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Date: 2007/0427 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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開けたボトルを40分間「輪」の中に置いておきます。それだけでワインのフレーバーが増します。こういう“怪しい”製品をマサチューセッツの会社が開発しました。その名も「おでんの輪」いやいや「Ring of Oden」といいます。
"The Ring of Oden is a polished brass ring imbedded with energy through a revolutionary Net-Neutral Ionic™ Energy process, causing the subatomic particles within the brass to resonate."

The Ring of Oden - Age your wine naturally in minutes, not years with the Net-Neutral Ionic Energy Process
なんでも熟成のプロセスを早めることで「10ドルのワインも80ドルのフレーバーになる」そうな。ちなみにこの製品は99ドル! まあ,「とんでも」物だとは思いますが,アメリカ人はこういうのに乗るんでしょうか(日本人の方が好きそうな気がします)。

Ring of Oden
Date: 2007/0426 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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柳屋のメルマガでPatz&HallのDutton Ranchが出ていて安いなあと思ったところ,調べたらもっと安いところがあってびっくりしました。「かわばた酒店」という店です。Dutton Ranch 2000 Chardonnayが3980円(税抜き),だけでなく同じ年のWoolsey Roadも同じ値段,Robert Parkerが高く評価する(94点)Alder Springsも5800円です。今飲むんならDutton RanchよりWoolseyやAlder Springsだろうなあと思います。一番評価が低い(WSでは割と高評価ですが)Dutton Ranchでも米国で40ドル。間違いなくお買い得です。

【パッツ&ホール】
シャルドネ・アルダー・スプリング[2000](白)
価格5,800円 (税込6,090円) 送料別
Date: 2007/0425 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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リストが膨大すぎて,見るのが大変。かつ売り切れが大半という,難物なセールになっている今回のパリ16区のセールですが,探してみると「あれ,こんなのが」というのが結構ありました。まさに掘り出し物です。

例えばVision CellarsのRosella'sやGary'sのPinot。ArcadianのSleepy HollowのPinot。ちょっとだけ高いけどレアなSin Qua NonのBoots。SpottswoodeのSauvignon Blancは1割引いたら3000円台。Martinelliも一杯残っているけどどれも米国価格より安いです。Ojai のPisoniなんていうのも1本残ってます。ShaferのRelentlessもあった。ほかにもありそうですが,疲れたのでこの辺まで。これらはどれも米国価格と遜色ないです。それから,ここに出ている価格から1割引いてもらえるはずなのでお間違いなく。

パリ16区のセールページ
Date: 2007/0425 Category: 技術系
Posted by: Andy
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「バトン」というのは日本だけの現象かと思っていましたが,米国でもあるようです。「Tag it」とか「meme」(ミーム)と呼ばれています。昨日今日と米国のワイン・ブログで「Why you blog」という「Tag it」が流行っています。
"I realized this morning I had the perfect list of tag-ees, so here goes (I need a"bwa ha ha" soundtrack):
* Josh "I Have Two Lives" at Pinotblogger
* Marshall "The Entranced" at the WineQ Blog
* Brian "PJ" at the Small Business Blog of the Day
* "Dirty Man" Jason at the WineLog.net Blog
* Ryan "The Searcher" at the CalWineries Blog
Your mission, if you choose to accept it, is to tell us "why you blog?"

El Bloggo Torcido - Twisted Oak Winery

面白いのはトラッキングのページがあること。だれが参加しているか,ツリー状で見られます(ワイン関係だけではありません)。仕組みが今ひとつ分からないのですが…(人力でやっているような気が)。

というわけで,呼ばれているのでもないのですが,自分がブログをする理由をいくつか挙げたいと思います。
1. 更新頻度を落とさないためにはオンラインで記事を書ける仕組みが必要だった(その昔の「四方山玄関口」を覚えている人は少ないかもしれませんが,あれもファイルアップロードなしで記事を作っていました)。
2. デザイン変更や機能追加などが容易にできる(長年の懸案だったワイナリマップが実現できたのもそのおかげ)。
3. サイト全体の管理に利用できる。
4. コミュニケーションの起点になる。
5. いじっていて楽しい。
僕の場合,元々「玄関口」というサイトがあって,それをどうするかというところから出発しているので,純粋にブログだけをやっている人とは目的も使い方も大分違うかもしれません。4のコミュニケーションの要素はブログだからというより,サイトを始めたときからのことですが,例えばmixiのマイミクを見ても,大半がワインだったりブログからの付き合いですから,その要素はいまだに大きいということです。
Date: 2007/0424 Category: 健康
Posted by: Andy
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長年の飲酒による脳や内臓への影響は,男性より女性に早く出やすいという研究結果をロシアの研究者が発表しました。
"The brain-damaging effects of alcohol strike women more quickly than men, a new study conducted in Russia confirms."

