柳屋によるとTurleyの輸入が10年ぶりに復活したそうです。おすすめワインのコーナーを始めたころは、何回か紹介しているので、そんなにも来ていなかったかな? という気もするのですが、代理店契約をしていない輸入品だったのかもしれないですね。

Wine Advocate誌で96点以上を取ったジンファンデルはこれまで16本。うち8本をTurleyが占めるという実力者。なお、オーナーのLarry Turleyは、Marcassinなどで知られるHelen Turleyの兄で、ワイナリの初期はHelenがワインメーカーをしていましたが、すぐに喧嘩別れしています。

今回入っているのはジュブナイル。Turleyの契約している畑の中で、比較的若い樹(といっても最高25年だそうですが)のブドウで作ったもの。Old Vinesと並んでTurleyの中では入門的な位置づけになります。

以前はTurleyというと、ひたすら濃厚でパワフルなジンファンデルというイメージがありましたが、近年はエレガントな方向に進んでいるそうです。

なお、今回のワイン(2012年)を作ったのはHelenの後を継いで現在の名声を作り上げたEhren Jordanですが、残念ながら2013年に自身のワイナリに専念するためにTurleyをやめています。2012年はEhrenの作るジンファンデルを味わえる最後のチャンスかもしれません。