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Date: 2008/0229 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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WAで96点を取ったNewton Chardonnay Unfiltered 2005が国内では安いところで税込み3000円台と,米国より安く売られていますが,さすがに輸入元値上げだそうです。在庫がある間は今の値段だと思いますが,その後は1000円以上上がる可能性が高いです。元々早飲み型のシャルドネではないので,買い貯めておいてもいいかもしれません。

ちなみにWAのレビューによると「One of California’s most glorious Chardonnays」であり,このヴィンテージは「another wine that has the capacity in certain vintages to evolve for 8-10 years.」だとのこと。さらに91年の同ワイン(レイティングは92点)を2007年に飲んだら「stunning」だったとのエピソードがあり「The 2005 is fabulous, and one of the best examples of this cuvee made at Newton.」とまで書いています。

Date: 2008/0229 Category: 技術系
Posted by: Andy
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こんな色のパソコンが欲しい!
と書くことでウォークマンが当たるキャンペーンのための記事です。

風景の色というのは,人間の記憶の中でもそのときの思いなど様々なものに結び付いて強く覚えているような気がします。ワイナリ関係でまず思い出すのは春のマスタードの季節の黄色い花。秋の,緑から茶色へと移っていく葉の色。

海の色も様々です。ケラマの下曽根やパラオのブルーコーナーのような深い紺色の海は何が出てくるのかどきどきさせるものがありますし,モルジブのほとんど白に近い水色のビーチの色は浅瀬を散歩する子ザメを思い出させます。

中でもほかにない色だなあと思ったのはメキシカン・カリブのコスメルの海。とにかくクリアな水色で空を飛んでいるようなダイビング。ソフトコーラルもパステルカラーで海の色にマッチしていました。

また行きたいなあ。
Date: 2008/0229 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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San Jose Mercury紙記者のVindu Goel氏がクラッシュパッドでワインを作った経験を記事に書いています。
"When I look at the two cases of 2006 Juice Crew Red that now sit in my dining room, I still can't believe it: I helped make that wine."

Vindu

クラッシュパッドでワインを作るときの最低本数は300本(1樽)なのですが,この人は「Basic Juice Crew」というグループを作ることで一人当たりの本数を減らしており,最終的に自分の分になったワインは2ケースだったとのこと。また1本あたりのコストは20ドルにもいかなかったとのことです。

日本でもこうやってグループを作ってワインを作る動きが出てくるとクラッシュパッドのしきいがさらに下がるだろうと思います。今はmixiのコミュニティも32人なので,もっと増えてほしいですね。

というわけで,クラッシュパッドでワインを作ってみたいと思っている人は,周りの人を引きずりこみましょう。
Date: 2008/0228 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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E. & J. Galloが今年創立75周年を迎えます。禁酒法が解けた年に作られ,両親の自殺という苦難を乗り越えて,ここまで成功したワイナリに育て上げたことは,掛け値なしにすごいと思います。かつては世界最大のワイナリといわれていましたが,現在は規模で言えば2番目(トップはConstellation Brands)。その代わりに「世界最大の家族経営ワイナリ」と称しています。

そのGalloが75周年を記念してコンシューマ調査を行ったそうです。その結果によると
"-- 92% of Americans surveyed felt they would be more inclined to choose a family-owned business over a non-family owned business given the choice -- When asked which attributes mattered the most in family-owned companies, consumers placed pride of workmanship (76%), honesty (76%) and loyalty (61%) at the top -- Nearly three quarters of the wine drinkers surveyed indicated that E. & J. Gallo Winery"

E. & J. Gallo Winery Proudly Toasts 75 Years of Winemaking Excellence and Family Tradition
ということで「家族経営」というのが多くのコンシューマにとってポジティブに受け取られることが判明しました。ただ,普通の人が家族経営というとき,Galloが含まれるのかというと,かなり激しく疑問なのですが。
Date: 2008/0228 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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takuyaさんが「カリフォルニアで一番高いワインは何?」という記事で紹介していたGhost Horse Winery。パーカーの掲示板では1月24日に立てられたスレッドが現時点まで788コメントと,すごいことになっています。

しかも2月23日には,件のワイナリのオーナーであるTodd Anderson(掲示板ではT.G. Anderson)氏が“光臨”。一層の盛り上がりを見せています。あまりにも収拾が付かなくなってきたため,2月27日には,もっと落ち着いてTodd氏に語ってもらおうと新スレッドも立てられました。そちらも既にコメント数が100オーバー。Todd氏が畑の位置や樽熟成,テイスティング・ノートを公表しないポリシーなどについて語っています。