Alcohol damages women

理由としては男性の方が女性よりも水分量が多いことや,アルコールを分解する酵素が少ないといったことがあるようです。
Date: 2007/0423 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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Andrew MurrayといえばSanta Barbaraでローヌ系品種のワインを作る草分け的存在。さらには19歳(!)のときからワインを造っているという神童ぶりでも知られているようです。そんなAndrew Murrayが35歳にして大きな岐路に立っているという記事です。
"For Andrew Murray, 35, of the eponymous vineyard in Santa Barbara County, the answer is to lose the farm, flirt around with new vineyards and train for a triathlon. Oh, and make even better wines."

Man, 35, seeks grapes for serious relationship / Central Coast winemaking whiz kid Andrew Murray splits from his parents and strikes out on his own
もともとAndrew Murrayの両親はLAでレストラン・チェーンを経営していたのを引き払ってブドウ作りを始めたそうです。それがブドウ作りからも引退したくなったというのが今回の岐路の発端。これまで自社畑を中心にワインを作っていたのですが,この機会に畑を売ってしまい,全部購入するブドウに切り替える決断をしました。

2006年ヴィンテージは「元」のエステートの畑のブドウを主に使いましたが,2007年からはそれもやめ,完全に外部の畑にするとのこと。Andrew本人には,ブドウ作りに煩わされることなく,ワインに専念したいという気持ちがあるようです。

Andrewの半生をつづったこの記事,読みやすくなかなか面白いです。一度目を通すことをお勧めします。
Date: 2007/0422 Category: 読書感想
Posted by: Andy
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「世界初」のNucleusの本が日本で出ます。とりあえず一家に一冊ですね。

Date: 2007/0420 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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カリフォルニアワインあらかるとが3周年記念として最大55%オフのセールをやっています。価格はどれも概ね1ドル100円換算で現地価格よりちょっと高いくらい。つまり実質的には1割程度現地より割安になります。今のラインナップはPejuのFranc,Merlot,Richard Partridge,Reynolds Family,Salvestrinというなかなか渋いもの(悪いという意味ではなく,名前がそれほど知られていないということ)。

個人的なお勧めはPejuのCabernet Franc。3000円そこそことお手ごろだし,2001という良年。以前飲んだここのFrancは好きな味でした。

【ペジュ】
カベルネ・フラン "エステイト" ナパ・ヴァレー [2001]
輸入元希望小売価格(税込)5,460円 のところ
オープン三周年記念
謝恩セール特価40%OFF3,120円 (税込3,276円) 送料別
Date: 2007/0418 Category: ワイナリ訪問
Posted by: Andy
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ナパ・ヴァレー関係のブログとしては最も充実していると思われるCork Boardに先日紹介したCastello di Amorosaの訪問記が早くも載っていました。
"The bottom line is the castle is a must-see if for nothing other than the sheer amazement of it."

The Cork Board Blog Archive A review of the Castello di Amorosa experience

結論は上の通り。観光目的で行くのならとてもいいところ。ワインだけが目的だったら,ツアーには参加しないほうがいいとのこと。1時間あまりのツアーのほとんどは美術品や建物についてで,ワインについてはほとんどなかったようです。
Date: 2007/0417 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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柳屋のセールでChateau St. JeanのCinq Cépages 1999が8980円(税抜き)で出ています。2002年にWine Spectator誌の年間2位(E. Guigal Châteauneuf-du-Pape 1999)。米国だと安いところで70ドルくらいですが,100ドル前後という店が多いようなので,まあまあ安い値段だと思います。

●シャトー セント ジーン カベルネソーヴィニヨン "サンク・セパージェス" ソノマカウンティ 1999
インポーター希望小売価格9,700円 のところ
ヤナギヤ特価8,980円 (税込9,429円) 送料別


