グレッグ・ブリュワーのシャルドネ専門ブランド「ダイアトム」(Diatom)。樽を使わない造りで、かつてはWAで最高97点を取る実力派、2010年からは畑名を表示しない「漢字」ラベルのワインとして再出発。『神の雫』にも取り上げられました。

参考:
「神の雫」の「波紋」登場まで

しかし2013年を最後にダイアトムとしてワインを作るのはやめ、漢字ラベルワインは杉本さんのシャトー・イガイタカハに移管して継続することになりました。

ところがさらにまた2016年からはダイアトムを復活させることに。

参考:
ダイアトム復活、ブリュワー・クリフトンからはクリフトンが去る――グレッグ・ブリュワー・インタビュー前編

その新生ダイアトムのワインが入荷しています。ワインはもちろんシャルドネのみ。畑はヒリアード・ブルース(Hilliard Bruce)とスピア(Spear)。

ヒリアード・ブルースは有名醸造家ポール・ラトーも契約する人気かつ実力の高い畑。グレッグ・ブリュワーはヒリアード・ブルース・ワイナリーのコンサルタントも務めています。

もう1つのスピアは2014年に植樹されたまだ新しい畑。ディアバーグのすぐ近くとのことで、サンタ・リタ・ヒルズでは比較的東寄り(同地区は東に行くほど温暖)。ただ標高が900フィートとこの地区では最も高いところにあるので冷涼さを保っているのではないかと思います。オーガニックの認証を受けている畑です。