ドルーアンといえば、ブルゴーニュからオレゴンにワイナリーを作った先駆者として知られています。そのドメーヌ・ドルーアンはオレゴンで最初に開拓されたダンディー・ヒルズにありますが、2013年にエオラ・アミティ・ヒルズに新しい畑ローズロックを購入し、「ローズロック・ドルーアン・オレゴン」というブランドを構築しました。

エオラ・アミティ・ヒルズはイヴニングランドやリングア・フランカなどがある、オレゴンの中でもホットな地域。西側に海岸山脈のギャップがあり、太平洋からの冷たい空気が直接入ってくるため、オレゴンの中でも冷涼な地域になります。WANDSマガジンの記事によると「ダンディー・ヒルズのピノ・ノワールがエレガントなシャンボール・ミュジニーならば、エオラ・アミティ・ヒルズはストラクチャーのあるジュヴレ・シャンベルタンだ」とのこと。

このローズロックの2019年が大変な高評価になっています。ワイン・アドヴォケイトではスタンダードのピノ・ノワールとゼフィリーヌ(Zephirine)というポジティブ・セレクションのピノ・ノワールがともに97点、シャルドネはマリゴールド(Marigold)というポジティブ・セレクションが97点で、なんとスタンダードのシャルドネが99点。ワイン・スペクテーターでもスタンダードのピノ・ノワールが95点、ジェームズ・サックリングもスタンダードのピノ・ノワールに94点を付けています。

国内にはピノ・ノワールが入荷しています。税別なら4000円台というのは評価を考えたらかなり格安。ワイナリー価格の35ドルは普通なら6000円くらいになりますから、その面でも格安。この高評価を考えると早々に売り切れそうです。シャルドネはそもそも入荷してくるかどうか…