WAで96点を取ったNewton Chardonnay Unfiltered 2005が国内では安いところで税込み3000円台と,米国より安く売られていますが,さすがに輸入元値上げだそうです。在庫がある間は今の値段だと思いますが,その後は1000円以上上がる可能性が高いです。元々早飲み型のシャルドネではないので,買い貯めておいてもいいかもしれません。
ちなみにWAのレビューによると「One of California’s most glorious Chardonnays」であり,このヴィンテージは「another wine that has the capacity in certain vintages to evolve for 8-10 years.」だとのこと。さらに91年の同ワイン(レイティングは92点)を2007年に飲んだら「stunning」だったとのエピソードがあり「The 2005 is fabulous, and one of the best examples of this cuvee made at Newton.」とまで書いています。
ちなみにWAのレビューによると「One of California’s most glorious Chardonnays」であり,このヴィンテージは「another wine that has the capacity in certain vintages to evolve for 8-10 years.」だとのこと。さらに91年の同ワイン(レイティングは92点)を2007年に飲んだら「stunning」だったとのエピソードがあり「The 2005 is fabulous, and one of the best examples of this cuvee made at Newton.」とまで書いています。
サクサム(サクソン),柳屋にも入荷しています。値段はパリ16区より高めですが,WAで96-98点のロケット・ブロックが4本あるので,買い損ねていた方は狙い目でしょう。2004のボーン・ロックも少し安いです。
デイヴィッド・レイミーはDominus,Rudd Estateなどで力を奮ったワインメーカー。現在は自身のブランドRameyで知られています。Jericho Canyonなどのカベルネ系ブレンド,シャルドネ,シラー,いずれも高く評価されており,例えばWine Advocate誌による2005年の評価では,PedregalというCabernet Sauvignonが96点,HydeとRitchieのシャルドネが95点,Rodger's Creekというシラーが94点といった具合です。Wine Advocate誌では「One of Northern California’s most successful winemakers/consultants, David Ramey’s personal winery continues to go from strength to strength.」と書かれています。Rameyのワインは日本でも比較的値付けが安めでしたが,今回は95点のHydeが7000円台(税抜き)。ワイナリ価格の60ドルと比べて同程度とはいいませんが,かなり近い線の値段で出ています。
Hyde以外はClaret 2005が税抜き4950円。これはワイナリ価格38ドルでWAでは88点付いています。比較的早飲みタイプのカベルネ系ブレンド。2006のChardonnay CarnerosとSonoma Coastも同値段。これはまだWAのレビューはありませんが,2005年のものは両方とも91点を得ています。ワイナリ価格はどちらも38ドル。この価格帯ではいいシャルドネだろうと思います。
Hyde以外はClaret 2005が税抜き4950円。これはワイナリ価格38ドルでWAでは88点付いています。比較的早飲みタイプのカベルネ系ブレンド。2006のChardonnay CarnerosとSonoma Coastも同値段。これはまだWAのレビューはありませんが,2005年のものは両方とも91点を得ています。ワイナリ価格はどちらも38ドル。この価格帯ではいいシャルドネだろうと思います。
サンタバーバラの名門ワイナリの一つByronの1998,1999年のピノノワールをパリ16区が販売しています。1998年のモニュメント・ヒルが税込み7580円。以前Wassy'sのセールで紹介したのよりも1600円も安い価格。米国で80ドルで売っているところがありましたから,それと比べても大分安いです。同じワインの日本語でのテイスティング・ノートも見つけました。
ほかの二本も実質現地価格より安いです。うち,1999年のネルソンはWine Advocate誌でレビューされています。87点で飲み頃は2002~2006年。酸が比較的強いワインのようなので,どちらかというと酸っぱいピノ好きの人向きかもしれません。
