中川ワインの試飲会で美味しかったワイン(2018年冬)
中川ワインの試飲会から美味しかったワインを紹介します。すでに4000円台のカベルネ(次のナパ・ハイランズはどれ? 良質ワインひしめき合うアンダー5K市場)と、輸入元変更のマックマニス(コスパ抜群、マックマニスが輸入元変更で試飲レポ、ちなみに前輸入元のヴィノラムの投げ売りは在庫がなくなったようです)を取り上げているので、それ以外のワインからとなります。
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まずはオーハイのソーヴィニヨン・ブラン「マッキンリー・ヴィンヤード」2015。ソーヴィニヨン・ブランとしては比較的高価な4200円というワインですが、酸も果実味もしっかりしていてメリハリのある味わい。とてもレベルの高いソーヴィニヨン・ブランだと思います。
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もう1つソーヴィニヨン・ブランは「コクレル(Coquerel)」というワイナリーのテロワール・コクレル2015。オーハイを上回る5400円の高級ソーヴィニヨン・ブランですが香りがすばらしく、クリーミーな味わい。ちょっとソーヴィニヨン・ブランとは思えないくらいの個性と美味しさを持ったワインです。これは初めて飲んだと思いますが素晴らしいです。
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ロドニー・ストロングのシャルドネ ソノマ・カウンティ2015。3000円はコスパ高いです。トロピカルフルーツの味わいに豊かな酸。万人受けしそうなシャルドネです。
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ダックホーン傘下のマイグレーションは当初メンドシーノのアンダーソン・ヴァレーのワインを中心としていましたが、現在はカリフォルニア全域の涼しい地域のブドウを使ってシャルドネとピノ・ノワールを造っています。これはロシアン・リバー・ヴァレーのシャルドネ2014年(5000円)。最近減っている樽の風味を利かしたシャルドネ。といってもロンバウアーのようなコテコテな造りではなく、とてもバランスのいいワインなんです。完成度高いワインです。
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もう1つダックホーン系からデコイのワインを紹介します。デコイはダックホーンのセカンドワイン的位置づけでしたが、現在も比較的安価であることは変わらないものの、ワイナリーはソノマに移転。ブドウも自社畑を含むソノマのブドウで造る、より独立性の高いワイナリーになっています。今回各品種とも3900円に値下げ。どれもソノマのAVA表示ではありますが、実はかなり有名な畑からもブドウを買っており、価格以上の価値のあるワインを造っています。
今回はソーヴィニヨン・ブラン、シャルドネ、ピノ・ノワール、メルロー、ジンファンデル、カベルネ・ソーヴィニヨンを試飲しましたが、個人的にはボルドー品種のメルローとカベルネ・ソーヴィニヨンが特にレベルが高く感じられました。メルローはブルーベリーやカシスの風味でミディアム・ボディ。カベルネ・ソーヴィニヨンはよりがっしりした味わいでブラックベリーの風味。やっぱりダックホーン系だけあってメルローは上手ですね。
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オレゴンのクリストム(Cristom)のピノ・ノワール マウント・ジェファーソン・キュベ2015。旨味がしっかりあって非常に高いレベルでバランスのいいワイン。カリフォルニアのピノ・ノワールのような果実味の押し出しはないですが、代わりに複雑さがあるので、熟成にも向くと思います。
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リヴァース・マリーのピノ・ノワール ソノマ・コースト2014。これも酸と果実味、旨味のバランスが非常にいいです。リヴァース・マリーのワインは最近たびたび紹介しています。5800円というのは、もちろん安価ではないのですが、トーマス・リヴァース・ブラウンのワインとしては安く、しかも内容も充実しているので、一度は飲んでみてほしいです。
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というわけでもう一つリヴァース・マリーのピノ・ノワール シルバー・イーグル・ヴィンヤード2013。これはかなりボディーのしっかりしたピノ・ノワールで果実味も豊か。おいしいです。
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ティエラ・ディヴィナ(Tiera Divina)というワイナリーも初めて試飲したような気がします。「ザ・ジン」という名前のジンファンデル。ジンファンデルでは珍しい今風のラベルですが、スパイシーで果実味豊か。最近はジンファンデルを多く入れたレッド・ブレンドが流行っていますが、ちょっとまろやかすぎるものが多いように感じています。個人的にはこれくらいスパイシーさがあった方がおいしいと思います。
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今回はちょっとダックホーンシリーズのようになっていますが、これは本家本元。ワインオブザイヤーを取ったスリー・パームス・ヴィンヤードのものは人気で品薄ですが(ちなみに過去2回ほどの試飲会ではスリー・パームス出ていて、試飲会レポートで絶賛しています)、このメルローもさすがの出来栄え。パワフルでレベルの高いメルローです。
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ルイスのアレックス・ブレンド2015。シラー50%、メルロー30%、カベルネ・フラン11%、カベルネ・ソーヴィニヨン9%というブレンド。ベルベットのような舌触り。パワフルかつタニックな味わい。とても魅力のあるワインです。
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チリの「ラウラ・ハートウィッグ」というワイナリーのグラン・レゼルヴァ コンチャグワ・ヴァレー エディション・デ・ファミリアというカベルネ・ソーヴィニヨン系のブレンド(CS46%、マルベック27%、プティ・ヴェルド24%、カベルネ・フラン3%)。タニックでパワフルな造り。3000円台とは思えないレベルの高さです。
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先日の4000円台のお薦めには紹介できなかった(5000円台なので)のですが、これもバランス良くレベルの高いカベルネ・ソーヴィニヨンです。
