Geyser Peak Winery(ガイザー・ピーク)は1880年にAugustus Quitzowという人が作ったワイナリです。Alexander ValleyのワイナリとしてはSimiと並ぶ古さです。Geyser Peak Mountainという山の山麓にあることから名称が付けられました。
Alexander Valleyを中心に、いくつかの自社畑を持っており、カベルネ・ソヴィニョンやソヴィニョン・ブランなどを作っています。ワインの大部分は10ドル台で、コスト・パフォーマンスがいいワインです。
1970年代には、安いジャグワインを中心に作っていましたが、1982年にHenry Trioneという人がワイナリを買い取ってから品質向上への努力が始まりました。1990年代にはオーストラリアのペンフォールズからの資本を入れ、ワインメーカーもオーストラリア出身の人になり、シラーズなどを作っていたこともありました。1998年のFortune Brandsというところに買われています。その後もオーナー企業はたびたび変わっており、2012年には再びオーストラリア資本のAccolade Wines傘下に入っています。
このように安定しない時期を過ごしながらも、持続可能なワイン作りに力を入れたり、「UNCENSORED」、「XYZin」と新しいブランドを投入するなど、ワイナリの運営はたゆまずに行われています。
ワイナリにはピクニックエリアもあり、訪問する価値もあるでしょう。