ペアリングは自由で楽しい、小枝絵麻さんの新刊に学ぶ
小枝絵麻さんが「マジカルペアリング入門」という本を出版されました。同時に、この書籍を使ったペアリングのクラスも開講されます。
shop | 食卓が豊かになるショップ。 — food x wine + bridges
先日開かれた体験レッスンに参加してきました。
私としては、以前からNapa Valley Vintnersでお世話になっており、ペアリングのイベントや動画なども取っておりますので、絵麻さんの「方程式」を使ったペアリングには既になじみがありますが、そうでない人も多いと思いますので、まずは以前の記事や動画も参考になさってください。
ワインと食事のマリアージュに「ブリッジ食材」のマジック
今回のレッスンでは、①アルバリーニョを使ったオレンジワイン、②ややリッチなヴィオニエ、③エレガントなピノ・ノワールのロゼ、という近年人気のスタイルのワイン3つとのペアリングを体験しました。
絵麻さんのペアリング方程式の基本は、食材と調理法と味付けの足し算で料理の重さを出して、それとワインの重さを合わせるというもの。例えば、書籍に載っている「ヘルシーグリルチキン、レモンチーズ挟み」であれば、食材の鶏むね肉が1点、調理法がグリルで2点、チーズとレモン、ホウレンソウのフィリングが1点で計4点というのが料理の重さになり、ライトボディのワインを合わせることになります。
さらに、ペアリングをワンランクアップさせるのが「ブリッジ食材」でワインの味わいと共通性のある食材を料理に加えることで、より合いやすくします。
ややこしい、めんどくさいと思うかもしれませんが、むしろ自由度が上がっているように感じます。
これまでペアリングというと「牡蠣にシャブリ」とか「ブルーチーズにソーテルヌ」とか、決まった組み合わせのものだったり、料理の地方性とワインの地方性を合わせるなど必ずしも味わいと合うとは限らない組み合わせだったり、ちょっと窮屈に感じられることもありました。また、家で普段食べる料理に何を合わせたらいいか、ということにはこれらの組み合わせは答えをくれません。
絵麻さんのメソッドだと、ワインの選びかたも幅があるので、ペアリング的には白だけど今日はロゼの気分、みたいなことにも簡単に対応できます。家にあるのは鶏むね肉だけど、どうしても濃い赤が飲みたければ、調理法と合わせる素材の重さでワインに合うように仕立てられます。家の食材でワインを選んだり、ワインから調理法を選んだりと、自分の優先したいものからペアリングにつなげられるのです。
またこれだけだと、ペアリングとしては「悪くないけど普通」で終わってしまうかもしれませんが、これを見事なペアリングにまで変えてしまうのが「ブリッジ食材」です。これもそんなに難しいことではなく、極端なことを言えば、ちょっと塩を足したり、レモン汁をかける程度のことでも、合い方が変わってくるのです。このちょっとした工夫を取り入れることで、家での食事とワインの組み合わせが1ランク上のものになります。
この日のクラスではヴィオニエに「塩とヨーグルト」を合わせると味わいがより柔らかくなったり、オレンジワインに「アプリコットジャム+塩」がむちゃくちゃあったり、ロゼに「スイカと塩」が合ったりと、いろいろ発見がありました。
絵麻さんの教室に通うとそういった工夫が実際に味わって確かめることができ、また自分で作るときのヒントもたくさん得られます。
家庭でのワインライフをよりよくしたい人は、一度受講されてみてはいかがでしょうか。
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先日開かれた体験レッスンに参加してきました。
私としては、以前からNapa Valley Vintnersでお世話になっており、ペアリングのイベントや動画なども取っておりますので、絵麻さんの「方程式」を使ったペアリングには既になじみがありますが、そうでない人も多いと思いますので、まずは以前の記事や動画も参考になさってください。
今回のレッスンでは、①アルバリーニョを使ったオレンジワイン、②ややリッチなヴィオニエ、③エレガントなピノ・ノワールのロゼ、という近年人気のスタイルのワイン3つとのペアリングを体験しました。
絵麻さんのペアリング方程式の基本は、食材と調理法と味付けの足し算で料理の重さを出して、それとワインの重さを合わせるというもの。例えば、書籍に載っている「ヘルシーグリルチキン、レモンチーズ挟み」であれば、食材の鶏むね肉が1点、調理法がグリルで2点、チーズとレモン、ホウレンソウのフィリングが1点で計4点というのが料理の重さになり、ライトボディのワインを合わせることになります。
さらに、ペアリングをワンランクアップさせるのが「ブリッジ食材」でワインの味わいと共通性のある食材を料理に加えることで、より合いやすくします。
ややこしい、めんどくさいと思うかもしれませんが、むしろ自由度が上がっているように感じます。
これまでペアリングというと「牡蠣にシャブリ」とか「ブルーチーズにソーテルヌ」とか、決まった組み合わせのものだったり、料理の地方性とワインの地方性を合わせるなど必ずしも味わいと合うとは限らない組み合わせだったり、ちょっと窮屈に感じられることもありました。また、家で普段食べる料理に何を合わせたらいいか、ということにはこれらの組み合わせは答えをくれません。
絵麻さんのメソッドだと、ワインの選びかたも幅があるので、ペアリング的には白だけど今日はロゼの気分、みたいなことにも簡単に対応できます。家にあるのは鶏むね肉だけど、どうしても濃い赤が飲みたければ、調理法と合わせる素材の重さでワインに合うように仕立てられます。家の食材でワインを選んだり、ワインから調理法を選んだりと、自分の優先したいものからペアリングにつなげられるのです。
またこれだけだと、ペアリングとしては「悪くないけど普通」で終わってしまうかもしれませんが、これを見事なペアリングにまで変えてしまうのが「ブリッジ食材」です。これもそんなに難しいことではなく、極端なことを言えば、ちょっと塩を足したり、レモン汁をかける程度のことでも、合い方が変わってくるのです。このちょっとした工夫を取り入れることで、家での食事とワインの組み合わせが1ランク上のものになります。
この日のクラスではヴィオニエに「塩とヨーグルト」を合わせると味わいがより柔らかくなったり、オレンジワインに「アプリコットジャム+塩」がむちゃくちゃあったり、ロゼに「スイカと塩」が合ったりと、いろいろ発見がありました。
絵麻さんの教室に通うとそういった工夫が実際に味わって確かめることができ、また自分で作るときのヒントもたくさん得られます。
家庭でのワインライフをよりよくしたい人は、一度受講されてみてはいかがでしょうか。