柳屋にFoxen Sea Smoke 2006が入っています。その名のとおり,FoxenがSea Smokeの畑のブドウを使って作るこのピノ・ノワール,WAでは2004年が96点で2005年が89+点,いつもWAとは意見が合わないWSも2004年が94点で2005年が87点と,珍しく2004を非常に高く評価することで意見が一致しています。果たして2006は評価が高い年なのか低い年なのかが気になるところです。

ただしWAにおける2005年のレビューは
Foxen’s 2005 Pinot Noirs are more restrained, streamlined, and neither as powerful nor impressive as their 2004s, but they will be admired by those looking for more subtlety and elegance.

ということで,レイティングで想像してしまうような劣ったワインではないようです。2004年はSea SmokeのTenをさらに力強くしたような強い味わいのワインでしたから,Sea SmokeでTenよりBotellaが好きという人が結構多いように,Foxenでも2005の方が好きという人もいるような気がします。

で,肝心の2006ですが,テイスティングノートはまだほとんどなさそうです。K&L Winesのページには
Another small-production pinot noir from the folks at Foxen. The 2006 Sea Smoke Vineyard Pinot Noir is loaded with rich, juicy black fruit and supple tannins. Like a succulent black plum crossed with a blueberry spiked with cardamom and clove spice.
とありましたが,2005年についてはコメントがなく2004年はパーカーのレビューを引用していたので比較対象にならず,なんとも言えないところです。

柳屋の受け売りですが,Foxenの2005年はWAでの最高のレイティングが92点(Syrah Tinaquaic)だったのに対し,2006は既にSyran Toasted Ropeで95点を取っているなど,ここまでレイティングが公開された4本がすべて92点以上という高得点になっています。

肝心の価格ですが,米国では66~90ドルといったところ。1万2800円(税抜き)はちょっと高いですが,本家Sea Smokeが以前と違って日本で入手しにくくなってしまったので,買っておく価値はありそうな気がします。