現在、最大の被害をもたらしているのはカー・ファイアー。サクラメントの北240kmのシャスタ郡、トリニティ郡の火災でこれまでに6人が亡くなっています。95368エーカーが燃え、まだ包囲率は17%しかありません。犠牲者の中には2人の子供とその祖父母が含まれています。
また、ヨセミテ国立公園近くではファーガソン・ファイアーが猛威を振るっています。54481エーカーが燃え、包囲率は30%。二人目の消防士の死亡が伝えられています。
例年山火事というと、秋の風物詩というイメージがありましたが、まだそれほど樹木が乾ききっていない今頃から、これほど大きな火事が続くのは珍しいような気がします。
今年の秋が心配になります。
ミライズについては、以前インタビューを掲載しています。
ワインとの“出会い”を大事に――ミライズ 清家純社長
また、主力のポートフォリオの最近の試飲はこちら。
ポートフォリオの新ヴィンテージ2013を試飲
モカルトで扱っているワインの一部はこちらの記事で紹介しています。
ワイン会でオーパス・ワン2012など
今回の一番の目的はミライズが新たに輸入を始めた「Lutum(ルタム)」のワインを試飲すること。
ここのワインメーカーGavin Chanin(ギャビン・チャナン)はまだ30歳くらいという若手のワインメーカーですが、このルタム以外にチャナンという自身の名前の付いたワイナリーも持っている才人。SFクロニクルの注目のワインメーカーにも選ばれています。
SFクロニクルが選ぶ注目のワインメーカー2012年版
弱冠26歳にして2つ目のワイナリを手に入れるGavin Chaninとはどういう男か
ナパ、ソノマ以外のカリフォルニア・トップ・ワイナリー10選
ルタムは彼が、ソノマのDurell(デュレル)やGap's Crown(ギャップス・クラウン)といった畑のオーナーであり、最近ではソノマのThree Sticks(スリー・スティックス)のオーナーやキスラーへの出資などでも知られるビル・プライスと作ったワイナリー。ソノマとサンタ・バーバラの銘醸畑から小規模生産で高品質なシャルドネとピノ・ノワールを造ることを目的としています。ミライズではサンタ・バーバラのサンフォード&ベネディクト、ソノマのギャップス・クラウンの畑のものを輸入しています。また、ギャビン・チャナンはアルコール度が低く、バランスの良いワインを造ることを信条としています。
シャルドネから試飲しました。サンフォードはレモンなど柑橘の風味に豊富なミネラル感があります。ギャップス・クラウンも柑橘系の風味に加え、スパイシーさも感じます。どちらも果実味を強く感じるというよりも複雑さをもったワイン。4、5年熟成させて飲んでみたい味わいです。
ピノ・ノワールはシャルドネ以上に畑の個性を強く感じました。サンフォード&ベネディクトは透明感のあるきれいなピノ・ノワール。酸が豊かで、赤系の果実味もきわめてスムーズ。花の香りも印象的でした。
一方、ギャップス・クラウンはソノマ・コーストのピノ・ノワールの力強さの部分を感じるワイン。赤系の果実に加え、ブラックベリーなど青系の果実味も感じます。ボディーに厚みがありますが、酸とのバランスがよく味わいを引き締めています。
サンタ・バーバラでは近年ひところとくらべると新しいワイナリーの話をあまり聞かない気がしますが、その中で注目のワイナリーの一つとなりそうです。また、ソノマ・コーストはまさに群雄割拠という感じで、同じオーナーのスリー・スティックスやモンダヴィ系のレイン(Raen)などと並んで次代のホープとなってきそうな感じがします。
他のワインについても簡単に。
トカド(Toquade)のソーヴィニヨン・ブランの新ヴィンテージは相変わらず香りが素晴らしい。青りんごや梨の風味。例年よりややクリスプか。名前は知られていませんが、すごくいいソーヴィニヨン・ブランだと思います。
ポートフォリオは凝縮感がありながら上品さを失わないところがいつもながら素晴らしいワイン。
一方、モカルトの輸入するセントヘレナとメランソンは、セントヘレナがナパらしいカベルネ・ソーヴィニヨンらしいど直球な味わい。一方メランソンはパワフルでタニックな山カベの良さを持っており、ポートフォリオと三様の良さがありました。
ポートフォリオ カベルネ・ソーヴィニヨン "リミテッド・エディション" ナパ・ヴァレー [2013] (正規品) Portfolio Limited Edition |
まず一番節約したいのが宿泊費。普通に泊まったら1泊200ドル以上が当たり前です(なお、米国はB&Bとかでなければ基本的に素泊まりの部屋代です)。ナパではヨントヴィルあたりがレストランやホテルが集まっているところですが、そこから少し離れ、ナパのダウンタウンだと少し安くなります。さらに、アメリカン・キャニオンまで戻るともっと安くなります。アメリカン・キャニオンからナパまでは10マイルなので、車で15分もかからない程度の距離です。記事でお薦めしているホテルをいくつか挙げておきます。
ナパ・ダウンタウン
ナパ ディスカバリー イン
ホーソーン スイーツ バイ ウィンダム イン ナパ バレー
リバーポワント ナパ バレー リゾート
アメリカン・キャニオン
ダブルツリー バイ ヒルトン ホテル & スパ ナパ バレー アメリカン キャニオン
フェアフィールド・イン & スイート・ナパ・バレー・アメリカン・キャニオン
このほか、アウトドアでキャンプやグランピングに泊まるといった案も紹介されています。
宿泊の次はテイスティング・フィー。こちらも年々上がっていっています。
Wine Tasting Card - DoNapaはナパのダウンタウンで使えるカード。15ドルで購入でき、ナパ・ダウンタウンのテイスティング・ルームのうち10カ所でテイスティング・フィーが半額になります。日本でも人気のJaMセラーズなどがあります。