ところで,今Byronの所有ってどうなっているんでしょう。1990年にMondaviが買収して2004年まではMondavi傘下だったことがはっきりしているのですが,2004年に一部を売却したという報道があったきり,どうなっているか不明です。どなたかご存知だったら教えてください。
"おお、湿った土などスーボア、こやし系、あんず、赤い果実、柔らかくこなれて旨味をしっかりと感じる。果実が濃くてジャミー、カカオや樽香も。91-3
カリピノはまあ5~15年で飲んじゃうのが正解。こちらもあと4、5年以内が飲み頃でしょう。もちろん果実味が落ちていっても楽しめそうです。"
『古窯』のお節と10年カリピノ - ワインのある贅沢な日常
ほかの二本も実質現地価格より安いです。うち,1999年のネルソンはWine Advocate誌でレビューされています。87点で飲み頃は2002~2006年。酸が比較的強いワインのようなので,どちらかというと酸っぱいピノ好きの人向きかもしれません。
ところで,今Byronの所有ってどうなっているんでしょう。1990年にMondaviが買収して2004年まではMondavi傘下だったことがはっきりしているのですが,2004年に一部を売却したという報道があったきり,どうなっているか不明です。どなたかご存知だったら教えてください。
昨日紹介したサクソンの2005年ものがあっという間になくなったので(ここを見て買った人がどれだけいるか分かりませんが),パリ16区の方も載せておきます。Rocket Block以外は残っており,値段はほぼ同じです。
リカーショップヒラオカでサクソン(ショップによってはサクサムとも)の2005年が5種類一気に出ます。1,2本のものもあるのでねらい目があるならお早めに。価格はどれも米国の流通価格以下です。なお,Parkerが(96-100)を付けたBone Rockだけは2004年ものしかありません(そちらは93点)。
上からWine Advocate誌のレビューを元に簡単に紹介しておきます。Rocket Blockは2003が98点,2004が92-94,2005が96-98。「A wine of fabulous intensity, broad multi-dimensional flavors, and a texture built like a skyscraper, the wine has sensational definition, intensity, and an amazing finish.」と,すごいという以外によく分からない表現がされています。これだけ1本なので早い者勝ち状態。
Heartstoneは2004年から,Bookerは2005年からのもので,どちらも数年置いてから飲んだ方がよさそうなワイン。Heartstoneの方はローヌのスタイルに一番近いそうです。
James Berryは「カリフォルニアで真に偉大な畑の一つ」とParkerは書いています。これも数年置かないと本領を発揮しないタイプ。20年は持つということなので,子供のバース・ヴィンテージ用とかに買っておくのはよいかも。
Broken Stonesは2002が96点,2003が95点,2004が92点,2005が94点と非常に安定して高得点を続けているワイン。一番芳醇なタイプで,今飲むならこれがよさそうです。
2004のBone Rockはフルボディでありながらエレガントなワイン。これも今飲むのによさそうです。もちろん熟成もOK。
上からWine Advocate誌のレビューを元に簡単に紹介しておきます。Rocket Blockは2003が98点,2004が92-94,2005が96-98。「A wine of fabulous intensity, broad multi-dimensional flavors, and a texture built like a skyscraper, the wine has sensational definition, intensity, and an amazing finish.」と,すごいという以外によく分からない表現がされています。これだけ1本なので早い者勝ち状態。
Heartstoneは2004年から,Bookerは2005年からのもので,どちらも数年置いてから飲んだ方がよさそうなワイン。Heartstoneの方はローヌのスタイルに一番近いそうです。
James Berryは「カリフォルニアで真に偉大な畑の一つ」とParkerは書いています。これも数年置かないと本領を発揮しないタイプ。20年は持つということなので,子供のバース・ヴィンテージ用とかに買っておくのはよいかも。
