Hanzell Vineyards: カリフォルニアワイン史に名を残す重要なワイナリ

第2次世界大戦後に欧州の復興を米国が援助した「マーシャル・プラン」。その計画や実行に携わったジェームス・D・ゼラバック大使(写真)が1953年にブドウ畑をつくったのがHanzell(ハンゼル)の源流となりました。畑はシャルドネとピノ・ノワールで、現在まで続いて生産を続けている中では最古のピノ・ノワールの畑ではないかと言われています。

1963年に大使が亡くなった後、未亡人のHanaはワイナリを売却。Douglas and Mary Dayが新たなオーナーになりました。1975年にMary Dayが亡くなり、ワイナリはCountess Barbara de Bryeの手に渡りました。1991年に亡くなった後には、息子のAlexanderが継いでいます。

ワイン作りでは樽熟成やマロラクティック発酵などが、このワイナリに由来するものと言われています。

ワインは自社畑のシャルドネとピノ・ノワールが中心。一時期はTCA(ブショネの原因となる物質)汚染に悩まされたもの、再建を果たしています。

訪問は要予約。45ドルと150ドルのツアーがあります。150ドルのツアーでは10年以上前のワインもテイスティングできるとのこと。

なお、日本語だと名前が似ていて、同じようにシャルドネを得意とする「ウォルター・ハンゼル」の綴りは「Walter Hansel」。Hanzellとは全く関係がないので注意が必要です。

URL
http://hanzell.com
メール
maildesk@hanzell.com
Facebook
http://www.facebook.com/HanzellVineyards
住所
18596 Lomita Avenue, Sonoma, CA 95476
電話
707-996-3860
ツアー
要予約