高額ワインを得意とする中川ワインですが、今回はコスパが高いものが目立った印象です。この記事でも1万円を超えるものはルイスのアレックス・ブレンドだけ、というのはちょっと珍しい結果です。
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まずはオーハイのソーヴィニヨン・ブラン「マッキンリー・ヴィンヤード」2015。ソーヴィニヨン・ブランとしては比較的高価な4200円というワインですが、酸も果実味もしっかりしていてメリハリのある味わい。とてもレベルの高いソーヴィニヨン・ブランだと思います。
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もう1つソーヴィニヨン・ブランは「コクレル(Coquerel)」というワイナリーのテロワール・コクレル2015。オーハイを上回る5400円の高級ソーヴィニヨン・ブランですが香りがすばらしく、クリーミーな味わい。ちょっとソーヴィニヨン・ブランとは思えないくらいの個性と美味しさを持ったワインです。これは初めて飲んだと思いますが素晴らしいです。
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ロドニー・ストロングのシャルドネ ソノマ・カウンティ2015。3000円はコスパ高いです。トロピカルフルーツの味わいに豊かな酸。万人受けしそうなシャルドネです。
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ダックホーン傘下のマイグレーションは当初メンドシーノのアンダーソン・ヴァレーのワインを中心としていましたが、現在はカリフォルニア全域の涼しい地域のブドウを使ってシャルドネとピノ・ノワールを造っています。これはロシアン・リバー・ヴァレーのシャルドネ2014年(5000円)。最近減っている樽の風味を利かしたシャルドネ。といってもロンバウアーのようなコテコテな造りではなく、とてもバランスのいいワインなんです。完成度高いワインです。
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もう1つダックホーン系からデコイのワインを紹介します。デコイはダックホーンのセカンドワイン的位置づけでしたが、現在も比較的安価であることは変わらないものの、ワイナリーはソノマに移転。ブドウも自社畑を含むソノマのブドウで造る、より独立性の高いワイナリーになっています。今回各品種とも3900円に値下げ。どれもソノマのAVA表示ではありますが、実はかなり有名な畑からもブドウを買っており、価格以上の価値のあるワインを造っています。
今回はソーヴィニヨン・ブラン、シャルドネ、ピノ・ノワール、メルロー、ジンファンデル、カベルネ・ソーヴィニヨンを試飲しましたが、個人的にはボルドー品種のメルローとカベルネ・ソーヴィニヨンが特にレベルが高く感じられました。メルローはブルーベリーやカシスの風味でミディアム・ボディ。カベルネ・ソーヴィニヨンはよりがっしりした味わいでブラックベリーの風味。やっぱりダックホーン系だけあってメルローは上手ですね。
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オレゴンのクリストム(Cristom)のピノ・ノワール マウント・ジェファーソン・キュベ2015。旨味がしっかりあって非常に高いレベルでバランスのいいワイン。カリフォルニアのピノ・ノワールのような果実味の押し出しはないですが、代わりに複雑さがあるので、熟成にも向くと思います。
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リヴァース・マリーのピノ・ノワール ソノマ・コースト2014。これも酸と果実味、旨味のバランスが非常にいいです。リヴァース・マリーのワインは最近たびたび紹介しています。5800円というのは、もちろん安価ではないのですが、トーマス・リヴァース・ブラウンのワインとしては安く、しかも内容も充実しているので、一度は飲んでみてほしいです。
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というわけでもう一つリヴァース・マリーのピノ・ノワール シルバー・イーグル・ヴィンヤード2013。これはかなりボディーのしっかりしたピノ・ノワールで果実味も豊か。おいしいです。
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ティエラ・ディヴィナ(Tiera Divina)というワイナリーも初めて試飲したような気がします。「ザ・ジン」という名前のジンファンデル。ジンファンデルでは珍しい今風のラベルですが、スパイシーで果実味豊か。最近はジンファンデルを多く入れたレッド・ブレンドが流行っていますが、ちょっとまろやかすぎるものが多いように感じています。個人的にはこれくらいスパイシーさがあった方がおいしいと思います。
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今回はちょっとダックホーンシリーズのようになっていますが、これは本家本元。ワインオブザイヤーを取ったスリー・パームス・ヴィンヤードのものは人気で品薄ですが(ちなみに過去2回ほどの試飲会ではスリー・パームス出ていて、試飲会レポートで絶賛しています)、このメルローもさすがの出来栄え。パワフルでレベルの高いメルローです。
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ルイスのアレックス・ブレンド2015。シラー50%、メルロー30%、カベルネ・フラン11%、カベルネ・ソーヴィニヨン9%というブレンド。ベルベットのような舌触り。パワフルかつタニックな味わい。とても魅力のあるワインです。
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チリの「ラウラ・ハートウィッグ」というワイナリーのグラン・レゼルヴァ コンチャグワ・ヴァレー エディション・デ・ファミリアというカベルネ・ソーヴィニヨン系のブレンド(CS46%、マルベック27%、プティ・ヴェルド24%、カベルネ・フラン3%)。タニックでパワフルな造り。3000円台とは思えないレベルの高さです。
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先日の4000円台のお薦めには紹介できなかった(5000円台なので)のですが、これもバランス良くレベルの高いカベルネ・ソーヴィニヨンです。
高額ワインを得意とする中川ワインですが、今回はコスパが高いものが目立った印象です。この記事でも1万円を超えるものはルイスのアレックス・ブレンドだけ、というのはちょっと珍しい結果です。