ワインは一生飲む機会なさそうですが,読むのはただ。お楽しみください(笑)。
Date: 2008/0227 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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サクサム(サクソン),柳屋にも入荷しています。値段はパリ16区より高めですが,WAで96-98点のロケット・ブロックが4本あるので,買い損ねていた方は狙い目でしょう。2004のボーン・ロックも少し安いです。

Date: 2008/0227 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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Premiere Napa Valleyに出品された200ロットのうちカベルネ・ソヴィニョンやカベルネ系のブレンドだけで170と圧倒的多数だったわけですが,ごく少数ながら変わったワインも出ていました。
"At least for one day the weirdest wines of Napa Valley were Gruner Veltliner, Nero d’Avola and, weirdest of all, a Vin Santo of Sangiovese. A few brave vintners put these strange wines up for sale at the annual Premiere Napa Valley barrel auction over the weekend."

Napa’s Top Auction Wines, Category Weird Wine Enthusiast Magazine’s Unreserved

ひとつがGruner Veltiner(グリューナー・フェルトリーナー)。オーストリアで作られる白ワインの品種ですが,おそらくナパで初のこのワインをvon Strasserが出品していました。テキサスのPrestige Wine Cellarsが購入。

Nero d'Avola(ネロ・ダヴォーラ)はシシリアで栽培される赤ワイン品種。これはPaoletti Estetesが作ったもの。サンフランシスコのD&M Liquorsが落札。

最後にSangioveseで作られたデザートワインVin SantoをBenessereが出品していました。ハワイのHASR Wineがお買い上げ。

ちなみに,昨日紹介したVinographyの記事ではこれらも全部テイスティングしています。さすがですねえ。Nero d'Avolaが8.5-9で後の二つは8.5くらい。
Date: 2008/0226 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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2月24日に毎年恒例のPremiere Napa Valley Auctionが開かれました。ナパのオークションとしては,6月に開かれるAuction Napa Valleyが有名ですが,Auction Napa Valleyはロットにワイナリでの食事などが付くものがあるなど,かなりお祭り色が強い一方,Premiere Napa Valleyは純粋に業者向け。各ワイナリがオークション用に特別に作ったロットを競り落とします。今年の売上は220万ドル。昨年200万ドルを超えて記録だったわけですが,さらにそれを上回りました。

2006年のPremiere Napa ValleyでShaferのワインを7万5000ドルという歴代最高額の落札(同じ年に別の人に抜かれましたが)をして注目を集めた中川ワイン販売は今年は総額5位。おととしの2位,昨年の3位から二つ順位を下げました。ロットの最高額はShaferの6万2000ドル。

Vinographyにはオークション用のロットの試飲結果がまとめられています。中川がワインショップに卸すもの(舌にいくつか例を載せておきます)などで,我々にも飲む機会がないとは言えませんが,それよりもこの贅を尽くしたオークションロットで高く評価されるということは,ワイナリの実力そのものといえるのかもしれません。

WINES SCORING BETWEEN 9.5 and 10
2006 Laird Family Estate Cabernet Sauvignon, Napa Valley
2006 BOND Cabernet Sauvignon, Napa Valley
が最高点。ふ~んという感じです。続いて
WINES WITH A SCORE AROUND 9.5
2006 Amuse Bouche Winery "Pomerol blend--Merlot/Cabernet Franc" Merlot, Napa Valley
2006 Lail Vineyards "Heimark Vineyard" Cabernet Sauvignon, Napa Valley
2006 Peacock Family Vineyard Cabernet Sauvignon, Spring Mountain District
2006 Blackbird Vineyards Red Table Wine, Napa Valley
2006 Parallel Napa Valley "Parallel Estate" Cabernet Sauvignon, Napa Valley
2006 Shafer Vineyards" Sunspot Vineyard "Cabernet Sauvignon, Stags Leap District
2006 Chappellet Winery and Vineyard "Heaven on the Hill" Red Wine, Napa Valley
2005 Schramsberg Vineyards "1993 Late Disgorged J. Schram" Sparkling Wine - Brut, Napa Valley
2006 Diamond Terrace "Two Mountains" Cabernet Sauvignon, Napa Valley
2006 D.R. Stephens Estate Cabernet Sauvignon, Napa Valley
2006 Jones Family Vineyards Cabernet Sauvignon, Napa Valley
2006 RUDD Cabernet Sauvignon, Mount Veeder
2006 Spencer Roloson Winery "La Herradura Vineyard Le Ferrieur" Syrah, Napa Valley
2006 Robert Foley Vineyards and Switchback Ridge Cabernet Sauvignon, Napa Valley
2006 Carter Cellars Red Wine, Atlas Peak
2006 La Jota Vineyard Co. "Winery Vineyard" Cabernet Franc, Howell Mountain
2006 Narsai David "Cuvee Venus" Cabernet Sauvignon, Napa Valley
2006 Dyer Vineyard "Meteor Vineyard Clone 4" Cabernet Sauvignon, Napa Valley
2006 Hourglass "36-24-36" Cabernet Sauvignon, St. Helena
Amuse Boucheって高いだけかと思ったら,意外に実力もあるんだなあとか,Shaferはさすがだなあとか,Foleyもやっぱりね,とかSchramsbergは周りがカベルネばかりだから目立つなあ,といったところが感想です。


