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Date: 2012/0531 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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先日、Twitter上で「若い人がワインをもっと飲むようになるにはどうすれば良いかを……ずっと考えてる。」というつぶやきに対して「飲み切りサイズのものが、もっと必要だと思います」と答えたことがありました。

ワインって若い人にとってはしきいが高いお酒だと思います。ビールやハイボールなどと比べて値段が高いという難点もありますが、ボトルのサイズが大きい、開けたらその日のうちに飲みきってしまわないといけない(実際はそんなことはないのですが、そう思い込んでいる人は多い)というのも結構大きな理由だと思っています。

そんな思いに応えてくれるかのようにPisoniのワイナリLuciaが作るロゼワインLucyに187ml(1/4ボトル)のミニボトルが登場しました。

このLucy、ピノ・ノワール100%のロゼ。同じようなピノ・ノワール100%のロゼではCaleraのVin GrisがWine Advocate誌で2009年が91点、2010年が90点と高く評価されていますが、個人的にはLucyの方がおいしいと思っています。それもそのはず、PisoniやGarys'などのSanta Lucia Highlandsの自社畑のブドウを使っているのです。

ミニボトルの値段は800円前後。フルボトルが3200円くらいですから、値段も1/4。サイズが小さくても割高感がないのもいいですね。まずはだまされたと思ってでも、飲んでみることをお薦めします。



Date: 2012/0526 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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今週もまとめて簡単にお届けします。

カリフォルニアワインあらかるとでは、めったにないメリー・エドワーズのセール。ファンが多いワインです。ソヴィニョン・ブランも有名。



女性つながりで、同じソノマのフリーマンは新ヴィンテージが登場しています。August WestやRoarのワインメーカーとして米国ではマニア人気の高いEd Kurtzmanが作るワイン。Akiko's Cuveeは作った樽の中から、共同経営者のアキコさんがいいものを選んだもの。エレガントさと、芳醇さを兼ね備えたワインです。



もう1つ女性つながりでウメムラではMayaの1999年がセール。…と思ったら、もう売り切れてました。では、ということで、Mayaの1992年を紹介しておきます。Wine Advocate誌で100点取った伝説のワイン。ワインメーカーだったハイジ・バレットの名前を一躍上げたワインでもあります。8万円台はもちろん安くないですが、同時期のボルドーの100点ワイン(例えばマルゴーの1990年)だったら10万円以上が当たり前ですから、それと比べたらずいぶんお買い得に見えます。



ちなみにデビューの1998年から2005年まで、2003年を除いた16ヴィンテージのセットもあります(2004年もありませんが、この年は作られていません)。

Date: 2012/0521 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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カリフォルニアワインあらかるとでラベル損傷などの「訳あり」品のセールをやっています。

頭の3つは要注目。ホールのカベルネ、カレラのデザートワイン、ABCのニュイ・ブランシェです。

ホールはナパで近年伸び盛りのワイナリ。先日、Wine Advocate誌で95点を取った2008年のカベルネを飲みましたが、確かに非常にできのいいカベルネでした。ここでは同じワインの2009年(WAでは94+ このワインはWAでは88点でした。WAではHallのCabernet Sauvignonとして同じ名前で2本の掲載があり、取り違えていました。ショップのサイトに書いてあったのを鵜呑みにしてしまいましたが、私も確認が不十分でした。すみません)。通常価格の5000円でもコスト・パフォーマンスが高いのに、なんと3150円(税抜き)です。米国では40~46ドルするワインがですよ。

カレラからはヴィオニエのデザートワイン。これはレアモノ。生産量は360ケース。カレラに強い日本でもあまりみないワインです。米国でも25ドル前後するのが1715円という安さ。

Au Bon ClimatはシャルドネのNuit-Blanches Questが2520円。先日、某ワインショップの人とも話をしていたのですが、最近の日本におけるABCの安さは、不思議なほど。中でもこれは安いです。

この3つだけでも買って損はないでしょう。後のもデイリーにはいいと思います。

Date: 2012/0519 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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ちょっとブログ書くのをさぼっていたので安いのから高いのまで3本まとめて紹介します。

最初はFoxglove by Varnerのシャルドネ。同じワイナリの単一畑もの「Neely」がWine Advocate誌で98点を取って注目されましたが、廉価版のFoxgloveもとてもコスト・パフォーマンスの高いワインです。樽不使用、マロラクティック発酵なしなので、従来のカリフォルニアのシャルドネのイメージとは対極的なワイン。2000円台前半の味ではありません。



2本目はスター・レーンのカベルネ。サンタ・バーバラのサンタ・イネズ・バレーというとピノ・ノワールで有名なところですが、ここはその中でも海から遠く温暖なところ。このカベルネは5000円前後の中ではベストの1つ。2006年なので熟成もちょうどいいところでしょう。買って後悔しないワインです。