Broken Stonesは2002が96点,2003が95点,2004が92点,2005が94点と非常に安定して高得点を続けているワイン。一番芳醇なタイプで,今飲むならこれがよさそうです。
2004のBone Rockはフルボディでありながらエレガントなワイン。これも今飲むのによさそうです。もちろん熟成もOK。
Wassy'sの別プロジェクト「Pacific Wine Cellars」で決算前セールです。目玉はAraujo Cabernet Sauvignon Estate 1998です。税込み2万円。1998年は決していい年ではありませんが,こういう年にこそ強いのがこういったBlue Chipと呼ばれるような名門ワイナリ。1998年にありがちな薄っぺらなワインではありません(これは実際に飲んだ経験から)。いい年のAraujoだったら4万円はくだらないと思うので,この値段でAraujoが買える機会は日本ではそうそうないと思います(米国では最安139ドルで売っているところがありましたが)。
もう一つは,久々にみたSanta Barbara WineryのデザートワインZinfandel Essense 2003。このワインの最終ヴィンテージで1年くらい前には結構紹介した記憶があります。税込み4000円という値段はワイナリ価格である34ドルとそん色ないところ。日本でこの値段は珍しいし,もう残っているところも少ないのではないかと思います。これも何回か飲みましたが,おいしいです。お勧め。
もう一つは,久々にみたSanta Barbara WineryのデザートワインZinfandel Essense 2003。このワインの最終ヴィンテージで1年くらい前には結構紹介した記憶があります。税込み4000円という値段はワイナリ価格である34ドルとそん色ないところ。日本でこの値段は珍しいし,もう残っているところも少ないのではないかと思います。これも何回か飲みましたが,おいしいです。お勧め。
Opus Oneのオールド・ヴィンテージものがWassy'sで出ています。Opus Oneの全盛期であった1990年~1996年の中で1991年~1994年のものを取り揃えています。最近のものに2~3万円出すのなら,これらに4万円払うほうがはるかに価値があると思います。米国でも安いところで200ドル前後で出ているところはありますが,300~400ドルの店も少なからずあるので,値段よりも店を信頼できるかどうかで考えたほうがいいと思います。
1991~1994年の中でどれを選ぶかは悩ましいところですが,Wine Advocate誌のレビューを見る限り,今飲むなら15年以上持つと書かれた1991年,あるいは1992年。もうしばらく置きたいなら18~20年持つと書かれた1994年でしょうか(1993年はレビューなし)。
なお,これらより古い1985年というのもありますが,これについてはParkerは1995年の時点で「90年代のもの方がずっと品質が上がっているように思われる」と書いているので,あまりお勧めではありません(WA88点)。
1991~1994年の中でどれを選ぶかは悩ましいところですが,Wine Advocate誌のレビューを見る限り,今飲むなら15年以上持つと書かれた1991年,あるいは1992年。もうしばらく置きたいなら18~20年持つと書かれた1994年でしょうか(1993年はレビューなし)。
なお,これらより古い1985年というのもありますが,これについてはParkerは1995年の時点で「90年代のもの方がずっと品質が上がっているように思われる」と書いているので,あまりお勧めではありません(WA88点)。
京橋ワインは楽天市場のワインショップの中でも「煽り文句」の強烈なところで,普段は避けて通っているのですが,珍しく(?)煽り文句以上にちゃんとしていそうなワインを見つけました。ワイナリ価格が30ドルで米国の小売で22ドル程度なのが税込み2184円ですから文句なく格安です。
ショップのページには書いてありませんが,このワインWine Advocate誌できちんとレビューされています。
ということでしごくまっとうなワインであることが分かります。飲み頃は2007年くらいまでとのことなので,置いておくよりもすぐに飲んでしまった方がいいでしょう。今日(2月15日)までは全品送料無料だそうです。
ショップのページには書いてありませんが,このワインWine Advocate誌できちんとレビューされています。
"A textbook Merlot, this medium-bodied 2001 offers aromas of dried herbs, coffee beans, and cherry cola in a soft, easy-to-drink as well as understand style. Enjoy it over the next 3-4 years."