Saintsburyの結構安いですね。欲しいかも(笑)。
Date: 2008/0226 Category: テイスティング・ノート
Posted by: Andy
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オハイオ州Dayton(ライト兄弟で有名なところ,一回だけ行ったことがあります)界隈のワイン・コレクターが1991年~2004年というAraujo全ヴィンテージの垂直試飲会を開きました。その様子がブログ「Uncorked」に記されています。
"Three Dayton-area wine enthusiasts who taste wines together started comparing notes on their partial Araujo collections and discovered that together, they had a full vertical - at least one bottle from every vintage from the label’s inception in 1991 through 2004. They often threatened to combine forces for a full retrospective tasting, but frankly, that’s the kind of tasting that is talked about but often never comes about."

Araujo vertical, 1991-2004: tasting every vintage of a cult wine | Uncorked | Wine advice and commentary - wine tastings and events around Dayton, Ohio

情報を交換していたら,全ヴィンテージ揃うことが分かって,では垂直試飲会をやろうかということになった,というのはありそうだけどなかなかすごい話です。

肝心の垂直試飲ですが,デビューの1991年がWON(Wine of the Night)の票を一番集めたそうです。うちには子供のBVである1997と2001は3本ずつありますが,どちらもかなりよさそう。彼らが成人するまでは十分持ちそうです。
>— 1997 Araujo Estate Eisele Vineyard Cabernet Sauvignon: Everything that the 1996 displayed, this ’97 exhibited as well, with perhaps a bit more toasty oak and tannin, but everything in the proper balance for a long life ahead. Showing remarkable complexity, perfect acidity, and a tremendously long finish that really struts its pedigree, this is what California cab was meant to be.
— 2001 Araujo Estate Eisele Vineyard Cabernet Sauvignon: Concentrated dark berry fruits dominate again, this time with a more chocolatey component adding interest. This wine had the most impressive density of the flight (00-01-02) and finished beautifully.
「this is what California cab was meant to be.」とか書かれるとくらっとしちゃいますね(笑)。

実は2002年を最後に買うのやめてしまったのですが,やっぱり惜しかったかなあという気もちょっと。ただ,2003,2004はアルコール度が高く試飲会ではあまりよくなかったようなので,それを気持ちの中での言い訳にしようかなという感じです。

なお,パーカーの掲示板にもほぼ同じ内容のテイスティング・ノートが掲載されています。それから参考までに,WAでの評価が高いのは2002年(98-100),2003年(98),2005年(98),1995年(98),2001年(97),1993年(96)。一番評価が低いのは2000年の91ですから,安定性の高さが際立っています。

Date: 2008/0225 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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デイヴィッド・レイミーはDominus,Rudd Estateなどで力を奮ったワインメーカー。現在は自身のブランドRameyで知られています。Jericho Canyonなどのカベルネ系ブレンド,シャルドネ,シラー,いずれも高く評価されており,例えばWine Advocate誌による2005年の評価では,PedregalというCabernet Sauvignonが96点,HydeとRitchieのシャルドネが95点,Rodger's Creekというシラーが94点といった具合です。Wine Advocate誌では「One of Northern California’s most successful winemakers/consultants, David Ramey’s personal winery continues to go from strength to strength.」と書かれています。Rameyのワインは日本でも比較的値付けが安めでしたが,今回は95点のHydeが7000円台(税抜き)。ワイナリ価格の60ドルと比べて同程度とはいいませんが,かなり近い線の値段で出ています。