最後はハーラン・エステート。これは値段がどうのというよりも、毎年この時期に入荷して、すぐに売り切れてしまうもの。興味があるなら早めに動くべし。8万8000円は楽天で最安です。

Date: 2012/0512 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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W. H. Smithというと2003年のMaritime VineyardがWine Spectator誌で97点を取って、一躍有名になったワイナリでした。カリフォルニアワインあらかるとで、そこの2009年のHellenthal Vineyardが4980円、2008年のSonoma Coastが3490円という信じられない値段で出ています。

日本では、毎年ごく少量しか出回らないブランドなので、これまで安くなることはほとんどなかったのですがどういうことなのでしょう。

同ショップのメルマガによると、
円高差益還元を素早く反映させる輸入元さんの努力に、弊店納入分のスケールメリットが生かされたことも要因の一つですが、それらに加え、もう一点。
過日、日本人ファンによるWHスミスへのワイナリーツアーが組まれました。これに、大変気を良くしたオーナーのビルとジョアンさんご夫妻が、太っ腹な決済をしてくれ、それが決定打ともなっております。

とのこと。いわば特別価格ですから、今回限りと考えておくべきでしょう。

なお、このワイン、Wine Spectatorでの評価は芳しくないです。Sonoma Coastが87点、Hellenthalは84点。Cellar Trackerなどでの評価は悪くないので、WSの点が悪い=ダメなワインということではないですが、念のため。

Date: 2012/0510 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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イーデンと聞くとE電を思い出すみなさん、こんばんは。

Mount Edenというワイナリ。イーデンと発音するのが正しいようですが、国内だとエデンとすることが多いようです。ま、発音は置いておいて、このワイナリがあるSanta Cruz Mountains、シリコンバレーからほど近い地域ですが、実は素晴らしいシャルドネが作られるところでもあります。特に、ピュアな果実味と高い酸が特徴のような気がします。

古くから有名なところだとRidge。ここのMonte Belloの畑のシャルドネは、大部分がSanta Cruz Mountains、一部がポジティブ・セレクションでMonte Belloの畑名が付きます。どちらも素晴らしいワイン。

近年赤丸上昇中なのがNeely。単一畑のものはWine Advocate誌で最高98点がついています。セカンド的位置付けで樽を使わないFoxgloveも美味です。

そしてMount Eden。ここは禁酒法後のカリフォルニアワイン低迷期にMartin Rayが設立して高品質のワイン造りをした由緒あるワイナリですが、特に近年のシャルドネは高評価を受けています。

で、やっと本題に入りますが、Wine Advocate、Wine Spectator両誌で95点と高く評価されたここの2008年のシャルドネがそろそろ輸入元終売だそうです。カリフォルニアワインあらかるとによると在庫限りだとか。

実はまさにこのワイン、今週飲んだところでした。噂負けしない、おいしいシャルドネでした。個人的にもお薦めです。

Date: 2012/0509 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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カリフォルニアワインあらかるとでMartinelliのZio Tony Ranch Chardonnay 2008が出ています。Wine Advocate誌で95点、Wine Spectator誌で94点という高得点ながら価格は米国並みの5000円台という安さです。

Zio Tony RanchはMartinelliが持っている畑の一つで、MartinelliのほかPatz & HallやMarcassinもワインを作っています。もちろんMarcassin版だと100ドルをはるかに超える価格ですが、MarcassinもMartinelliもワインメーカーはHelen Turley。個人的にはMartinelliのピノとシャルドネはあまり好みではないのですが、それでもこの価格だと惹かれますね。濃い系が好きな人であればお薦めです。多分明日までは残っていないのでお早めに。

Date: 2012/0503 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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GWだからというわけでもないのですが、このところあまりワインを買っていなかったので、ちょっと物色(主に安いもの)していたところ、やっぱりピノだと今一番お買い得はカレラのセントラルコーストではないかと。2010年のものが2000円台前半ですから(ワイナリ価格は24ドルです)。

2010年のカレラ・セントラルコースト・ピノ・ノワールはワイナリ35周年のもので、Wine Spectatorでは93点という過去最高の得点。かつてのセントラルコーストが「安かろう、…」というイメージであったのに対し、ここ数年は裏切られることがない、安心銘柄になっています。

前にも紹介していますが、やはりこれは買っとけワインということで、再度取り上げさせていただきました。

Date: 2012/0501 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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「まさかの」なんてタイトルはあまり立てないのですが、昨日に続いて、かなり安いものがあったので紹介します。

とはいえ、今回は「キャップの不良」ということでちゃんと安い理由はあります。スクリューキャップが、ちょっと固すぎるということで、通常の価格より2割程度安く売ることになりました。

ものはヘンドリーのHRW カベルネ・ソヴィニョン。ヘンドリーそのものが、コストパフォーマンスの高いワインで知られている上、さらに安くなるのですから、3000円以下でクオリティの高いカベルネ・ソヴィニョンを飲みたいなら、お薦めです。



セールの性質上、現品限りなのでお早めに。