Francis Ford Coppola Winery(フランシス・フォード・コッポラ)は、映画監督のコッポラのワイナリ。コッポラのワインとしては、ナパのInglenook(イングルヌック、かつてのNiebaum-Coppola)が有名ですが、ソノマにあるこちらのワイナリでは、より一般向けのワインを作っています。
元々はナパのNiebaum-Coppolaで作っていたワインですが、2006年にChateau Souverain(スーヴェラン)のワイナリを取得。Rubiconなどの上位のワイン以外はそちらに移しました。代表的なブランドにはDiamond CollectionやDirector's Cutなどがあり、日本でもポピュラーです。
特に女性に人気が高いブランドが「Sofia」。フランシスの娘で映画監督として知られるソフィア・コッポラの名を付けたブランドです。ソフィアが4歳のときにフランシスが「将来、お前のためにシャンパーニュを作ろう」と約束したのを実現したもの。
その約束の通り、「ソフィア・ブラン・ド・ブラン」というスパークリング・ワインが、その最初のワインとなりました。ソフィア自身の希望で、ガスのあまりきつくない、飲みやすいものを狙っているそうです。ピンク色のセロファンによるラッピングは、花を意識したものだとか。
このスパークリングには飲みきり(1/4ボトル)サイズの缶もあります。ストローが付いており、ファッションモデルのような飲み方が手軽にできます。
ソフィア・ブランドにはその後、スパークリングではないロゼ、リースリング、シャルドネが追加されています(リースリングとシャルドネは日本未輸入)。ロゼもきれいなボトルで人気があります。
夏から秋にかけてはプールもオープンになり、家族で行くワイナリとしてはいい目的地になります。キャビンを借りれば、椅子やタオルのほか、テイスティングも付属します。レストランも併設されているので、一日ここで過ごすことも可能です。