Hyde以外はClaret 2005が税抜き4950円。これはワイナリ価格38ドルでWAでは88点付いています。比較的早飲みタイプのカベルネ系ブレンド。2006のChardonnay CarnerosとSonoma Coastも同値段。これはまだWAのレビューはありませんが,2005年のものは両方とも91点を得ています。ワイナリ価格はどちらも38ドル。この価格帯ではいいシャルドネだろうと思います。

Date: 2008/0225 Category: グルメ
Posted by: Andy
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昨日は上の子の誕生日でした。「晩御飯何食べたい?」と聞いたところ「ドライカレー」。いつものメニューです。ま,いいか。どうせお弁当にも入れていくというのに決まっているので,たっぷりお肉1kg(牛豚それぞれ500g)で作りました。

まずは玉ねぎをみじん切りにして炒めます。たっぷり入れた方がマイルドでおいしくなります。昨日は5個。たくさんなのでみじん切りはフードプロセッサでやってもらいます。せっせと炒めながら,次にニンジン(2本)もフードプロセッサでみじん切りに。これも合わせて炒めます。30分くらい,玉ねぎの色が変わって鍋にこびりつき始めるくらい水分を飛ばして玉ねぎの甘みを出します。

玉ねぎとニンジンを炒めたら次は挽肉。木べらで野菜を練りこむようにし,肉に野菜を絡めます。肉だけのかたまり,野菜だけのかたまりができないようにしっかり混ぜます。手首が痛くなりますが,ここはポイントなので手抜きせず。

マッシュルームの缶詰が家にあると,それを加えるのですが,昨日はなかったので,次にカレーペーストを入れます。うちで使っているのは「印度の味」。このペースト,これに水と具を入れてちょっと煮るだけで普通のカレーとしておいしく食べられるというくらいなので,かなりおいしいです。結局うちのドライカレーがおいしいのも自分のせいではなく,このカレーペーストがおいしいからなのですが,とにかくお勧め。辛口と中辛がありますがうちでは中辛を使っています。



混ぜて5分くらい炒めたら,今度はトマトジュース(無塩のものがベター)を何回かに分けて水分を飛ばしながら加えます。肉1kgなら缶2本くらい。昨日は濃縮トマトがあったので代わりにそちらを使いましたが,ちょっと「トマト感」が強くなるのでトマトジュース(野菜ジュースでもいい)の方が合っていたようです。

トマトの水分が飛んだら,ウスターソースを加えて味を調えます。以上。

みんなよく食べてくれました。今日のお弁当は二人ともドライカレー(*^_^*)

誕生日ケーキは,最近お気に入りの「ノイエス」。うちの近辺はアン・プチ・パケやデフェール,アンジュピュイサンスなど,名だたるケーキ屋がいろいろありますが,ノイエスはウイーン菓子の専門店。ザッハトルテなど質実剛健タイプのケーキが並びます。派手さはありませんが,味はいいです。昨日はショコラーデンというシンプルなチョコレートケーキに名前を入れてもらいました。本人も満足したようです。
Date: 2008/0225 Category: テイスティング・ノート
Posted by: Andy
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先日紹介したメルローを飲んでみました。メルローを買うのも飲むのもずいぶん久しぶりのような気がします。



季節柄,鼻詰まり気味というのもありましたが,香りはかなり控えめ。一生懸命嗅ぐとようやくカシスっぽい香りが感じられてきました。色はかなりしっかりしていますが,ダークな感じではありません。味わいはミディアム・ボディ。余韻に若干青臭さを感じるのがメルローらしいところ。まあ,値段を考えたら悪くない味です。飲みやすいし。ただ,特筆する魅力があったわけではないので,リピートするかどうかは微妙です。カベルネ系が好きだけどあまり濃いのはちょっと,という人向きでしょう。

楽天のレビューでは「 大袈裟な宣伝文句に絆されて買ってはみたものの・・・」と,かなり酷評されていますが,まあこのショップの宣伝文句を鵜呑みにするのもどうかと。それから,残り本数もなくなるとすぐに追加されるのであまり信用しない方がよさそうです。mixiのワインコミュニティの「おすすめワインショップ」ではここを推薦する人が結構いたので一回使ってみようと思ったのですが,ワインに罪はないものの,ショップのせいで印象を落としているのは否めないです。

