カリフォルニアワインAliveテイスティングで美味しかったワイン(前編)
カリフォルニアワインの大試飲会「Aliveテイスティング」で美味しかったワイン、気になったワインを紹介します。なにしろワインが全部で700種類を超えるという大きな試飲会なので、さすがに全部を試飲することはできず、試飲したインポーターのものに限られていることをご承知おきください。
エレメンタル・ワインズ(Element「AL」 Wines)というのはコスパワインで有名なボーグルの新ブランド。リサイクルが容易で軽量なアルミニウムを使ったボトルです。長期熟成向きではありませんが、同社でのテストでは1年以内ではガラス瓶との品質的な差はなかったとのことです。ピノ・グリージョ、シャルドネ、ロゼ、ピノ・ノワールとありますが、個人的にはアルコール度数が11%と低く、さわやかでさっぱりと飲めるピノ・グリージョが一番イメージに合っている感じがしました。
写真なしですが、ボーグルのワインでは2022年のシャルドネも良かったです。どちらかというとリッチ系の味わい。2600円はコスパ高いです。
ザ・ヴァイス(The Vice)のオレンジ・オブ・アルバリーニョ。うまみたっぷりでさわやかさもあり美味しい。5200円。
C.G.ディアーリのジンファンデル。甘々系でなくバランスよい造り。3500円は非常にコスパ高いです。
ベンジャミン・シルバーのレッド・ブレンド(6000円)。複雑さあり、酸がきれい。
シックス・クローヴズの扱いは布袋ワインズから都光に変わりましたが、ワインは代わりありません。リンダヴィスタはスティーブマサイアソンの畑。ここのシャルドネは定番です。2022年はきれいでアロマティック、2023年はうまみを強く感じ、酸がやや高い。12000円。
懐かしのサンフォード。シャルドネはリッチですが、酸も高くきれい。ピノ・ノワールはバランスよく華やか。
ボーエン(Boen)は、ナパのケイマスのオーナーであるワグナー家のピノ・ノワールとシャルドネのブランド。かつてのメイオミ(Meiomi)の後継という位置づけです。ワグナー家のワインというとかなり濃いイメージがありますが、ここのシャルドネとピノはリッチではありますが、バランスよく美味しい。
冷涼なエドナ・ヴァレーで白品種を造るタンジェント。ソーヴィニヨン・ブラン、アルバリーニョ、ピノグリ、グリューナー・フェルトリーナー(これだけゾッカーブランド)がありますが、ソーヴィニヨン・ブランとアルバリーニョがお薦め。どちらも香り豊かで酸のきれいさが際立ちます。
ウィプラッシュ(Whiplash)は、ブレッド&バタ―で知られるWX Brandsの造るワインの一つ。WX Brandsのワインメーカーであるリンダ・トロッタは2018年にはノースベイ・ビジネス・ジャーナルによるナパヴァレー・ワインメーカー・オブ・ザ・イヤーに選ばれています。シャルドネ、ピノ・ノワール、ジンファンデル、カベルネ・ソーヴィニヨンが出ていましたが、個人的にはジンファンデルが良かったです(3500円)。果実味豊かですが、ストラクチャーもあり、エレガントにすら感じます。
エドナ・ヴァレーからもう一つバイリヤーナ(Baileyana)のシャルドネ(6000円)を紹介します。柑橘系の豊かな果実味にミネラル感があり、エドナヴァレーらしい酸もすばらしい。
アンディ・エリクソンがコンサルタントを務めるアルファオメガのソーヴィニヨン・ブラン(7400円)。パソロブレスのソーヴィニヨン・ブランは珍しいですが、あえてメジャー産地でないところのブドウを発掘するのがアンディ・エリクソンらしいところ(彼のリヴァイアサンもナパ以外のブドウで秀逸なボルドー系ブレンドを作っています)。ブラインドで飲んだらナパの高級ソーヴィニヨン・ブランと答えそうな、リッチな果実味と上品な酸があります。
ダットン・エステートのシャルドネ(11000円)。ソノマのグリーン・ヴァレー、ロシアン・リバー・ヴァレーに多数の畑を持つダットン・ランチの自社ブランド。さすがのレベルの高さです。
この試飲会のカベルネ系ワインの中でベストだったのが、この2つ。超有名コンサルタントのミシェル・ロランが自分の名前を付けて造る世界で唯一のワイナリーです。MRはカベルネ・ソーヴィニヨン(46000円)。ベクストファー・ト・カロンのブドウを使っているようです。リッチで芳醇。オークヴィルのカベルネのお手本的なワイン。ザ・ディベイト(The Debate,
40000円)は同じベクストファー・ト・カロンの畑ですが品種はカベルネ・フラン。ベクストファー・ト・カロンの畑の中でもカベルネ・フランは1割しかないとのこと。カベルネ・ソーヴィニヨン以上にリッチでタニック。パワフルなワイン。生産量はわずか100ケース。これは熟成させたらすごいワインになりそうです。