Cinq Cépagesというと1999年のWine Spectatorで1996年ヴィンテージが1位を取ったことで知られていますが,2002年に2位だったのは全然覚えていませんでした。いいワインだと思うし,好きな味なのですが,どうもお勧めするのにもう1つ気が乗らないのは1位を取る前の28ドルという値段を知っているからでしょうか。

そのころはスーパーで20ドルちょっとで売られていたし,レストランでも50ドル弱で飲めたので,随分重宝したのですが,1位を取ってからすっかり変わってしまいました。日本に帰国する際に買い込んで置かなかったことが悔やまれます。いつでも買えると思っていてはいけないのですね。そういう意味ではこのワインやっぱりお勧めです(ちょっと無理やり)。
Date: 2007/0416 Category: ワイナリ訪問
Posted by: Andy
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ブドウを収穫し,ワイナリの作業を体験し,といったことはだれしも経験してみたいもの。それに豪華ディナーや,ワインと食事のワークショップ,ワイン・テイスティング・パーティといったものを組み合わせた,一種の究極のワイナリ・ツアーが今秋行われます。名前はSonoma Grape Camp
"Imagine yourself in the midst of a vineyard during fall crush, grape knife in hand, picking grapes on a crisp autumn morning, the sun overhead, rich amber and purple hues as far as you can see."

Sonoma County Grape Camp: the ultimate wine & food adventure [September 24-26, 2007]

Santa Rosaにある素敵なホテルVintner's Innの宿泊が2泊ついて1500ドルというのは,内容を考えればそれほど高くないような。日程は9月24~26日。

行ってみたいものです。
Date: 2007/0416 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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毎年思い切った値引きをするパリ16区のカリフォルニアワイン・セール。全製品表示価格から10%引きになります。しかし人気のこのセール。既に完売製品が続出しているようです。多分補充もあるのではないかと思うので,頻繁にチェックしておいた方がいいかも。

●パリ16区のカリフォルニアワイン・セールはこちら
Date: 2007/0413 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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Brewer-Cliftonなどにブドウを供給していた畑Ashley'sの行方が複雑なことになっています。先日,zoukさんのブログに「Ashley'sがJohn Zahoudanis氏という不動産開発業者に売られ,Demetria Estatesという新しいワイナリを作った」という記事が載っていたばかりなのですが,今度はFoleyやLinCourtを持つBill Foley氏が買ったという記事がありました。
"Santa Barbara vintner William "Bill" Foley II announced the purchase of the 213-acre Gaia Vineyards, formerly known as Fess Parker's "Ashley's Vineyard," in the Santa Rita Hills AVA."

Wine Business - Wine News

Demetria EstatesのWebページにはまだ,Ashley'sをGaiaという名前にして,という話が載っていますが,今回の記事によるとさらにPinot Noirの畑はLindsay's,Chardonnayの畑はCourtney'sと名を変えるようです(ちなみにこれらはFoley氏の二人の娘の名前。LinCourtというワイナリ名の元にもなっています)。ということで,ブドウはこれからLinCourtのワインに使われるそうです。

B-CのAshley'sはこれで消滅ということなのでしょうか? それとDemetriaの行方は?
Date: 2007/0412 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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密かなブームになるのでしょうか。三魚Haiku Blogに続いて今度はSF Chronicle紙にまで俳句のテイスティング・ノートが載ってしまいました。
"-- 2006 Geyser Peak Winery California Sauvignon Blanc ($12) Annual fav'rite/ fills your mouth with passion fruit/another good year"

10 haikus to celebrate spring and Sauvignon Blanc

訳すとこんな感じでしょうか。
「毎年の パッションフルーツ 口満たす」

引用したのは1つだけですが,実際にはお勧めSauvignon Blanc 10種に全部「俳句」を付けています(季語がないので本当は川柳なのでしょうけど,細かいことは言いっこなしということで)。

ちなみにこの著者の奥さんは日本人。そのあたりも影響しているのかもしれません。
Date: 2007/0412 Category: 読書感想
Posted by: Andy
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ガルシア・マルケスの作品で最初に読んだのは多分「エレンディア」だったと思います。「100年の孤独」も間を空かずに読んだ気がします。「気がする」というのは内容をほとんど覚えていないのです。とにかくその神話的世界の奥深さにやられてしまって,何がないやら分からぬままに読み捨ててしまったというのが正直なところ。今となってみればそれが正しい読み方だったのかもしれませんが,当時としてはちょっと辟易気味で,「もうガルシア・マルケスはいいや」と思っていました。ところが最近,比較的短い小説「わが悲しき娼婦たちの思い出 」を読んで,これは面白いと思い,大作のこちらも読んでみることにしたわけです。

