ジョシュ・セラーズ(Josh Cellars)は、ジョセフ・カーのワイナリー。ニューヨークのホテルなどで働き、一念発起して2001年にカリフォルニアに移り、ワイナリーを始めました。最初はナパで高級ワインのジョセフ・カーを立ち上げ、2005年に始めたのがカジュアルなジョシュ・セラーズです。当初のワインメーカーはベテランのトム・ラーソンという人。余談ですが、トム・ラーソンがソノマで営むラーソン・ファミリー・ヴィンヤードは今年3月火事でテイスティング・ルームなどが燃えてしまうという災難にあっています。

2010年ころから売上が伸び始め2015年には100万ケースを造るほどになりました。2019年には11ドル以上のワインの売上高で全米ナンバーワンになっており、2021年にはワイン・エンスージアストのアメリカン・ワイナリー・オブ・ザ・イヤーに選ばれています。

その代表的なワインがカベルネ・ソーヴィニヨンで、2019年のカベルネ・ソーヴィニヨンやバーボン・バレル熟成のカベルネ・ソーヴィニヨンが、17ドルという価格ながらワイン・エンスージアストで91点と高得点を取っています。カベルネ・ソーヴィニヨンは同誌のエディターズ・チョイスにも選ばれており、バーボン・バレル熟成のものも「バーボン・バレル・スタイルのワインの中でベストの一つ」と評価されています。ちなみにこの両ワインに加えて2020年のシャルドネと2020年のジンファンデルが今年のサクラアワードでゴールドに選ばれています。

価格も実売税込みで2000円台前半からですので、今の為替レートではワイナリー価格より安いくらいです。