ワイン・スペクテーターで昨年2位、今年も4位と2年連続上位の快挙をなしとげたマヤカマス(Mayacamas)のカベルネ・ソーヴィニヨン。今年4位に入った2016ヴィンテージが入荷しています。昨年2位の2015年もまだありますから、両方買って比べてみるのもいいかもしれいません。

ちなみにどちらも評価は96点。ちなみにヴィナスでは2015が97+で、2016はなんと99点! ヴィナスの2016年のカリフォルニアの評価では100点が10本、99点が9本。アイズリーやプロモントリー、エイブリュー・マドローナ・ランチ、ダラ・ヴァッレ・マヤといったそうそうたるワインと同レベルですが、このなかでは圧倒的に低価格です。

マヤカマスのワインは典型的な「山カベ」のスタイル。タニックで酸が高く、長熟に耐える作りです。ワイン・スペクテーターでは以前はこのタイプはあまり高く評価されておらず、2010年以前のヴィンテージでは90点を超えたのは2回しかありません(どちらも1970年代のワインが1990年代に評価されたもの)。現在のカリフォルニアワイン担当のジェームズ・モールズワースに変わってから高評価が連発するようになりました。ここのスタイルは以前から変わっていないので、ワインがよくなったというよりも担当者による違いの面が大きそうです。

また、ユーザーの好みも変わってきているといいます。以前のようにビッグなワインばかりがもてはやされるのではなく、酸がしっかりしたようなワインも若者などが好むようになってきているのが評価を押し上げている要素の一つかもしれません。

2013年にオーナーが変わり、以前よりも投資ができるようになったことも全体のレベルを上げています。注目のワイナリーといっていいだろうと思います。

ショップはどちらもカリフォルニアワインあとりえです。