で,感想としては「これもとても面白かった」のです。すらすら読めてしまったのも意外な感じ。「百年の孤独」などと比べ,登場人物がそれほど多くなかったり,首尾一貫するテーマがあるのが読みやすかった理由でしょうか。マルケスも年を取ったし,自分も年を取ったのもあるかもしれません。

物語は淡々と進みます。淡々とというのは何も起こらないということではなく,極めてドラマチックなことも過剰な描写がなく,実にあっけなく起こり,次に進んでいくのです。

余談になりますが,小説・物語には「予定調和」といったものがあると思います。歴史小説など結末が分かっているものはその最たるもので,予想外のことはまず起こりません。推理小説などの「どんでん返し」も一種の予定調和だと思います。読者の予想通りに進めて行って最後だけひっくり返すわけです。

この小説にはそれがほとんどありません。次のページで何が起こるのか,そこにたどり着かないとわからないのです。ハードボイルドのドキドキともまた違います。何か常に新鮮なのです。僕にはこの点がこの小説の魅力の第1に思えました。「上手な」「読みやすい」文章とはかなり対極にあるのですが。

また,表現があっさりしている一方で,登場人物の心持はねちっこく,50年という歳月を一瞬のように感じさせます。ここも面白いところ。それでいながら終盤,急に「老い」を意識させるあたり,すごいと思いました。

この記事を読んでこの本を読む人は多分いないでしょうが,「普通の小説に飽きてしまった」人にはぜひ読んで欲しいと思います。


Date: 2007/0411 Category: ワイナリ訪問
Posted by: Andy
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ナパのCalistogaに新しいワイナリがオープンします。名前はCastello di Amorosa。イタリアの城を模した建物はかなり豪華そうです。12万1000スクウェア・フィート(約3400坪)で107部屋,3000万ドル以上が費やされたとのこと。
Castello di Amorosa
このワイナリを作ったのはDaryl Sattui氏。ナパの人気スポットV. Sattuiのオーナーです。ワインはV. Sattuiとは独立してここで作られ,小売には流されずワイナリだけで販売されます。フラグシップがIl Barone(男爵)という名のReserve Cabernet。La Castellana(城の女性形?)というCabernetとSangioveseのブレンドなど,イタリア系品種のワインも数多くそろえます。

テイスティングは予約なしでできますが10ドルあるいは20ドル(リザーブ)と有料(9am~6pm)。9am~4amまでの毎時開催される要予約のツアーとテイスティングのセットが25ドル。なお,10歳未満の子供はツアー参加不可。10歳~20歳の子供は朝10時のツアーだけ有料(10ドル)で参加できます。またツアーとテイスティングは大体2時間かかるそうです。問い合わせはこちら

ゴージャス系ツアーとしてJarvisやRubiconに並び立ちそうです。

ちなみに住所は4045 North St. Helena Hwy, Calistoga。
多分ここではないかと思います。
Date: 2007/0410 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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WINE21というワイン・サイトにニュースのコーナーがあるのですが,4月6日付けで載ったのが以下のニュース。
"芸能界だけでなくプライベートでもブイブイ言わせているパリス・ヒルトン。彼女のボルドー・ワイン界デビューは無事成功するのか?まずは、無事着陸を祈る!"

Topics 《WINE21》

言うまでもなくエイプリル・フールの記事で載せたDecanter誌のニュースですが,それを4月6日付けで,しかも引用したようなコメント付けで載せたということはまともに受け取ってしまったのでしょうか。せめて日付を4/1にしているのなら分かるのですが。もうちょっと常識を働かせてほしいものです。

《4/11追記》元記事に追記があります。このブログを見て気付いたのかどうかは分かりませんが。
Date: 2007/0410 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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かつて(90年代末ころまで)はDominusと言えば,Opus OneやInsigniaなどと並んでカリフォルニア・カベルネの雄という位置にあったと思います。それがいつのまにか,知名度と毀誉褒貶のかまびすしさでは右に出るものがないOpus One,WS年間No.1などで実力を証明し値段も上がってしまったInsigniaに挟まれて,あまり話題に上らないワインになってしまった感があります。しかし,実際には2001年がWA95,2002年がWA96など決してワインの評価が落ちているわけではありません(というかOpus Oneよりははっきり上の評価です)。

