インポーター「ミライズ」と「モカルト」の試飲会に参加してきました。どちらもとても小さなインポーターですが、非常に高品質のワインを輸入しています。
ミライズについては、以前インタビューを掲載しています。
ワインとの“出会い”を大事に――ミライズ 清家純社長
また、主力のポートフォリオの最近の試飲はこちら。
ポートフォリオの新ヴィンテージ2013を試飲
モカルトで扱っているワインの一部はこちらの記事で紹介しています。
ワイン会でオーパス・ワン2012など
今回の一番の目的はミライズが新たに輸入を始めた「Lutum(ルタム)」のワインを試飲すること。
ここのワインメーカーGavin Chanin(ギャビン・チャナン)はまだ30歳くらいという若手のワインメーカーですが、このルタム以外にチャナンという自身の名前の付いたワイナリーも持っている才人。SFクロニクルの注目のワインメーカーにも選ばれています。
SFクロニクルが選ぶ注目のワインメーカー2012年版
弱冠26歳にして2つ目のワイナリを手に入れるGavin Chaninとはどういう男か
ナパ、ソノマ以外のカリフォルニア・トップ・ワイナリー10選
ルタムは彼が、ソノマのDurell(デュレル)やGap's Crown(ギャップス・クラウン)といった畑のオーナーであり、最近ではソノマのThree Sticks(スリー・スティックス)のオーナーやキスラーへの出資などでも知られるビル・プライスと作ったワイナリー。ソノマとサンタ・バーバラの銘醸畑から小規模生産で高品質なシャルドネとピノ・ノワールを造ることを目的としています。ミライズではサンタ・バーバラのサンフォード&ベネディクト、ソノマのギャップス・クラウンの畑のものを輸入しています。また、ギャビン・チャナンはアルコール度が低く、バランスの良いワインを造ることを信条としています。
シャルドネから試飲しました。サンフォードはレモンなど柑橘の風味に豊富なミネラル感があります。ギャップス・クラウンも柑橘系の風味に加え、スパイシーさも感じます。どちらも果実味を強く感じるというよりも複雑さをもったワイン。4、5年熟成させて飲んでみたい味わいです。
ピノ・ノワールはシャルドネ以上に畑の個性を強く感じました。サンフォード&ベネディクトは透明感のあるきれいなピノ・ノワール。酸が豊かで、赤系の果実味もきわめてスムーズ。花の香りも印象的でした。
一方、ギャップス・クラウンはソノマ・コーストのピノ・ノワールの力強さの部分を感じるワイン。赤系の果実に加え、ブラックベリーなど青系の果実味も感じます。ボディーに厚みがありますが、酸とのバランスがよく味わいを引き締めています。
サンタ・バーバラでは近年ひところとくらべると新しいワイナリーの話をあまり聞かない気がしますが、その中で注目のワイナリーの一つとなりそうです。また、ソノマ・コーストはまさに群雄割拠という感じで、同じオーナーのスリー・スティックスやモンダヴィ系のレイン(Raen)などと並んで次代のホープとなってきそうな感じがします。
他のワインについても簡単に。
トカド(Toquade)のソーヴィニヨン・ブランの新ヴィンテージは相変わらず香りが素晴らしい。青りんごや梨の風味。例年よりややクリスプか。名前は知られていませんが、すごくいいソーヴィニヨン・ブランだと思います。
ポートフォリオは凝縮感がありながら上品さを失わないところがいつもながら素晴らしいワイン。
一方、モカルトの輸入するセントヘレナとメランソンは、セントヘレナがナパらしいカベルネ・ソーヴィニヨンらしいど直球な味わい。一方メランソンはパワフルでタニックな山カベの良さを持っており、ポートフォリオと三様の良さがありました。
ミライズについては、以前インタビューを掲載しています。
ワインとの“出会い”を大事に――ミライズ 清家純社長
また、主力のポートフォリオの最近の試飲はこちら。
ポートフォリオの新ヴィンテージ2013を試飲
モカルトで扱っているワインの一部はこちらの記事で紹介しています。
ワイン会でオーパス・ワン2012など
今回の一番の目的はミライズが新たに輸入を始めた「Lutum(ルタム)」のワインを試飲すること。
ここのワインメーカーGavin Chanin(ギャビン・チャナン)はまだ30歳くらいという若手のワインメーカーですが、このルタム以外にチャナンという自身の名前の付いたワイナリーも持っている才人。SFクロニクルの注目のワインメーカーにも選ばれています。
SFクロニクルが選ぶ注目のワインメーカー2012年版
弱冠26歳にして2つ目のワイナリを手に入れるGavin Chaninとはどういう男か
ナパ、ソノマ以外のカリフォルニア・トップ・ワイナリー10選
ルタムは彼が、ソノマのDurell(デュレル)やGap's Crown(ギャップス・クラウン)といった畑のオーナーであり、最近ではソノマのThree Sticks(スリー・スティックス)のオーナーやキスラーへの出資などでも知られるビル・プライスと作ったワイナリー。ソノマとサンタ・バーバラの銘醸畑から小規模生産で高品質なシャルドネとピノ・ノワールを造ることを目的としています。ミライズではサンタ・バーバラのサンフォード&ベネディクト、ソノマのギャップス・クラウンの畑のものを輸入しています。また、ギャビン・チャナンはアルコール度が低く、バランスの良いワインを造ることを信条としています。
シャルドネから試飲しました。サンフォードはレモンなど柑橘の風味に豊富なミネラル感があります。ギャップス・クラウンも柑橘系の風味に加え、スパイシーさも感じます。どちらも果実味を強く感じるというよりも複雑さをもったワイン。4、5年熟成させて飲んでみたい味わいです。
ピノ・ノワールはシャルドネ以上に畑の個性を強く感じました。サンフォード&ベネディクトは透明感のあるきれいなピノ・ノワール。酸が豊かで、赤系の果実味もきわめてスムーズ。花の香りも印象的でした。
一方、ギャップス・クラウンはソノマ・コーストのピノ・ノワールの力強さの部分を感じるワイン。赤系の果実に加え、ブラックベリーなど青系の果実味も感じます。ボディーに厚みがありますが、酸とのバランスがよく味わいを引き締めています。
サンタ・バーバラでは近年ひところとくらべると新しいワイナリーの話をあまり聞かない気がしますが、その中で注目のワイナリーの一つとなりそうです。また、ソノマ・コーストはまさに群雄割拠という感じで、同じオーナーのスリー・スティックスやモンダヴィ系のレイン(Raen)などと並んで次代のホープとなってきそうな感じがします。
他のワインについても簡単に。
トカド(Toquade)のソーヴィニヨン・ブランの新ヴィンテージは相変わらず香りが素晴らしい。青りんごや梨の風味。例年よりややクリスプか。名前は知られていませんが、すごくいいソーヴィニヨン・ブランだと思います。
ポートフォリオは凝縮感がありながら上品さを失わないところがいつもながら素晴らしいワイン。
一方、モカルトの輸入するセントヘレナとメランソンは、セントヘレナがナパらしいカベルネ・ソーヴィニヨンらしいど直球な味わい。一方メランソンはパワフルでタニックな山カベの良さを持っており、ポートフォリオと三様の良さがありました。
ポートフォリオ カベルネ・ソーヴィニヨン "リミテッド・エディション" ナパ・ヴァレー [2013] (正規品) Portfolio Limited Edition |