Priority Wine Pass | Napa & Sonoma Wine Tasting Deals - Save Big!は、約60ドルと高価ではありますが、V.Sattui、Beringer、Pine Ridgeなど人気のワイナリーで1人分の料金で2人分の試飲ができます。ナパのワイントレインなどでも割引があります。
次は食事。ランチでお薦めは、フレンチ・ランドリーのトーマス・ケラーが「Addendum」というレストランで提供している、テイクアウト用の17.50ドルのボックス・ランチ。オンラインで予約も可能です。
Addendum | Thomas Keller Restaurant Group
ディナーでは6:30~8:30の混み合う時間を避けて、それより前の「ハッピー・アワー」や、それより後の「レイト・ナイト・スペシャル」などを使うことを勧めています。例えば有名な「Morimoto Napa」では夜10時以降になると30%のディスカウントが受けられます。記事ではこのほか地元で人気のアーチャー・ホテルにある「チャーリー・パーマー・ステーキハウス」などを挙げています。
ナパを少しでも多く楽しむために節約術も上手に使いたいですね。
同じ研究によるとコーヒーを飲む人も飲まない人よりも長生き、70歳代で体重が多め(肥満ではない)人のほうが、体重が普通や軽い人よりも長生きといった結果が出ているそうです。
研究の主体はカリフォルニア大学アーバイン校で、まっとうな研究のようです(The 90+ Study - UCI MIND)。
米国で体重が多めといったら、日本人だと相当太めですね。痩せすぎはあまりよくないというのはわかるような気がします。
カリフォルニアの名門ワイナリー
8月5日からWebで申し込みできます。7名集まらないと開講できないのでちょっとドキドキです。
内容はタイトルの通りで、6回にわたってカリフォルニアの有名ワイナリーの紹介をして、そこのワインを試飲します。
取り上げるのは
第1回:カリフォルニアを世界の一流にした「ロバート・モンダヴィ」とその一族
第2回:パリ・テイスティングの1位コンビ「スタッグス・リープ・ワイン・セラーズ」「シャトー・モンテリーナ」
第3回:誰もが尊敬する本格派「リッジ・ヴィンヤーズ」
第4回:カリフォルニアのロマネ・コンティ「カレラ」
第5回:カリフォルニアの高級シャルドネとピノ・ノワールの代名詞的存在「キスラー」
第6回:ピノ・ノワールとシャルドネでパーカー100点「ピーター・マイケル」
試飲で取り上げるワインにはこだわりました。毎回1本は「これは!」というワインがあると思います。自分が飲みたいワインを選んでいます。ちょっとワイン代がかさんでしまったため、普通は6人で開催できるような形にするのですが、7人以上でないと開催できないのです。その分、ワインには納得いただけるのではないかと思っています。
ワインについては、詳しい必要はありません。アカデミー・デュ・ヴァンではレベル「4~8」となっています。カベルネ・ソーヴィニヨンとかピノ・ノワールといった基本的な品種がわかれば十分です。ほかの先生方のようにワインの細かい分析はできないので、お話でカバーしたいと思います。
みなさま、よろしくおねがいします。
アウトポストは1998年にナパのハウエル・マウンテンに設立されたワイナリー。2003年から、ドツラー(Dotzler)家がオーナーになっていました。自社畑のカベルネ・ソーヴィニヨンやジンファンデルで知られており、生産量は3000ケース。ワインメーカーはトーマス・リヴァース・ブラウン。ワイナリーでは、トーマス・リヴァース・ブラウンがワインメーカーを務める他のワイナリーの醸造も行っており、醸造量は2万ケースほどになるようです。
アウトポストの名を挙げたのはジンファンデルですが、近年特に評価が高いのはカベルネ・ソーヴィニヨンです。2014年のカベルネ・ソーヴィニヨン・トゥルー・ヴィンヤードはワイン・アドヴォケイトで100点が付いています。アクサミレジムのクリスチャン・シーリー・マネージングディレクターは、メドックとナパのカベルネ・ソーヴィニヨンの卓越性を考えれば、今回の買収は当然のものだとしています。
なお、トーマス・リヴァース・ブラウンはワインメーカーとして残留し、ドツラー家も残るとのことです。
特に力を入れているのがワイナリー・ツアーとのパッケージ。途中で停車したところでワイナリーに行き、また列車に戻ってツアーを続けるというタイプのパッケージだけで4つもあります。いずれも3カ所のワイナリーに立ち寄ります。例えばドメーヌ・シャンドン、ホール、イングルヌックに行く「エステート・ツアー」、シルバラード、ホワイトホール・レーン、ガーギッチ・ヒルズに行く「ファミリア・ツアー」など。
ワイナリー一つに立ち寄り、帰りはバスで戻ってくるというパターンもあります。お城のワイナリーとして知られるカステーロ・ディ・アモローサに行く「キャッスル・ツアー」などがあります。中にはローカルのビールを楽しむといったツアーもあります。
ツアーは基本的にサンフランシスコから公共交通機関で日帰りできるように作られているので、車の運転なしでナパ観光ができるのも魅力です。
リピーターを増やすために、食事の改善にも取り組んでいます。エグゼクティブ・シェフとなったドナルド・ヤングを中心に、ローカルの食材を活用したメニューなどを開発しています。
また、オーナーが現在取り組んでいるのがナパの駅をホテルに改造すること。ステーションホテルというのは世界にもそれほど多くはないので、魅力を増すことになるのではないかと期待しているようです。
