの2007年が税込みで3980円という破格の値段で出ています。最近は新作のde Villiersの話題が中心になり,Ryanは忘れられがちになってますが,それでも3000円台というのは安いです。2007年はセントラルコーストのピノの当たり年でもあり,お買い得度はかなり高いと思います。

Date: 2010/0709 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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takuyaさんのilovecalwineがカリフォルニアのPinot Noir生産者の中でも人気が高いRoarの輸入を始めたというのは以前紹介しましたが,カリフォルニアワインあらかるとで発売されています。このブログでもなんども取り上げているこのワイナリ,Santa Lucia HighlandsではPisoniの畑を擁するPisoni(Lucia)と双璧であり,これも人気のGarys' Rosella'sの二つの畑を持っているGary Franscioni氏が所有しています。現在のワインメーカーはEd Kurtzman氏。Ed氏についてもなんども取り上げていますが,同じくilovecalwineが輸入しているAugust Westのワインメーカーでもあります(ちなみにGary Franscioni氏はAugust Westにも出資しており親密さが伺えます)。

今回の発売はRoarの中では一番普及ラインのSanta Lucia HighlandsというAVAもの。全5ケース(60本)の輸入の中で18本ですから,この先の追加はほとんど期待できません。もちろんワイナリでも売り切れてます。気になる人はお早めに。

ところでSanta Lucia Highlandsは「サンタルチアハイランズ」ではなく「サンタルシアハイランズ」と発音するそうです。

Date: 2010/0709 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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カレラの新しい畑de VILLIERS(ド・ヴィリエ)のデビュー・ビンテージ2007が再入荷しています。入手難なワインなので気になる方はお早めに。

カレラの単一畑はこれで六つめですが,五つめのRyanと比べると,①畑の場所が最初の四つに近い,②Ryanよりもぶどうの樹を植えたのは早く(1997年),タニックだというのがリリースを遅らせた理由らしい,③生産量が少ない,④デビューの2007年はカリフォルニアの良年で,はずれが少ない,⑤単一畑の中で今のところ最安,と「買い」の要素がいろいろあります。そのせいかこれまでも入荷するごとにすぐ売り切れというのが各ショップの状況。

Date: 2010/0706 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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Sierra FoothillsにあるワイナリPerry Creekの人気ジンファンデルZinmanが残念ながらインポーター終売ということでセールになっています。ワイナリ価格14ドルのところが1480円。この価格帯のものはどうしても送料の比率が高くなることから日米価格差はついてしまうのですが,これはほぼ投げ売り価格といっていいでしょう。お早めにどうぞ。このワイン,Wine Spectator誌が2010年に15 Best-Value Zinfandelsの一つに選んでおり,品質は悪くないだろうと思います。

Date: 2010/0706 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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柳屋にNovyのナパ・シラーが2980円で出ています。Novyはピノノワールのスペシャリストとして知られているSiduriのAdam Leeの別ブランドでSyrahを中心にChardonnay,Zinfandel,Grenacheといったワインを作っています。Siduriと同様,コストパフォーマンスの高さが売り。今回のNapa Valley Syrahは米国では20ドル程度とさらに安いですがWine Advocate誌で91点など高く評価されています。Robert Parkerのコメントは

The 2007 Syrah is a textbook effort revealing notes of pepper, forest floor, black olives, earth, and copious black fruits. It is a fleshy, round, dense wine with gorgeous purity as well as a long, heady finish.


夏のバーベキューなどにもぴったり合いそうなワインです。

Date: 2010/0703 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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カリフォルニアでピノ・ノワールを作っている有名なワイナリといと,かつてはKistler,Marcassin,Rochioliといったあたりが米国では評価が高く,入手も困難でした。それらに対して,2000年代に入ってピノ・ノワールを専門で作る新世代のワイナリが続々登場してきましたが,その代表格がKosta Browne。Wine Spectator誌で高く評価されてたちまち入手難になりました。一時期は単一畑ものだと300ドル以上,Russian River Valley,Sonoma CoastなどAVAものでも150ドルとかしましたが,ずいぶん落ち着いてきました。

今回柳屋ではAVAものが税抜きで8000円台。米国でも80ドル台や90ドル台ですから,なかなか安いです。Amber Ridgeの単一畑は13800円。