2002 Dominusは税込み1万3000円台と米国の価格(税抜きで100ドルくらいから)とそれほど変わらない値段。前述のように評価も高いです。同じ店のOpus One 2002が3万3000円ですから3分の1くらいです。いくらなんでも値段違いすぎると思います。

(リンクが間違っていたので修正しました)
パーカーポイント96点!
[2002] ドミナス 750ml
[2002] Dominus 750ml
価格 13,600円 (税込) 送料別

Date: 2007/0409 Category: ブショネ
Posted by: Andy
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ここでもときどき紹介しているVin du 268で働いているののみゃさんブショネ救済のテストをしてくださいました。さすがにワインやさん,ブショネで返品されたワインで試してみたそうです。
"グラスにワインを注いで、サランラップを10cmほどに切ったのを5分ほど、誰が香っても、ブショネの香りは減ってました。でも他のフレイバーも減ってしまいますね。少しヴィンテージが進んだワインに思うほどに、でもやる価値はありそうです。"

酒飲みののみゃの日々 | ブショネが救えるって!

ということで,残念ながらワイン自体のフレーバーも少し落ちてしまったとのこと。でも,ブショネを感じなくなるのであれば,ワインを無駄にすることはなくなるので,完璧とは言えなくても試す価値は十分にあると思います。

ののみゃさんありがとうございました。
Date: 2007/0409 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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スポッツウッドのセカンドラベルのカベルネLyndenhurstがワイナリ価格の60ドルより実質的に安い6980円で出ています。Opus OneのOvertureをよく「セカンドワイン」という人がいます,ワイナリがセカンドと位置づけていないものをそう言うのは大きな間違い。それに対してLyndenhurstはワイナリ自身が初のセカンドワインとして売り出すものです。

●スポッツウッド カベルネソーヴィニヨン "リンデンハースト" ヤングヴァインズ ナパヴァレー 2003
インポーター希望小売価格7,800円 のところ
ヤナギヤ特価6,980円 (税込7,329円) 送料別


正直に言ってセカンドとしてはちょっと高いような気がしますが,クオリティはかなりありそうです。zoukさんによる2002年のTNはこちら
Date: 2007/0406 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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Paso Roblesで11個の新AVAが提案されているという記事を書きましたが,このときに1つの障害として別のAVA提案がある旨を示しました。この「別のAVA」であるPaso Robles Westside AVAを推進するサイトができました。
"We have launched this website to explain why we have proposed the new Paso Robles Westside AVA (American Viticultural Area). Please take a look at the application which details the uniqueness and the history of this growing region"

Paso Robles: Westside AVA

こちらの陣営の中心をなすのはPeachy Canyon,Justinなどのようです。

WebサイトからはPDFで提案されている地域の地図が見られるのですが,やはりかなり広いです。11AVA案の方が有力なように僕には見えますが,どうなりますでしょうか。
Date: 2007/0405 Category: ブショネ
Posted by: Andy
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前の記事の続編としてお読みください)ブショネを取るキットというのも売られているようですが,突っ込みどころ満載。
"こちらの商品は、原因物質であるといわれるTCA(トリクロロアニゾール)を除去することで、ブショネワインの香りを復活させるものです。薬品等をつかう化学的な方法ではなく、物理的な方法によってTCAを吸着させますのでワイン本来の味や人体への悪影響はありません。"

ブショネ(コルク臭)除去キット 【ワインスタイル】

化学的な方法でなく物理的な方法で吸着というのですが,TCAだけを吸着させるのって,化学的な方法でないと無理なような気がするのですが…。

それと2回分のセットが1万7800円というのはあまりにも高いです。リチャージセットは2回分で4780円ですがそれでも…。前回紹介した方法より圧倒的に優れているというのなら理解できますが。

というわけでだれかこれも含めてテストしてくれないかなあと思う今日この頃(笑)。
Date: 2007/0403 Category: ブショネ
Posted by: Andy
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今日は何を飲もう,と思って勇んで開けたワインがブショネ(コルク臭)だったり,ワイン会に持っていったワインがブショネだったりしたら悲しいですよね。実はブショネのワインも,ある程度は救えるという話が二つの記事に載っていました。覚えておくと万が一ブショネに出くわしたときに感謝されるかも。
"Mel Knox, a San Francisco-based oak-barrel broker who represents French cooper Taransaud, says there is an easy solution, particularly when the cork taint is relatively mild."