鉄道好きな人にとっては、ワイントレインの車両もかなり魅力的なのではないかと思います。2年前のナパ・ツアーで私も乗りましたが、豪華で優雅な時間は魅力的です。
今のオーナーが3年前にワイントレインを購入する直前、人種差別的扱いを受けたということで大騒ぎになったことがありました。
参考:ワイントレイン強制下車事件、500万ドルを求めて提訴へ « カリフォルニアワインのお勝手口
その事件も乗り越え、成長軌道にのったワイントレイン、今後も注目です。
高級箱入りワインのブランドとしては「ブラック・ボックス(Black Box)」「ボタ・ボックス(Bota Box)」が覇権を争っていますが、その一つのボタ・ボックスはこの春から国内でもアサヒビールが販売しています(高級箱入りワイン「ボタ・ボックス」が国内販売開始)。
当初は実売価格が750ml換算で1000円を超えていたので、ちょっと割高感がありましたが、ヒグチワインではカベルネ・ソーヴィニヨンが3000ml3本で8880円(税込み)と、750ml換算で740円(税込み)とかなり安くなっています。しかも送料無料。これならば安いチリワインなどと比べても価格的に割高感なく飲めます。他の品種も750ml換算で900円を切っています。3000mlのボックスは、中にビニールの袋が入っており、注いでいっても空気に触れないような構造になっているので、劣化にも強いという特徴があります。
500mlの「ミニ」の方はさすがに、750mlに換算するとまだ1000円を超えてしまいますが、こちらは冷蔵庫に入れておいても邪魔にならないサイズが魅力。
なお、個人的には赤はカベルネ・ソーヴィニヨンがおすすめ、白はピノ・グリージョがいいと思います。特に爽やかで夏向きです。
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ここからはミニです。
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2000年代初頭にローヌ系品種で一世を風靡した「パックス・セラーズ」。その共同オーナーでワインメーカーだった、パックス・マーレ(Pax Mahle)が再びパックスに専念することが判明しました(Pax Mahle Flies Solo | Wine News & Features | wine-searcher)。
といっても事情通でない人にとっては何が何やらというところだと思うので、順を追って説明します。
パックス・セラーズはソノマのシラーを中心に作っておりワイン・アドヴォケイトで90点台半ばのスコアを連発して注目を集めました。ここで有名になった畑の一つが「オブシディアン(Obsidian)」で、もしかしたらこれで「あれ、聞いたことあるかも」と思う人もいるかもしれません。
人気ワイナリーとなったパックスですが、2006年に共同オーナーだったパックス・マーレとジョー・ドネラン(Joe Donelan)が大喧嘩をして、パックスはワイナリーをやめてしまいます。2007年まではパックスの名前を使っていましたが、2008年からは「ドネラン・ファミリー・ワインズ」と改名しました。
ドネランについては今年5月のソノマの試飲会の記事で紹介しています。オブシディアンについては、昨年の火事で消失してしまった畑として書いています。当時は大きな話題になりませんでしたが、あの火事によって失われたものの中でも大きいもののように思います。
ソノマの多様性をAVAから解き明かすセミナー
今後入手不可能かもしれないパーカー99点のシラーなどおすすめワイン
ちょっと脱線しましたが、パックスを離れたパックス・マーレはウインド・ギャップ(Wind Gap)というワイナリーを作りました。パックス時代はかなり濃厚なワインを作っていたのですが、ウインド・ギャップでは収穫時期を1カ月くらいも早め、いわゆるバランス重視のスタイルに展開しました。ワイナリー名に「ウインド」と入っているように、風の強い畑のブドウを好んで使うという特徴があります。
このスタイルに賛同して出資したのがチャールズ・バンクス。スクリーミング・イーグルを買収してワイン業界で一躍有名になり、その売却後は「テロワール・キャピタル」という投資会社を設立して、サンタ・バーバラのサンディ(Sandhi)や、このウインド・ギャップ、その他海外のワイナリーなどに投資をしていました。また、個人としてマヤカマスのオーナーにもなっていました。
この人は元々スポーツ選手の資産を管理する仕事をしていたのですが、そのときにNBAの元スター選手ティム・ダンカンへの助言について提訴され、有罪になって現在は収監中です。
参考:元スクリーミング・イーグル・オーナー、有罪を認める
こんな記事もありました。
元スクリーミング・イーグルのオーナーがワイナリー投資家として目指すもの
チャールズ・バンクスが収監されたことで、テロワール・キャピタルの業務は宙に浮いた状態になってしまいました。サンディに関しては、ワインメーカーのラジャー・パーとサッシ・ムーアマンが株式を買い戻す形でテロワール・キャピタルの手を離れました。
一方、パックス・マーレは、ウインド・ギャップについては株を売ってしまって手を引くことになりました。実は、彼は2010年から再びパックス・ブランドでほそぼそとではありますがワインを作っており、そちらに専念することにしたのです。
新生パックスでは、これまでウインド・ギャップで使っていた畑のワインも造ることになるようです。シラー系以外のワインも必然的に増えることになるでしょう。ソノマのセバストポールにあったウインド・ギャップのテイスティング・ルームもパックスのテイスティング・ルームに代わりました。
数奇な運命をたどったパックスですが、彼の才能は多くの人が認めるところ。それを再び発揮してくれることを期待します。
