Freeman(フリーマン)は、KenとアキコのFreeman夫妻によるワイナリです。2人は1985年9月28日、友人のパーティで運命的な出会いを果たした。そこで意気投合し、結婚し、ついにはワイナリを持つことになりました。この出会った日付はワイナリのケーブにも記されています。
ワイナリを開いたのは2001年。当初からエレガントなピノ・ノワールとシャルドネを作る予定でしたが、濃いビッグなワインが全盛の時代、ワインメーカーを探すのに苦労したといいます。これまた偶然にもKenと同じマサチューセッツ大学の出身だったEd Kurtzman(当時Testarossaのワインメーカー)と出会い、彼にワインメーカーを託すことになりました。
当初はMerry Edwardsの畑からブドウの供給を受けたとのこと。現在はKeefer RanchやHeintzといった畑からブドウの供給を受けると同時に、Russian River ValleyのFreemant Estate、Sonoma CoastのFreeman Ranchといった畑を待つようになっています。
ワインはピノ・ノワールがSonoma CoastとRussian River Valley、単一畑のKeefer Ranch、また全ての樽の中から最高のものを選んだAkiko's Cuveeを作っています。シャルドネは「涼風」と呼ぶものが1つ。いずれも評論家などから高く評価されています。
前述のように、ピノ・ノワールの中のベスト・セレクションをAkiko's Cuveeとしていますが、この名前が付いたのは理由があります。Freeman夫婦とEdの3人でそれぞれベスト・セレクションを作ったところ、毎年アキコさんのものが一番良く、この名前に落ち着いたとのことです。
アキコさんはワイナリを始めるまではワイン醸造の素人でしたが、Ed Kurtzmanについて修行。現在はアキコさんがワインメーカーで、Edはコンサルタントという役割になっています。
ワイナリは基本的に非公開ですが、メーリング・リストのメンバーであれば、事前に連絡して見学できるそうです。また、2013年夏にはSebastopolのダウンタウンにあるThe Barlowという施設内にテイスティング・ルームを開く予定です。