Simple solution for cork taint - Los Angeles Times(要登録)

まず,LA Timesの記事ですが,そのものずばり「ブショネの簡単な解決法」というタイトルが付いています。方法は以下の通り

まずデカンタなどにサランラップなどのラップを30cmほど切り取って入れ,そこにワインを注ぎます。ワイン全体がラップに触れるように軽く混ぜます。5分から10分おいて味見をし,ブショネをまだ感じたら新しいラップに交換します。ブショネを感じなくなったら別のデカンタにワインを移して後は普通に飲めるようになります。

もう1つの記事には「ブショネのワインを直す方法,その実験」といったタイトルが付いています。

» 続きを読む

Date: 2007/0402 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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昨年RP95点という高評価で,米国でも40ドルするのが4000円切っての販売でびっくりさせてくれたNewtonのUnfiltered Chardonnay。2004ヴィンテージもこの価格は続いています。調べた範囲で最安はワインダールの3500円。1万円超で送料無料なので3本まとめて買えばOKです。
ニュートン アンフィルタード シャルドネ
ナパ・ウ゛ァレー 2004
価格3,500円 (税込 3,675 円) 送料別


なお,このコーナーでの価格は税抜きをベースにしています。比較対象としている米国での価格が税抜きベースだからです。ご了承ください。
Date: 2007/0402 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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昨日のニュースのおまとめです。パリス・ヒルトンを新しいボルドーの顔にすることをボルドーの商工会が決めたそうです。ちなみに広告では「Paris: One Night in Bordeaux」と謳うそうです。
"American heiress Paris Hilton will be the new face of Bordeaux wines, decanter.com can reveal."

Paris Hilton to be new face of Bordeaux - decanter.com - the route to all good wine

次のニュース。リーデルが取って付きグラスの販売を始めるそうです。
"Maximilian Riedel, scion of the legendary Austrian crystal maker Riedel Glas GmbH, announced this week that the firm (founded in 1756) will introduce the official Riedel Wine Mug this June at Vinexpo, the international trade show held biannually in Bordeaux."

Riedel Gets a Grip

New Riedel

念のため,どちらもApril Fool記事ということでよろしく。「Paris: One Night in Bordeaux'」というのはパリスのプライベート・ビデオ(成人用)のタイトル「One Night in Paris」をもじったもの。そんなのあり得ないって(笑)。なお,取って付きRiedelはユニバーサル・デザインという観点からはあり得るような気がしました。
Date: 2007/0402 Category: 技術系
Posted by: Andy
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このブログではあまりブログ論みたいなメタな話は書いていないのですが,ちょっと釣られてみました。
"この引用部分の筆者はいしたにまさきさんで、「みたいもん」(参照)を運営。同書によると、月10万PVとのこと。日割りにすると、3000PVあたり。このくらいだと、外側から見てブログの世界にいるという感じだろうか。"

極東ブログ: 昨今ブログ事情など

引用部分というのは
 個人でブログを長く運営している人たちには、ある共通する感覚があります。それは、長く続けることで「ブログが育つ」という感覚です。そして、ブログが育ったと感じることがメディア化への第一歩と言えるでしょう。

およびその目安として

* 半年以上にわたって毎日更新する
* 蓄積したエントリー数が300を越える
* 一日のPVが500以上になる
 この数値は、筆者がブロガーとして活動しているうえで得た肌感覚から割り出したものですが、ほかのブロガーに聞いてみても大体納得してくれます。

というもの。

うちのブログは毎日は更新していませんが,多分平均して週4回くらいは更新しているだろうと思います。エントリーは旧ブログ・旧旧ブログを含めれば1000は超えているでしょう。1日のPVは500を超えています。というか月間10万というのがかなり近い線です。

でもメディア化というのはあまり感じませんね。いろいろなところでカリフォルニアワインの話をすると「実は読んでいます」といったことは聞きますが。コミュニケーション系というより一方通行の情報提供が多いからでしょうか。ページビューも,今調べてみて「意外にあるなあ」とびっくりしたくらい(数年前は1日100~200くらいでしたから)。

まあ,このブログの扱うテーマから言って,アクセスが急増することはないでしょうが,コンスタントに見てくれる人がいるというのはありがたいことです。