2013年までJCBがテイスティング・ルームとして使っていたところを再オープンする形であり、新たにラウンジとしても使用できる部屋を追加したそうです。
このテイスティング・ルームではJCBのブランドで出しているワインの試飲を中心にするようです。
JCBのワインはWine Advocateでコンスタントに90点台半ばの点数を取っており、近年は特に高く評価されています。ケレン味だらけのワイナリーですが、品質も伴っているのは立派です。
Jean Charles Boisset(ジャン・シャルル・ボワセ)はブルゴーニュの有力ネゴシアンであるボワセ家の生まれ。妻はガロのワイン醸造責任者であるジーナ・ガロ。双子の子供がいます。
[クーポンで10%OFF]JCB by ジャン・シャルル・ボワゼ No.81シャルドネ 2015【アメリカ】【白ワイン】【750ml】【辛口】 |
ジェーシービー パッション ナパ・ヴァレー レッド・ワイン[2014] JCB Passion NapaValley Redwine |
■【お取寄せ】JCB(ジェーシービー) パッション ナパ ヴァレー レッド ワイン[2015] |
ジェヌヴィエーヴ・ジャンセンス(Genevieve Janssens)が醸造責任者からチーフ・ワインメーカーに昇格。マスター・オブ・ワイン(MW)のノヴァ・カドマトリー(Nova Cadamatre)が上級醸造責任者として3年ぶりにロバート・モンダヴィに復帰します。
ジェヌヴィエーヌは1978年にラボのエノロジストとしてロバート・モンダヴィに入社。1980年からは様々なワイナリーでコンサルタントとして働き1989年にオーパス・ワンの製造責任者として就任。1998年にロバート・モンダヴィの醸造責任者に復帰して、現在にいたります。
ノヴァは2013年から2015年までジェヌヴィエーヌの傍らで赤ワインを担当、その後はニューヨークのフィンガー・レイク地域などで働いていました。2017年には米国の女性ワインメーカーとしては初めてのマスター・オブ・ワインを取得しています。
優秀な女性2人で、ますます期待が持てるロバート・モンダヴィです。
参考:コスタ・ブラウンに再度売却の噂
ダックホーンは1976年の設立。ナパで銘醸畑「スリー・パームス」のメルローを作って有名になり、ゴールデンアイや、パラダックスなど、カモ科の鳥をモチーフとしたワイナリーを複数設立してきました。また、2017年にはピノ・ノワールで有名なカレラを買収しています。2017年にはワイン・スペクテーターのワイン・オブ・ザ・イヤーに2014年のスリー・パームス メルローが選ばれました。
コスタ・ブラウンは1997年の設立。2000年代前半のピノ・ノワール・ブームでは時代の寵児になりました。2009年にはジム・コステッロが持ち分の株をVincraftに売却。VincraftはDurrellやGap's Crowneといった畑のオーナーで、キスラーにも出資しているビル・プライスなどの会社。2015年にはさらにVincraftからJ.W. Childs Associatesに株式が移動しています。今回はJ.W. Childsからダックホーンへの株式の移行となっています。
参考:コスタ・ブラウン、ついにテイスティング・ルームをオープン
以前のものは1万円台後半というフラグシップ的なワインでしたが、今回は5000円台というちょい高級程度の価格。またカベルネ・ソーヴィニヨンだけでなくシャルドネもあります。値段が下がった分、AVAはナパ・ヴァレーからカリフォルニアに代わっています。
[7/21出荷分]ワイ・バイ・ヨシキ カベルネ・ソーヴィニョン カリフォルニア [2016] 赤ワイン アメリカ ワイバイヨシキ Y by Yoshiki Cabernet Sauvignon |
フェイク・アカウントによるレビューが付き始めたのは半年ほど前から。チャーター・オークのレイラ・ファヌッチによるとすべて同一人物によるものと見られるそうです。こういったコメントが数十件つけられています。
チャーター・オークはグーグルに何度もメールして事態を改善するよう申し入れましたが、何週間もなしのつぶてだった後、グーグルの回答は「これらのコメントはレビューガイドラインに違反していない。ごきげんよう」といったものでした。
それで今回の訴訟にいたったわけですが、それ以来、チャーター・オークには同じような状況に悩まされている自営の人から100件以上もの電話がかかってきているとのこと。
しかし、冒頭に書いたように今回の裁判所の判断は却下。レイラは今後も提訴を続けるしかない(少額裁判所には最大5回まで提訴できる)と考えているそうです。
なんとかならないものでしょうか。
ソノマでは4箇所目となる脱出ゲームの会場で、ワイナリーとしては初めて。
「Unlock the Chateau」と名付けられたこのツアーは、毎週金曜日~月曜日に開催。6~12人のグループで参加できます。ツアー料金は60ドル。
なお、最初にスパークリングワインが供され、2番めの部屋にたどり着いたら別のワイン、全部といた後にもう一杯提供されます。
グループで参加したらたのしそうです。
実はインポーターも次にどのワインが入手できるのか、全く分からず、ワインの情報ももらえないそうなのです。今回もキュベCHが来ると分かってからCHってなんだろうと調べてみたらチャールズ・ハインツで、これにはびっくりしたとのことでした。
先日は柳屋への入荷をお知らせしましたが、ほかのショップにも入っていたのでそちらも紹介です。
ちなみに先日、ホヤの記事では前のリリースだったキュベLDを飲んでいます。いつもながら旨味たっぷりで、ホヤの味の濃さにも負けていませんでした。
なぜかキュベLDを売っているところも。残っていた?