さて,最近飲んだもう1本はコスコ(コストコ)のプライベート・ブランドであるKirklandのPinot Noir Sonoma Coast 2006。値段は2000円強だったと思います。

ストロベリー系のかわいらしい感じのピノです。悪くはありませんが,もうちょっと魅力がほしいかな。1200円くらいだったらリピートしますが,2000円台ではちょっとリピートは難しそう。以前ちょっとだけ置いてあったBargettoの方がずっとよかったです。残念。

Kirklandもの,コストパフォーマンスに優れていることが多いですが,ワインはもう一つかもしれません。
Date: 2008/0222 Category: グルメ
Posted by: Andy
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先日メゾンカイザーのことを書いたときのコメントで出てきたクロワッサン・アマンド(正式にはクロワッサン・オ・ザマンドというらしいです)。久々に食べてみました。せっかくなのでプレーンのクロワッサンと食べ比べ。

まずはクロワッサン。僕的にはクロワッサンは,何よりも食べたときに気泡がつぶれない弾力性が大事。ここのは完璧です。周りがあんまりパリパリしすぎなのもあまり好きでないのですが,そこもいい感じです。何よりもバターの味と香りが「いいものを使っているなあ」と思わせます。

一方クロワッサン・オ・ザマンドはぺちゃんこなタイプ。控えめに粉糖がかけてあります。上はクッキーのようになっていてさくさく。中はたっぷりのアーモンドクリームと洋酒の香り。シロップたっぷりでじゅわっという感じです。クロワッサンは見事に押しつぶされて気泡の名残くらいしかありません。味は濃厚。さくっとじゅわっの二重奏。かなり甘いですが,感心して食べているうちになくなってしまいました。お腹にはずっしり。

というわけで対決にも何にもならない全く別のものでしたが,個人的にはクロワッサンの方がポイント高いかなあ。単にクロワッサンが好きというだけかもしれませんが。
Date: 2008/0222 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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サンタバーバラの名門ワイナリの一つByronの1998,1999年のピノノワールをパリ16区が販売しています。1998年のモニュメント・ヒルが税込み7580円。以前Wassy'sのセールで紹介したのよりも1600円も安い価格。米国で80ドルで売っているところがありましたから,それと比べても大分安いです。同じワインの日本語でのテイスティング・ノートも見つけました。
"おお、湿った土などスーボア、こやし系、あんず、赤い果実、柔らかくこなれて旨味をしっかりと感じる。果実が濃くてジャミー、カカオや樽香も。91-3
カリピノはまあ5~15年で飲んじゃうのが正解。こちらもあと4、5年以内が飲み頃でしょう。もちろん果実味が落ちていっても楽しめそうです。"
『古窯』のお節と10年カリピノ - ワインのある贅沢な日常

ほかの二本も実質現地価格より安いです。うち,1999年のネルソンはWine Advocate誌でレビューされています。87点で飲み頃は2002~2006年。酸が比較的強いワインのようなので,どちらかというと酸っぱいピノ好きの人向きかもしれません。

ところで,今Byronの所有ってどうなっているんでしょう。1990年にMondaviが買収して2004年まではMondavi傘下だったことがはっきりしているのですが,2004年に一部を売却したという報道があったきり,どうなっているか不明です。どなたかご存知だったら教えてください。
Date: 2008/0221 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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幻ワインの私市さんが,2007年のクラッシュ・レポート(ブドウ価格の一覧)について記事を書いておられます。
"トップ10%に入ることを目標に5年間畑仕事に励んできたが、今回やっと実現した。 ブドウ栽培はかなりきつい仕事であるが、こうした結果が出るとやり甲斐がある。"

幻ワイン醸造日記 : Crush report 2007

とのこと。おめでとうございます。

記事の中ではカベルネ,ピノ,シャルドネについて地域ごとの平均価格や,最高価格などが書かれており,かなり興味深い内容です。例えばナパのカベルネの最高価格は1トン当たり37301ドルで,ワインのボトル換算で5000円近くにもなることや,ピノのトップは最近名前を聞くことが少なくなったナパのCarnerosのものだったなど。日本語ですし,ぜひご一読ください。

ちなみに元データはこちらから。かなり膨大です。
Date: 2008/0220 Category: 技術系
Posted by: Andy
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このところ携帯でのアクセスが増えているようなので,楽天とAmazonのお買い物リンクを携帯電話対応にしました。URLはPC用と同じです。PC用のページにはQRコードも入れてあります(そのページのURLがQRコードになっています)。希望があればPC用のページに携帯にURLをメール送信するリンクを入れるようなこともできます。

