自分にしては珍しく,ワインショップでふと手にとって買ったワイン。北カリフォルニア特にシリコンバレー周辺に住んでいる人にとってはGilroyというのは多分馴染み深い名前のはず。アウトレット・センターとして多くの買い物客を引き付けるのと同時に,全米随一のニンニクの産地であり,付近はニンニクの香りが漂います。
Clos du Gilroy
その名前に惹かれたのもありますが,意外に思ったのがそのラベル。マルセル・プルーストです。なぜギルロイ,なぜプルーストというのが購入の動機。

このワイン,Gilroyから50kmくらい南のSoledadあたりで取れたGrenacheを使っているということ。ニンニク料理に合うワインとして,産地も近いものを選んだようです(実はGilroyに一番近いのはCaleraではないかとも思うのですが)。

ワインは赤系の果実が強く,明るく軽い感じ。タンニンも少なめですが,胡椒などのスパイシーさが軽くなりすぎるのを防いでいます。確かに軽めのニンニク料理には合いそう。シリアスなワインではありませんが,食事と合わせるには割とよかったです。

結局なんでプルーストなのかは分からなかったのですが,プルーストと言えば「失われた時を求めて」。実はこの作品には結構思い入れがあったりするのですが,それはまた別の話なのでここでは深入りしません。この作品,タイトルにあるように時間が最大のテーマですが,一方でコンブレやバルベックといった土地も重要な役割を持っています。おそらくそれにワインの手ロワールを重ねたのではないかと思います。

1700円という値段は若干高いかな? でもまた買うかもしれません。