長らく、カリフォルニアワイン全般をレビューしてきたJames Laubeはレビューからは退き、今後はコラムの執筆などを中心にしていきます。これまで通り、ナパのオフィスに留まるので、対象はカリフォルニアがこれからも中心になるのだと思います。
新たなカリフォルニアワインのレビュアーは2人。Kim Marcusがシャルドネとピノ・ノワールを主に担当します。カリフォルニア生まれで、セントヘレナ・スター紙で働いた後、1988年からワイン・スペクテーターで働いています。ニューヨークが長く、2017年にナパのオフィスに来ました。
もう一人はJames Molesworth。これまでボルドーのレビューをしてきた人で、カベルネソーヴィニヨンのスペシャリスト。カリフォルニアのカベルネを中心に担当しますが、オフィスはニューヨークに留まります。
個人的にはスペクテーターのレビューはあまり見ていないのですが、レビュー以上に影響を持つ年末のトップ100にも関わるので、これからのレビューをもっと見ていきたいと思います。
参考:「ニュー・カリフォルニア」の旗手アルノー・ロバーツ15種を試飲してわかったこと
特にマイケル・クルーズが造るスパークリングワイン「ウルトラマリン」は超人気で、日本でも入荷するたびに「瞬殺」で売り切れてしまいます。一番入手困難なスパークリング・ワインと言っても過言ではないでしょう。
今回入荷の中には、瓶内で自然に二次発酵した「ペット・ナット」のワインも含まれています。これも近年、ワインマニアの間では非常に人気が高まっているジャンルです。
まずはペットナット2品。一つは「サンローラン」という品種。もう一つは「ヴァルディギエ」。これはかつて「ナパ・ガメイ」と呼ばれていたものです。
シエラフットヒルズのシャルドネです。
モンキー・ジャケットは唯一複数の畑のブドウをブレンドしたもの。マイケル・クルーズの入門的ワインです。
もうひとつのブロック・セラーズは、ワイナリーはバークレーの町中にある「アーバン・ワイナリー」。使っている畑はマイケル・クルーズと比べても辺境のものが多くなっています。
トゥルソーという品種も近年マニアの間では引く手あまたのワインです。
トカイ・フリウラーノも人気の品種。
ペットナットもあります。夏にいいですね。
1位はドミナス2014。昨年Liv-exが、ドミナスはオーパス・ワンより継続して評価が高いのに価格が安いという記事を載せて以来、取引が増えたようです。
2位は僅差でオーパス・ワン2014。スクリーミング・イーグルは3位、4位、6位に3つのヴィンテージが入って根強い人気を示しました。セカンドワインのセカンド・フライト2014も9位に食い込みました。
ハーラン・エステート2014は7位とこれもさすがの人気。ケイマスはスペシャル・セレクション2014が10位、カベルネ・ソーヴィニヨン2015が5位と、ワイン自体の評価はそれほど高いわけではないことを考えると驚くべき人気です。
それにしてもやっぱりセカンダリー・マーケットはわかりにくいですね。例えばオーパス・ワンより評価が高く、価格が安いということではインシグニアやスポッツウッド、シェーファーのヒルサイド・セレクトも該当しますが、あまり名前を聞きません。通常の流通市場でそれなりに入手しやすいということなのでしょうか。シュレーダーのCCSやコルギンIXエステート、レアムのアブサードなどもハーランとかスクリーミング・イーグル以上に評価は高く、通常の流通ではほとんど手に入りませんが、意外とセカンダリー・マーケットでも名前をみかけません。セカンダリー・マーケットにおけるブランド価値の基準があるのでしょうけど、なかなか難しいです。
参考:カリフォルニアのカベルネ系でパーカー評価が一番高いワインは? « カリフォルニアワインのお勝手口
早速リストを挙げましょう。
1位 リッジ(Ridge)、ガイザーヴィル(Geyserville)
2位 ターリー(Turley)、ジュヴナイル(Juvenile)
3位 セゲシオ(Seghesio)、ソノマ・カウンティ
4位 ヴェンジ(Venge)、スカウツ・オーナー(Scout's Honor Proprietary Red)
5位 A.ラファネリ(A.Rafanelli)、ドライ・クリーク・ヴァレー
6位 プリズナー(Prisoner)、サルド(Saldo)
7位 ターリー。オールド・ヴァイン
8位 ロンバウアー(Rombauer)
9位 ベッドロック(Bedrock)、オールド・ヴァイン
10位 ケイマス、ナパ・ヴァレー
リッジの1位は妥当なところですが、ガイザーヴィルというのはちょっと意外でした。知名度はリットン・スプリングスが上かと思っていましたので、ガイザーヴィルは町の名前でもあるので検索しやすいのでしょうか。クオリティ的にはリットンもガイザーヴィルも同じくらい高いと思います。
