Carlisle(カーライル)は、ジンファンデルとシラーなどローヌ品種を手がけるワイナリ。1998年にできた新しいワイナリですが、評論家などに非常に高く評価されています。
オーナー/ワインメーカーのMike Officerは趣味としてワインを飲み始め、のめり込んでいった人。大学卒業後、ソフトウェア・エンジニアになったものの、それに飽きたらず、台所でワインを作り始めました。
最初に作ったのは5ガロン(19リットル)のジンファンデル。その後、友人や妻のKendall Carlisleの助けを得て、いろいろな畑からブドウを仕入れて作るようになり、1997年には300ケースものワインを作るようになっていました。
1998年にはいよいよ商用ワイナリへと転身。古木のジンファンデルと、ローヌ系品種に絞ってワインを作ることにしました。
ジンファンデルでは1927年に植えられた畑を購入、Carlisle Vineyardという自社畑にしました。
評論家の評価は極めて高く、Wine Advocate誌ではシラーが最高96、ジンファンデルが最高95点。Wine Spectator誌ではシラーが最高98点、ジンファンデルが96点という、ほぼトップクラスの成績です。特にジンファンデルでは同じソノマのBedrockと並んで、新興勢力のトップ2と言えるでしょう。