なお,携帯で閲覧するとき,キャッシュが効いてトップページが更新されないことがあります。適宜ページを更新してごらんになっていただけると助かります。このあたりうまくやる方法は模索中。

携帯向けページも今は大分殺風景なので,今後もうちょっとましにする予定です。

Googleなどのクローラに携帯対応していることを伝える方法ってあるのかなあ? sitemapにそういう機能がある? それだとURLを変えないといけなくてちょっと面倒。
Date: 2008/0220 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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昨日紹介したサクソンの2005年ものがあっという間になくなったので(ここを見て買った人がどれだけいるか分かりませんが),パリ16区の方も載せておきます。Rocket Block以外は残っており,値段はほぼ同じです。

Date: 2008/0220 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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タイトル読んで「何のこっちゃ?」と思われるでしょうけど,多分中を読んでもそう思うのでは。なんだか眉唾的なのですが,真剣に研究されているような話です。そもそもワインをグループでテイスティングしたときに,ある人がすばらしいというワインを別の人が「全然だめ」と言う。そういうことはよくありますよね。なぜそんなに極端に変わるのだろうか。という疑問が発端のようです。で,結論としては
"The real issue, being confirmed a bit more each month by scientists and wine educators, is that the two tasters’ bodies don’t physiologically perceive the wines in the same way. It’s as if two music listeners didn’t hear the same notes."

A Revolution in Wine Tasting Wine Enthusiast Magazine’s Unreserved

生理学的に違うのだというのがTim Hanni氏の主張です。

具体的に言うと舌の上の味蕾の数が人によって違っており,それが少ない「Tolerant taster」と極端に多い「hyper-sensitive taster」,中間的な「sensitive taster」に分類できるとのこと。
tolerant tasterはタニックで強烈なワインを好み,hyper-sensitive tasterはWhite Zinfandelのようなほのかに甘いワインを好むとのこと。

3月11日~12日に開催されるLodi International Wine Awardsでは審査員をこの3分類に分けて審査をするそうです。というわけで,またこの結果が公表されるのを待ちたいと思います。
Date: 2008/0219 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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ワインメーカーになることを目指して男女ペア6組12人が競う番組「The Wine Makers」が今春からPBSで放映予定です。日本でも以前やっていた「サバイバー」みたいなものです。撮影は2006年から始まっており,今年2月で終了予定だそう。YouTubeにビデオがいくつかあがっています



ワイン好きとしてはもちろん興味をそそられるところではあるのですが,番組でワインメーカーにならなくてもCrushpadみたいな選択肢がある今,テーマ自体がどこまで興味を持たせられるのか,ちょっと気になるところではあります。

まあ,ブドウ畑やワイナリの風景や実際の作業などはふんだんに登場するでしょうから,ワイン好きにとってはやっぱり必見なのでしょう。
Date: 2008/0219 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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リカーショップヒラオカでサクソン(ショップによってはサクサムとも)の2005年が5種類一気に出ます。1,2本のものもあるのでねらい目があるならお早めに。価格はどれも米国の流通価格以下です。なお,Parkerが(96-100)を付けたBone Rockだけは2004年ものしかありません(そちらは93点)。

上からWine Advocate誌のレビューを元に簡単に紹介しておきます。Rocket Blockは2003が98点,2004が92-94,2005が96-98。「A wine of fabulous intensity, broad multi-dimensional flavors, and a texture built like a skyscraper, the wine has sensational definition, intensity, and an amazing finish.」と,すごいという以外によく分からない表現がされています。これだけ1本なので早い者勝ち状態。

Heartstoneは2004年から,Bookerは2005年からのもので,どちらも数年置いてから飲んだ方がよさそうなワイン。Heartstoneの方はローヌのスタイルに一番近いそうです。

James Berryは「カリフォルニアで真に偉大な畑の一つ」とParkerは書いています。これも数年置かないと本領を発揮しないタイプ。20年は持つということなので,子供のバース・ヴィンテージ用とかに買っておくのはよいかも。

Broken Stonesは2002が96点,2003が95点,2004が92点,2005が94点と非常に安定して高得点を続けているワイン。一番芳醇なタイプで,今飲むならこれがよさそうです。