2位のターリーも妥当な感じです。ジュヴナイルはターリーが扱っているさまざまな畑の若木のブドウを集めたブレンド。若木といってもターリー基準なので、近年はそこそこの樹齢に達していて、評価も高くなっています。ターリーは7位にもオールド・ヴァインが。これも定番ワインです。
3位のセゲシオはジンファンデルのスペシャリストと言っても過言ではないでしょう。価格も比較的安いし、安心して飲めるワイナリーです。
4位のヴェンジはちょっと意外。このワインは未飲です。
5位のラファネリも、かつてジンファンデルの「4R」などと言われた一つ。ただ、なぜかレイヴンズウッドは入っていないんですよねえ。
6位は人気のプリズナーが手がけるジンファンデル。日本でも売ってますが、米国の29ドルが9000円台というのはあまりにも高くないでしょうか?
8位のロンバウアーも「4R」だとか「5R」に名前の入っていたワイナリー。今はシャルドネが有名ですが、ジンファンデルも安定しています。
9位のベッドロックは唯一といっていいくらいの新興系銘柄。ジンファンデルというとわかりやすい味わいを重視したものが比較的多い中、1位のリッジと9位のベッドロックは、複雑な味わいに重きをおいています。オールド・ヴァインは入門的ワイン。日本でもそこそこの価格で売っていますから個人的には、いろいろな人に飲んでほしいジンファンデルの一つです。
10位のケイマスはちょっとびっくり。カベルネはわかりますが、ジンファンデルでもランクインとはやるなあというところ。
【正規品】リッジ ガイザーヴィル[2014] Ridge Geyserville[2014] |
ターリー ジンファンデル ジュヴナイル 2015 750ml |
セゲシオ ジンファンデル ソノマ・カウンティ 2015 750ml (ワイン) 【wineday】 |
ベッドロック オールド・ヴァイン・ジンファンデル [2016]赤ワイン アメリカ カリフォルニア |
新しい代表は既に発表されている扇谷まどかさんに加え、手島孝大(たかひろ)さんが就任します。手島さんは直近まで10年間「ワインオーストラリア」のアジア太平洋地域代表として、オーストラリア・ワインのプロモーションを手がけてきました。
この2人に加え、PR会社の日本アドがデジタル系のプロモーションやコンテンツなどを担っていきます。
新しい代表はどちらも専任ではなく、自分の会社を経営しながらの代表になります。また、手島さんはオーストラリアのシドニーに本拠地を残したままで代表になる形です。専任ではないものの、互いに得意なところを持ち寄るという考えのようです。
今後のプロモーションについても一部が明らかになりました。
毎年春に開催していた「バイザグラス」のキャンペーンは規模を拡大して継続されます。これまでは、覆面審査員による審査を行うため、関東と関西のレストランだけが参加する形でしたが、デジタルツールの活用により、実績の管理を明確にし、全国のレストランが参加できる形にします。また、参加する消費者にも何らかの賞を出していく考えだそうです。SNSを使ったキャンペーンも行います。
毎年秋に東京・大阪で開催していた「グランドテイスティング」は、本年度については東京だけで開催します。ここ数年は夕方から一般消費者も参加できる形でしたが、今年は業界関係者だけの参加で、10月29日に品川の「開東閣」で開かれます。ここは三菱グループの迎賓施設で、一般には非公開のところです。
このほか、SNSでのプロモーションではFacebookのほか、Instagramも活用していく意向だとのこと。SNSでは日本独自のコンテンツも発信していきます。
教育活動としては「カリフォルニアワインの特定テーマにフォーカスしたマニアックなクラス」を開くほか、ソムリエ協会会員への情報提供を行います。また一般消費者向けにはフード・ペアリングなどを学べるようなイベントを各地で開催していきます。フード・ペアリングについては、ナパ・ヴァレー・ヴィントナーズの日本代表である小枝絵麻さんが協力する形になります。
ウェブサイトは、これまで日本独自のものと、米国サイトの翻訳と2つに分かれていたのを一つのサイトに集約します。calwines.jpというドメインを使い、8月に刷新するとのことです。
環太平洋パートナーシップ(TPP)協定から米国が離脱したことにより、関税の面ではカリフォルニアワインは不利な状況になっています。ワインの関税は750mlのボトルに換算すると、最大で93.75円、簡易税率では56.25円と、決して高額ではありませんが、消費量が多い、ボトル1000円未満の領域においては大きな差となります。実際、安ワインで大きくシェアを伸ばしたチリに関しては、既に関税が大きく引き下げられており、それがシェア向上に貢献したことは間違いありません。今後、米国が再加盟を考えているとのことですが、トランプ大統領の通商政策は二転三転しがちであり、どうなるかは予断を許しません。