長くなるので、とりあえずここまで。
エレメンタル・ワインズ(Element「AL」 Wines)というのはコスパワインで有名なボーグルの新ブランド。リサイクルが容易で軽量なアルミニウムを使ったボトルです。長期熟成向きではありませんが、同社でのテストでは1年以内ではガラス瓶との品質的な差はなかったとのことです。ピノ・グリージョ、シャルドネ、ロゼ、ピノ・ノワールとありますが、個人的にはアルコール度数が11%と低く、さわやかでさっぱりと飲めるピノ・グリージョが一番イメージに合っている感じがしました。
写真なしですが、ボーグルのワインでは2022年のシャルドネも良かったです。どちらかというとリッチ系の味わい。2600円はコスパ高いです。
ザ・ヴァイス(The Vice)のオレンジ・オブ・アルバリーニョ。うまみたっぷりでさわやかさもあり美味しい。5200円。
C.G.ディアーリのジンファンデル。甘々系でなくバランスよい造り。3500円は非常にコスパ高いです。
ベンジャミン・シルバーのレッド・ブレンド(6000円)。複雑さあり、酸がきれい。
シックス・クローヴズの扱いは布袋ワインズから都光に変わりましたが、ワインは代わりありません。リンダヴィスタはスティーブマサイアソンの畑。ここのシャルドネは定番です。2022年はきれいでアロマティック、2023年はうまみを強く感じ、酸がやや高い。12000円。
懐かしのサンフォード。シャルドネはリッチですが、酸も高くきれい。ピノ・ノワールはバランスよく華やか。
ボーエン(Boen)は、ナパのケイマスのオーナーであるワグナー家のピノ・ノワールとシャルドネのブランド。かつてのメイオミ(Meiomi)の後継という位置づけです。ワグナー家のワインというとかなり濃いイメージがありますが、ここのシャルドネとピノはリッチではありますが、バランスよく美味しい。
冷涼なエドナ・ヴァレーで白品種を造るタンジェント。ソーヴィニヨン・ブラン、アルバリーニョ、ピノグリ、グリューナー・フェルトリーナー(これだけゾッカーブランド)がありますが、ソーヴィニヨン・ブランとアルバリーニョがお薦め。どちらも香り豊かで酸のきれいさが際立ちます。
ウィプラッシュ(Whiplash)は、ブレッド&バタ―で知られるWX Brandsの造るワインの一つ。WX Brandsのワインメーカーであるリンダ・トロッタは2018年にはノースベイ・ビジネス・ジャーナルによるナパヴァレー・ワインメーカー・オブ・ザ・イヤーに選ばれています。シャルドネ、ピノ・ノワール、ジンファンデル、カベルネ・ソーヴィニヨンが出ていましたが、個人的にはジンファンデルが良かったです(3500円)。果実味豊かですが、ストラクチャーもあり、エレガントにすら感じます。
エドナ・ヴァレーからもう一つバイリヤーナ(Baileyana)のシャルドネ(6000円)を紹介します。柑橘系の豊かな果実味にミネラル感があり、エドナヴァレーらしい酸もすばらしい。
アンディ・エリクソンがコンサルタントを務めるアルファオメガのソーヴィニヨン・ブラン(7400円)。パソロブレスのソーヴィニヨン・ブランは珍しいですが、あえてメジャー産地でないところのブドウを発掘するのがアンディ・エリクソンらしいところ(彼のリヴァイアサンもナパ以外のブドウで秀逸なボルドー系ブレンドを作っています)。ブラインドで飲んだらナパの高級ソーヴィニヨン・ブランと答えそうな、リッチな果実味と上品な酸があります。
ダットン・エステートのシャルドネ(11000円)。ソノマのグリーン・ヴァレー、ロシアン・リバー・ヴァレーに多数の畑を持つダットン・ランチの自社ブランド。さすがのレベルの高さです。
この試飲会のカベルネ系ワインの中でベストだったのが、この2つ。超有名コンサルタントのミシェル・ロランが自分の名前を付けて造る世界で唯一のワイナリーです。MRはカベルネ・ソーヴィニヨン(46000円)。ベクストファー・ト・カロンのブドウを使っているようです。リッチで芳醇。オークヴィルのカベルネのお手本的なワイン。ザ・ディベイト(The Debate,
40000円)は同じベクストファー・ト・カロンの畑ですが品種はカベルネ・フラン。ベクストファー・ト・カロンの畑の中でもカベルネ・フランは1割しかないとのこと。カベルネ・ソーヴィニヨン以上にリッチでタニック。パワフルなワイン。生産量はわずか100ケース。これは熟成させたらすごいワインになりそうです。
長くなるので、とりあえずここまで。