4月にNTTドコモ版が,5月にauとソフトバンク版が始まった携帯版のサイト「ワインの達人 ロバート・パーカー」。Wine Advocate誌のレイティング,いわゆるパーカー・ポイントを携帯から簡単に調べられるのが魅力です。加えて,PC版が年間1万2000円,英語版が年間99ドルかかるのに対し,携帯版は月315円と,3分の1程度の金額。かなりお得です。

そこで,今回はこの携帯サイトの紹介を2回に分けてします(後編はこちら)。なお,掲載には日本語版を運営するイー・ロバート・パーカー・ジャパンの承諾を得ています。また,ここで紹介する内容は2008年6月6日時点のもの。サイト改良なので変わる可能性があります。

まずは,トップページの紹介から。かなり長いので三つの画像に分けてあります。リンクをクリックすると画像を表示します(もう一回画面上をクリックすると戻ります)。携帯画面を写真で撮ってから貼り合わせて作っているのでお見苦しい点は,ご了承ください。
トップページ1 トップページ2 トップページ3

一番上に「パーカーとは」というリンクがあります。ここはパーカーの簡単な紹介。
パーカーについて


その下の「達人のワイン辞典」がメイン・コンテンツ。検索ボックスに検索したいワインの名前を入れて検索します。アルファベットはもちろん,カタカナでの検索もOK。ただし,カタカナの場合は表記の揺れが結構あるので,思ったワインが見つからなかったら,表記を変えてみるなどの工夫が必要です。例えば,Sine Qua Nonは国内のショップではシン・クア・ノンという表記が多いですが,このサイトでは本来の発音に近い「シネ・クア・ノン」でないと当たりません。この表記で検索してみたところを次に示します。
「シネ・クア・ノン」での検索結果
ワイン名はこのようにカタカナで出ます。このあたり,データベースの日本語化はかなり手間がかかっている感じがします。

ここで,トップのワイン(先日ここでも紹介したAtlantisのシラー)を選ぶと次のようなページになります。
ワイン表示
ここでは,そのワインの基本的な情報が出ます。Atlantisを出したのは例としてあまりよくなくて(ヴィンテージが一つしかないから),例えばOpus OneだったらOpus Oneの各年のレイティングがここで見られます。次の写真はRidge Monte Belloの例。
一覧

先ほどの例に戻って,ここでヴィンテージ表示のところを選ぶと,その年のワインのページが出ます。
ワイン表示

Wine Advocateのコメントはここで「評価コメント(英語)」というところを選んで表示します。
コメント表示

なお,ここではパーカーポイントとして,Robert Parker以外のWine Advocate誌のレビュワによるポイントが載っており,コメントも同様です。例えばPierre RovaniがレビューしたQuilceda Creek Cabernet Sauvignon 2003(WA100点)もParker's CommentとしてRovaniのコメントが掲載されています。日本ではWine Advocateという名前よりもパーカーの名前がはるかに知られているからなのでしょうが,逆に公式サイトだからこそ,この辺りはきちんとやってほしかった気がします。

なお,先日ここでも紹介したニュージーランドのデルタを検索してみたら,コメントやポイントが出ませんでした。英語版とはある程度タイムラグがあるのかもしれません。

また,本サイトのオリジナル機能として,ここで自身のテイスティングノートを入力できますが,それは次回紹介します。

さて,話を最初の検索に戻して,例えば「リッジ」で検索したとします。すると次のように500件を超える膨大な数がヒットします。
「リッジ」で検索した結果

ここで「生産者で絞り込む」とすると200数十件になりますが,それでもかなりの数です。条件を絞るには,トップページから「条件を指定して検索」とするといいです。
条件指定検索

なお,先ほどの膨大な一覧。順序を見ると国別のアルファベット順になっているようです。国やつづりが分かっていないとお目当てのワインがどこで出てくるかちょっと見つけにくいです。

今回はここまで。