ロバート・モンダヴィの父親チェザーレから始まるモンダヴィ家のメンバーが作るワインは今では10以上のブランドになっています。それについては依然「【保存版】モンダヴィ・ファミリーの系譜」で詳しく書いているので、そちらをご覧いただきたいところですが、その中でも、現在注目のワイナリーになっているのがレイン(Raen)。

ロバート・モンダヴィの次男で、現在ナパのプリチャード・ヒルにコンティニュウム(Continuum)を持っているティムの息子二人がソノマで作っているピノ・ノワール専業のワイナリーです。2013年にオープンした、まだ新しいワイナリーですが、すでに高い評価を得ており、今回紹介する2015年のワインは「ロイヤル・セント・ロバート・キュヴェ」がヴィナスで94点、「ホーム・フィールド・ヴィンヤード」が同じくヴィナスで95点となっています。ちなみにロイヤル・セント・ロバート・キュヴェの方は複数の畑のブドウをブレンドしたもので、ワインの名前は祖父のロバート・モンダヴィにあやかっています。2014年のものは以前飲んだことがありますが、とても上品でおいしいピノ・ノワールでした。

ワイナリー全体で年間400ケースほどしか作っていない小さなワイナリーで、現地では売り切れですから、日本に入ってきているのはありがたいことです。