Monte Rosso
ソノマ・ヴァレーのムーン・マウンテンAVAにあるモンテ・ロッソ・ヴィンヤード(Monte Rosso Vineyard)がCCOF(California Certified Organic Farmers)の有機栽培認証を獲得しました。CCOFは米国農務省認定の有機認証機関の一つです。

モンテ・ロッソ・ヴィンヤードや1886年に植樹が始まった古い畑で「ヒストリック・ヴィンヤード・ソサイエティ」に登録されています。名前の通り、標高400mほどの山麓の畑で火山性の赤い土壌が特徴となっています。南向き斜面で完熟したブドウと豊かな酸とミネラル感がワインの特徴となっています。

サンフランシスコで食料品店を営んでいたエマニュエル・ゴールドスタインとビジネス・パートナーのベンジャミン・ドレイファスが畑の創設者。当初はジンファンデルとセミヨンが植えられ、その一部は現在も残っています。ゴールドスタインは1938年に畑をナパのルイス・M・マルティーニに売却しました。マルティーニは1940年に最初のカベルネの樹を植え、その樹は現在も実を付けています。植樹面積は250エーカーに広がり、ジンファンデル、カベルネ・ソーヴィニヨン、セミヨン、リースリングなど計10品種が植えられています。

2002年にルイ・M・マルティーニがE・J・ガロに売却され、現在もガロがオーナーとなっています。ルイ・M・マルティーニがカベルネ・ソーヴィニョンなどを作っているほか、ベッドロックなどが古木のジンファンデルから素晴らしいワインを造っています。