Nakai Vineyards: 30年後しの夢を叶えた日本人

Nakai Vineyardsのオーナー中井章恵(なかいあきよし)さんは1960年代に日本から米国に移住しました。1976年に、アプリコットの収穫体験で余ったアプリコットをフルーツワインにしたのがきっかけで自家製ワインのクラブに入り、ブドウの収穫などを手伝うようになりました。次第に、いつかは自分で農園を持ってワインを作りたいと思うようになり、働きながら大学に通ってワイン作りを学び始めました。

1980年にRussian River Valleyに畑を購入し、植わっていたジンファンデルをソヴィニョン・ブランに植え替えました。その後も平日は働きながら週末にブドウの世話をするという生活を続け、作ったブドウをワイナリに売るようになりました。さらに1995年にはシャルドネを、1997年にはメルローを植え、畑が完成しました。近年、ソヴィニョン・ブランの畑の一部をピノ・ノワールに植え替え、今後はピノ・ノワールも作っていく予定です。

ソヴィニョン・ブランはグレープフルーツのフレーバーがあるさわやかなワイン。シャルドネは樽を使わず、全部ステンレスタンクで発酵させています。一方で、マロラクティック発酵は100%行うことで、クリーミーでトロピカル・フルーツのフレーバーがあり、複雑な味わいになっています。メルローは100%メルローで果実味を生かした味。どれも自然で無理のない味わいのワインです。

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