From Wine Advocate # 150, Dec 2003
ということでしごくまっとうなワインであることが分かります。飲み頃は2007年くらいまでとのことなので,置いておくよりもすぐに飲んでしまった方がいいでしょう。今日(2月15日)までは全品送料無料だそうです。
カレラのセントラルコースト・ピノノワール2006ハーフボトルが柳屋で税抜き1980円で出ています。米国での値段を調べると12~16ドルくらい。そんなに変わらないといえば変わらない値段なのですが,実はフルボトルでも20ドルくらいで買えてしまうところをどう見るか。フルボトルで2500円くらいだったら文句なく一押しなのになあ,と思ってしまうのです。でもハーフボトルは手ごろだし,そこそこの価格ではあるので悪くはないと思います。
どっちかというとシャルドネの1600円台の方が魅力的に感じます。
どっちかというとシャルドネの1600円台の方が魅力的に感じます。
ワインではなく泡盛ですが,昨年末に出た山川酒造の「かねやま1967」。40年というすごい古酒(くーすー)です。限定100本出荷で価格は30万円!。泡盛の古酒を造るとき,通常途中で蒸発した分を新しい酒で補っていく「しつぎ」というのをするのですが,この泡盛は全くしつぎをせず1967年以前から貯蔵していることを確認した泡盛だけを使っているとのこと。最終的には100年ものを目指すため,今回は一部だけ販売するそうです。
いやあ,いいですね。欲しいです。
もっと入手しやすいものでは15年ものが約1万2000円。高いですがアルコール度数がワインの3倍あるので,3倍楽しめると考えたら,案外割安かもしれません。
「飲みやすさではなく飲みごたえのある泡盛」を目指しているというのも好感が持てます。
いやあ,いいですね。欲しいです。
もっと入手しやすいものでは15年ものが約1万2000円。高いですがアルコール度数がワインの3倍あるので,3倍楽しめると考えたら,案外割安かもしれません。
「飲みやすさではなく飲みごたえのある泡盛」を目指しているというのも好感が持てます。
カリフォルニアワインに力を入れているワインショップの1つVin du 268(にろや)が生まれ変わるそうです。
とのこと。並々ならぬ決意だと思います。記念にCh. Igai Takahaのワインをいろいろ売り出しています。クラッシュパッド製ではないですが,RP95のSamurai Beautyもセットで割安であります(単体は売り切れ)。
Vin du 268は、今まで「おいしくたのしく」をモットーにお楽しみ頂けるワインを皆さんにご紹介して参りました。
昨年11月15日、Crushpadの日本進出を機に、ワインを造るという楽しみも皆さんにお届けするため、クラッシュパッド株式会社と合意。
今までのVin du 268としてのワイン販売は、クラッシュパッド株式会社 Vin du 268事業部として引き継いで行きます。
そして、ワインを造るという新しい楽しみも皆さんにお届けするクラッシュパッド株式会社として更に進化して参ります。
とのこと。並々ならぬ決意だと思います。記念にCh. Igai Takahaのワインをいろいろ売り出しています。クラッシュパッド製ではないですが,RP95のSamurai Beautyもセットで割安であります(単体は売り切れ)。
オーボンクリマといえばかつてはカレラと並び賞されたワイナリですが,一時のカレラと同様,最近日本では影が薄くなってしまったようです。ワイン評論家からの評価も,他のサンタ・バーバラ地域のワイナリがめきめき伸びているのと比べるとちょっと停滞気味。
ここのピノの特徴は酸が強いこと。昨秋のカリフォルニアワイン グランド テイスティングでいくつか試飲したときも,その特徴は変わっていないように感じました。これを是と取るか非と取るかで評価が大きく分かれそうです。
今回柳屋でサンタマリアヴァレーの「ミッションラベル」ピノが税抜き2980円という価格で出ています。これは日本専用のボトリングなので米国の価格と比較できないのですが,これより1ランク落ちると考えられる(AVAでなくカウンティ表記の)サンタバーバラ・カウンティものがワイナリ価格で21.50ドルですから,おそらくお買い得といっていいのだろうと思います。
フラグシップのイザベルも7800円と値引きされていますが,これはワイナリ価格50ドルなのでもうちょっとのがんばりを期待したいところ。
ここのピノの特徴は酸が強いこと。昨秋のカリフォルニアワイン グランド テイスティングでいくつか試飲したときも,その特徴は変わっていないように感じました。これを是と取るか非と取るかで評価が大きく分かれそうです。
今回柳屋でサンタマリアヴァレーの「ミッションラベル」ピノが税抜き2980円という価格で出ています。これは日本専用のボトリングなので米国の価格と比較できないのですが,これより1ランク落ちると考えられる(AVAでなくカウンティ表記の)サンタバーバラ・カウンティものがワイナリ価格で21.50ドルですから,おそらくお買い得といっていいのだろうと思います。
フラグシップのイザベルも7800円と値引きされていますが,これはワイナリ価格50ドルなのでもうちょっとのがんばりを期待したいところ。