DuMOL(デュモル)はRussian River Valleyにおけるエリート・ワイナリの1つと言っていいでしょう。ロバート・パーカーは「好きなワインの中で、シャルドネではトップ6、ピノ・ノワールではトップ12に入る」と評しています。シャルドネ、ピノ・ノワールのほかシラーとヴィオニエも作っており、どれも高く評価されています。
ワイナリの創設は1996年。実業家のKerry Murphy(ケリー・マーフィー)がレストランを経営するMichael Verlander(マイケル・ヴァーランダー)と作ったワイナリです。2000年からワインメーカーとしてLittoraiのTed LemonやPaul Hobbsの下で修行したAndy Smithが就任。2005年からはAndy Smithもパートナーになっています。
DuMOLのワインは、ワインに固有の名前を付け、畑の名前はあまり表には出していません(隠しているわけでもありません)。例えばシャルドネはChloe(クロエ)、Clare(クレア)、Isobel(イゾベル)と3種(現在はそれにエステートを加えた4種)がありますが、実際にはChloeがRitchie(リッチー)、ClareがカーネロスのHyde(ハイド)、IsobelがCharles Heintz(チャールズ・ハインツ)の畑です。どれを取っても超一流の畑であり、作られるワインもその名に恥じないものです。
ワイナリは非公開。ワインは日本にも小量輸入されています。