柳屋でオレゴンの雄イヴニング・ランドのピノ・ノワールが現地価格並みに安くなっています。

イヴニング・ランドは約10年前に有名ソムリエのラリー・ストーンなどが設立したワイナリー。ブルゴーニュの有名ドメーヌ「コント・ラフォン」がコンサルタントに加わったことなど、最初からオールスター的な布陣で話題を呼びました。現在はサンタ・バーバラのサンディやドメーヌ・ド・ラ・コートなどを手掛けるラジャ・パーとサシ・ムーアマンが所有しています。

2015年にはワイン・スペクテーターでピノ・ノワールが年間3位に選ばれています。そのときのレイティング98はオレゴンのピノ・ノワールとしては同誌の最高得点です。

ここの自社畑「セブン・スプリングス」のブドウを使ったピノ・ノワール2015が税抜3990円。ワイン・サーチャーによる平均価格が税抜40ドルですから、実質現地価格以下といってもいいくらいの安さです。ちなみに1年前には同じワインが5000円台になって安いということで、記事を書いているくらいです。また、イヴニング・ランドが作る外部のブドウを使ったピノ・ノワールはセーレムという別ブランドになっていますが、そちらも税込みで4000円程度ですからほとんど変わりありません。なお、ワイン・スペクテーターでは93点と、かなり高く評価されています。この価格帯で93点はなかなかないでしょう。

参考:
オレゴンの雄イヴニングランドから学ぶオレゴンワイン(前編)
イヴニングランドはシャルドネもすごいんです(後編)
ドメーヌ・ド・ラ・コートやイヴニング・ランドが亜硫酸削減のためにやっていること