一方で、中国と米国との関係が悪化することによって、逆に米国にとっての日本の市場の安定性が重要になるという面もあります。おそらく、高級ワインの市場については、一時の中国重視から、また日本重視の流れが出てくるのではないかと想像しています。
新しい体制はこのような、将来が不安定ななか発足することにはなりますが、扇谷さん、手島さん、そして日本アドとそれぞれの強みがありますから、歯車がうまく合えば、これまで以上に効率的なプロモーションが可能になると思います。
まずは新体制をお祝いするとともに、カリフォルニアワインのファン代表として、協力していけるところがあればなあと思っています。
第8回目となる「日本で飲もう最高のワイン」の結果が発表になりました(日本で飲もう最高のワイン2018公式サイト)。
桃井隆弘さんがソノマで造るアーサーのピノ・ノワールとシャルドネがどちらも愛好家の最高レベルである「プラチナ」を受賞しました。ピノ・ノワールはこれで4年連続の快挙、シャルドネも今回が初出品で初のプラチナという素晴らしい評価でした。
「アーサーのピノ・ノワールと新作シャルドネを試飲」で私の試飲コメントを紹介していますが
シャルドネとピノ・ノワールに共通するのは親しみやすさ。師であるエド・カーツマンさんが、パーカーの掲示板で一番人気のピノ・ノワール生産者に選ばれたほど実力があるのに、全く偉ぶらず、ワインもおいしさや飲みやすさを表現しているのとやはり共通していると思います。というところに集約されるような気がしています。
桃井さんおめでとうございます!
ただ、残念ながらワインはいずれもソールドアウト。9月3日に開かれるこの品評会のテイスティング会が唯一のチャンスとなりそうです。
テイスティング会について|日本で飲もう最高のワイン2018公式サイト
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和田さんのブログからの受け売りですが、ホヤは8割が宮城産。2011年の東日本大震災で大きな打撃を受けましたがその後復興します(ホヤの生育には3年かかります)。ところが最大の消費地だった韓国が原発事故の汚染水の問題から、海産物の輸入をストップし、大量廃棄を余儀なくされてしまったのだとか。せっかく新鮮で美味しいホヤがあるのにもったいない、ということで和田さんが始めたのがこのイベント(今年で3回目)だそうです。
私は今年初参加だったのですが、ミッションとして、ホヤにワインが合うかどうかを検証したいと思いました。
ホヤはこれまで居酒屋などで食べたことはありますが、あまり味の記憶がないので、調べたところ、かなり「磯の風味」が強い食材であることがわかりました。お酒としてはやはり日本酒を合わせるのが圧倒的に主流なようです。
日本酒とワインの味の違いを考えると、ワインは酸があるのに対し、日本酒では酸はほとんど感じません。そのあたりがホヤに合うかどうかの分かれ目になるかと思い、あまり酸を感じないワインを選ぶことにしました。また、ホヤの「磯の風味」にどう合わせていけばいいかも難問です。塩っぽさを感じるワインとしてサンタ・リタ・ヒルズのシャルドネなど考えてみましたが、酸も強いものが多いので逆効果になりそうです。
そこで白羽の矢を立てたのが、たまたま手元に1本だけあったカリン・セラーズのシャルドネLD 1995年。シャルドネですが、20年の熟成で酸はあまり感じず、旨味がしっかりあるワインです。
さっそく刺し身から食べてみましょう。刺し身は下のようなところから、自分でさばいています。
食べてみると、思った以上に塩分が強いです。そして、つるんとした食感と、噛むと出てくる甘みと旨味、ワタの苦味。塩分が強いので、醤油は付けない方が美味しい。
そのままワインを試してみました。悪くはないですが、マリアージュするわけでもない。酸味の弱いものを選んだのは正解だった気がします。また、日本酒と試してみたところ、やはりストレートな刺し身なら日本酒の方が合います。ただ、日本酒も吟醸酒のようなやわらかな味わいのものより、本醸造だったり熟成したものの方がホヤの強い味に負けないような気がしました。また、焼酎(ストレート)を試してみましたが、意外と合わないです。やはりちょっと甘みがあるものの方が合うかもしれません。
カルパッチョを食べてみました。ブラックペッパーとオリーブオイルでしょうか。こちらの方がワインに合います。これなら日本酒よりもワインの方がいいかも。
ホヤ刺しに、いろいろなものを合わせて食べてみました。白のバルサミコは、ホヤの味に負けてしまってあまりよくない(赤だったら合ったかも)。パクチーのチューブのは、悪くはないけど特においしくなるわけでもない。意外とよかったのがはちみつ。塩辛さを中和して味がマイルドになります。ストレートで食べるよりワインに合います。
そして、ベストマッチだったのがバジルペースト。バジルペーストとホヤ刺しを合わせて食べると風味がちょうどいい感じ。ワインにもとても合います。これは日本酒よりもワインでしょう。
