一つ突き抜けた? ウルトラマリンだけでないマイケル・クルーズのスパークリング
ワイン・アドヴォケイトでマイケル・クルーズにインタビューした記事とワインのレビューが掲載されました。2017年のウルトラマリン(Ultramarine)のロゼに97点と、カリフォルニアのスパークリングでは過去最高のポイントが付いています。
同誌で96点以上の評価を得ているカリフォルニアのスパークリングはわずか10本、マイケル・クルーズのウルトラマリンとクルーズ・ワイン、ベッドロックのモーガン・ピーターソンが作るアンダー・ザ・ワイヤー、それからシュラムスバーグとロデレール・エステートの4つのワイナリーです。ただシュラムスバーグとロデレール・エステートは10年以上前のワインだけであり、現行あるいは現行に近いヴィンテージで高評価を得ているのはマイケル・クルーズとモーガン・ピーターソンだけとスパークリングワインにニューウェーブが来ていることが見て取れます。
この2つに共通するのはシャンパーニュでいうRM(レコルタン・マニピュラン)に近いスタイルであること。従来の複数ヴィンテージのワインをブレンドしていつも同じ味わいになることを目指すというより、そのヴィンテージ、その畑のテロワールをより意識したもにになります。
マイケル・クルーズのウルトラマリンとクルーズ・ワインのスパークリングもそれぞれ独自のアプローチがあるのですが、今回高評価を得たクルーズ・トラディション・ロゼもNVと称しながら実質的には2018年のワインだけで作られています。
ところで、今回のインタビュー記事で初めて知ったのですが、ウルトラマリンはクルーズ・ワインよりも早い2008年に設立されていたようです(インポーターのサイトにはどちらも2013年となっていました)。個人的なイメージとしてはニューカリフォルニア系のワインを軸として、スパークリングもやっていると思っていたのですが、どちらかというとスパークリングが最初から彼の興味の中心であり、スパークリングワインを作ることを念頭にさまざまなサイトを見ていると言っています。
ストラクチャーを持つ酸の味わいを作るためにはフェノールが大事だとか、プレス時に一番重要なのは酸化させないことだとか、これまでスパークリング・ワインの醸造でもあまり出てきていなかったような話もあり、非常に中身の濃い興味深い記事でした。
現在のカリフォルニアのスパークリングワインのプロデューサーの中では名実ともに一つ突き抜けた存在になったといってもいいかもしれません。
あとはウルトラマリンがもう少し入手しやすくなってくれるとうれしいのですが…
96点のクルーズ・トラディション・ロゼはわずかながら購入可能です(インポーターは既に品切れ)。
しあわせワイン倶楽部です。
ワインセラー エスカルゴです。
同誌で96点以上の評価を得ているカリフォルニアのスパークリングはわずか10本、マイケル・クルーズのウルトラマリンとクルーズ・ワイン、ベッドロックのモーガン・ピーターソンが作るアンダー・ザ・ワイヤー、それからシュラムスバーグとロデレール・エステートの4つのワイナリーです。ただシュラムスバーグとロデレール・エステートは10年以上前のワインだけであり、現行あるいは現行に近いヴィンテージで高評価を得ているのはマイケル・クルーズとモーガン・ピーターソンだけとスパークリングワインにニューウェーブが来ていることが見て取れます。
この2つに共通するのはシャンパーニュでいうRM(レコルタン・マニピュラン)に近いスタイルであること。従来の複数ヴィンテージのワインをブレンドしていつも同じ味わいになることを目指すというより、そのヴィンテージ、その畑のテロワールをより意識したもにになります。
マイケル・クルーズのウルトラマリンとクルーズ・ワインのスパークリングもそれぞれ独自のアプローチがあるのですが、今回高評価を得たクルーズ・トラディション・ロゼもNVと称しながら実質的には2018年のワインだけで作られています。
ところで、今回のインタビュー記事で初めて知ったのですが、ウルトラマリンはクルーズ・ワインよりも早い2008年に設立されていたようです(インポーターのサイトにはどちらも2013年となっていました)。個人的なイメージとしてはニューカリフォルニア系のワインを軸として、スパークリングもやっていると思っていたのですが、どちらかというとスパークリングが最初から彼の興味の中心であり、スパークリングワインを作ることを念頭にさまざまなサイトを見ていると言っています。
ストラクチャーを持つ酸の味わいを作るためにはフェノールが大事だとか、プレス時に一番重要なのは酸化させないことだとか、これまでスパークリング・ワインの醸造でもあまり出てきていなかったような話もあり、非常に中身の濃い興味深い記事でした。
現在のカリフォルニアのスパークリングワインのプロデューサーの中では名実ともに一つ突き抜けた存在になったといってもいいかもしれません。
あとはウルトラマリンがもう少し入手しやすくなってくれるとうれしいのですが…
96点のクルーズ・トラディション・ロゼはわずかながら購入可能です(インポーターは既に品切れ)。
しあわせワイン倶楽部です。
ワインセラー エスカルゴです。