昨年はワイン・スペクテーターでワイン・オブ・ザ・イヤーを取り、最近絶好調なのがダックホーン。グループのワイナリーも含めて優秀なワインをリーズナブルな価格で提供しています(先日の飲むべきピノ30本にも選ばれていました)。

グループ内で一番安価なワインを造っているのがデコイ(Decoy)。以前はナパのダックホーンのセカンド的な位置づけでしたが、今はソノマのブドウだけを使ってワインを造っています。日本ではこの9月から希望小売価格が3000円台前半に下がり、実売だと2000円台も珍しくない、とますますコスパは高くなっています。

このデコイと米国市場ではライバルの一つとなっているのが、赤ブレンドというジャンルを造ったオリン・スウィフトの「プリズナー」。日本では1万円を超える高額ワインですが、3000円のデコイとぶつかるというのはさすがにちょっとびっくりですが、ダックホーンのグループで赤ブレンドを造っているパラダックスの責任者ははっきりそう言っていました。

参考:ダックホーン/パラダックス・セミナー 試飲編

デコイは赤も白もはずさない味わいですが、どれを選べばいいかというと、やっぱりメルローは外せないでしょう。ダックホーン・グループとしての意地があるのか、ここのメルローはハズレのない一品です。

ソノマのブドウを使っているだけあって、ピノ・ノワールもコスパ高いです。どちらかというと優しい味わいで飲み飽きない。

まずはその2つから試してみてほしいと思います。