バター炒めが出てきました。火を通すと塩気がマイルドになり、ホヤ自体の甘みやうまみがより感じられるようになります。ただ、食感はやわらかいイカみたいになりますので、刺し身のつるんとした感じはなくなってしまいます。ワインには火を通した方が合わせやすいでしょう。これならもっといろいろなワインに合うと思います。写真を取り忘れましたが、ホヤの酒蒸しもとても美味しい。これもワインによく合います。
パスタも美味しいですが、これにワインは特に不要でした。プチトマトの甘みがホヤの塩辛さをよく中和しています。
酢の物は意外と普通。ワイン向きではないですね。
アヒージョはもちろん美味しい。これはワイン向け。オイルを吸わせるフランスパンが欲しかったかな。
炊き込みご飯もいいですね。絶品。ワインは不要です。
いろいろ試して結構ワインが進んでしまいました。とても楽しく美味しかったです。
結論として、ホヤとワインはマリアージュします。ただそのまま刺し身で食べるよりも、はちみつだったりバジルペーストだったりで味を中和させた方が合いやすいです。また、火を通したものは問題なくワインに合います。
ワインは今回は手持ちの熟成ワインを持っていきましたが(カリン・セラーズのワインに関心があるかたはこちらもごらんください「23年熟成のワインが新リリースで96点、「変態」ワイナリーの絶賛シャルドネ」)、そうでなければどんなものがいいでしょう。
甘めのリースリングはいいかもしれません。また酸を比較的感じないという意味ではヴィオニエあたりでしょうか。ジンファンデルももしかしたらいいかもしれませんが、赤は試してみないとわかりません。また、デザートワインという選択肢もあると思います。
和田さん、山内鮮魚店の山内さん、ホヤ男爵こと亀田さん、みなさん、ありがとうございました。
北米での生産プランは長年議論されていたそうですが、ここにきて実行に移すのは、米国と中国などとの間の通商問題が深刻化しているから。オーストラリアから米国への輸出については今のところ俎上にはあがっていませんが、今後トランプ政権が何に目をつけるかわからない中で。リスク要因を減らしたいのでしょう。
ワインについてはナパのブドウを使う予定ですが、詳しいことは明らかになっていません。
6月30日で24年間務めたワイン・インスティテュートの日本代表を退いた堀賢一氏がShinwa Auction社ワインオークション部門のアドバイザーに就任しました。
堀賢一氏は自身のFacebookで
今後は、日本におけるワインの二次市場の活性化に心血を注ぐ決意です。ワイン・オークションは究極のファイン・ワイン・ビジネスですが、フェイクやボトル・コンディションといった、一次市場にはみられないリスクがあります。この分野に、日本人のプロフェッショナルはまだいません。とコメントしています。
なかなか盛り上がらない、日本のワイン・オークション市場ですが、今後日本がワイン市場において存在感を出していくとしたら必要なことかもしれないですね。今後のご活躍に期待します。
早速見てみましょう。
1位 響 17年
2位 マッカラン 18年
3位 白州 12年
4位 山崎 18年
5位 響 21年
6位 響 12年
7位 山崎 12年
8位 ブラントン オリジナル・シングル・バレル・ケンタッキー・バーボン
9位 W.L.ウェラー 12年 ケンタッキー・ストレート・ウィーテッド・バーボン
10位 マッカラン ファイン&レア・ヴィンテージ
というわけで、なんと10本中6本が日本産、しかもすべてサントリーという結果でした。
値段の上昇もすさまじいものがあり、1位の響17年は1年前の平均価格239ドルが、今や倍以上の555ドル。確かに、1位の響17年と3位の白州12年は今年5月に原酒不足で販売中止がアナウンスされたところ。それがランキングを押し上げたことは間違いありません。
ただ、それだけでなく生産中止ではない4位の山崎18年も2014年の200ドルから今や642ドルと4年で3倍以上に値上がり、響21年も同様に260ドルから735ドルに、響12年も69ドルから384ドルに値上がりしています。全般に日本のウイスキーへのニーズが強いことが伺えます。
熟成に時間がかかるウイスキーはニーズを読むのが難しく、今のウイスキー・ブームで原酒は全般に足りなくなっているようです。まだ数年はこの傾向が続くのではないでしょうか。
海外に持っていって売ったらもうかりそう(笑)。
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ミニチュアでもこの値段
サントリー 響 17年 ミニチュア 50ml |
神奈川県限定販売なんてあるんですね。
【神奈川県内配送限定】 サントリーウイスキー 響 17年 43度 700ml カートンなし |
響 21年 ウイスキー 700ml サントリー [ウイスキー] |
サントリー シングルモルト ウイスキー 山崎 18年 43度 700ml (専用BOX入) 【国産正規品】 |