ワイン・アドヴォケイトで20回を超える満点のワインを作っているトーマス・リヴァース・ブラウン。先日も「トーマス・ブラウンが作るソノマの『センシーズ』が国内入荷」で紹介しましたが、このひとの凄みは、ただ濃くてインパクトのあるワインを作るだけでなく、エレガントなワインも素晴らしいものを作ること。プライベートなブランドであるリヴァース・ブラウンのワインを飲むと、むしろそっちの方が得意なのではと思うほどです。

そのトーマス・リヴァース・ブラウンがコンサルタントを務めるワイナリーの一つがラウンド・ポンド。そこのキス・アンド・キン(Kith & Kyn)というカベルネ・ソーヴィニヨンが税込みでも4000円台という安さになっています。どうしてこんなに安いのかというと、購入したブドウを使っているから。とはいえナパ・ヴァレー産ではあるし、ワイン自体も高く評価されています。

今回売られている2013年はワイン・アドヴォケイトとワイン・アンド・スピリッツ誌で90点。2016年にはワイン・スペクテーターでナパの傑出したカベルネ8選の一つにも選ばれています。現地35ドルが税込み4000円台というのはそれだけでもかなり安いです。テイスティングのコメントを読むとバランスの高さが評価されているようです。