2004のBone Rockはフルボディでありながらエレガントなワイン。これも今飲むのによさそうです。もちろん熟成もOK。

Date: 2008/0219 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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takuyaさんが「 カリフォルニアで一番高いワインは何?」という記事でScreaming Eagleより高いワインがあるという話を書いていましたが,そのScreaming Eagleもさらに値上げだそうです(それでもGhost Horse Worldより安いですが)。メーリング・リスト会員向け価格で1本750ドル。

Parkerの掲示板で,この値段についてのスレッドが盛り上がっているところ,Robert Parker本人も登場。次のようにコメントしています
Who cares?...that is the price..take it or leave it...if too many do the latter,the pricing decision was a fiasco....if you know what you are doing in the fine wine market...you rarely have to spend more than $50 to obtain very serious and delicious juice....the top end of the fine wine market for the last decade has been positioning itself as a luxury commodity...image...branding...ego. ..elitism...rarity...and so,so,so expensive....you got the money...they got the honey....forget about it...not worth all the anguish to blabber about any wine that expensive....it is what it is...the new unreal reality.....
I had several superb under $50 wines last night...98 Charvin CNDP....and Vatan's 05 Sancerre....and neither made me resent or envy a $750 Screaming Eagle...in short...Life's too short to waste time complaining about expensive wine....in the long history of wine...it has never worked... "Parker shrugged"

結局50ドルを超えるワインというのはほとんど「物」としての値段ではなくてブランドやらなにやらの上乗せがあるということ。今さら750ドルに憤慨しても,時間の無駄だよ,というようなことです。最後の「Parker shrugged」(と,Parkerは肩をすくめた)が気に入りました(笑)。
Date: 2008/0218 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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Wassy'sの別プロジェクト「Pacific Wine Cellars」で決算前セールです。目玉はAraujo Cabernet Sauvignon Estate 1998です。税込み2万円。1998年は決していい年ではありませんが,こういう年にこそ強いのがこういったBlue Chipと呼ばれるような名門ワイナリ。1998年にありがちな薄っぺらなワインではありません(これは実際に飲んだ経験から)。いい年のAraujoだったら4万円はくだらないと思うので,この値段でAraujoが買える機会は日本ではそうそうないと思います(米国では最安139ドルで売っているところがありましたが)。

もう一つは,久々にみたSanta Barbara WineryのデザートワインZinfandel Essense 2003。このワインの最終ヴィンテージで1年くらい前には結構紹介した記憶があります。税込み4000円という値段はワイナリ価格である34ドルとそん色ないところ。日本でこの値段は珍しいし,もう残っているところも少ないのではないかと思います。これも何回か飲みましたが,おいしいです。お勧め。

Date: 2008/0217 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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Opus Oneのオールド・ヴィンテージものがWassy'sで出ています。Opus Oneの全盛期であった1990年~1996年の中で1991年~1994年のものを取り揃えています。最近のものに2~3万円出すのなら,これらに4万円払うほうがはるかに価値があると思います。米国でも安いところで200ドル前後で出ているところはありますが,300~400ドルの店も少なからずあるので,値段よりも店を信頼できるかどうかで考えたほうがいいと思います。

1991~1994年の中でどれを選ぶかは悩ましいところですが,Wine Advocate誌のレビューを見る限り,今飲むなら15年以上持つと書かれた1991年,あるいは1992年。もうしばらく置きたいなら18~20年持つと書かれた1994年でしょうか(1993年はレビューなし)。



なお,これらより古い1985年というのもありますが,これについてはParkerは1995年の時点で「90年代のもの方がずっと品質が上がっているように思われる」と書いているので,あまりお勧めではありません(WA88点)。
Date: 2008/0215 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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京橋ワインは楽天市場のワインショップの中でも「煽り文句」の強烈なところで,普段は避けて通っているのですが,珍しく(?)煽り文句以上にちゃんとしていそうなワインを見つけました。ワイナリ価格が30ドルで米国の小売で22ドル程度なのが税込み2184円ですから文句なく格安です。

ショップのページには書いてありませんが,このワインWine Advocate誌できちんとレビューされています。
"A textbook Merlot, this medium-bodied 2001 offers aromas of dried herbs, coffee beans, and cherry cola in a soft, easy-to-drink as well as understand style. Enjoy it over the next 3-4 years."
From Wine Advocate # 150, Dec 2003

ということでしごくまっとうなワインであることが分かります。飲み頃は2007年くらいまでとのことなので,置いておくよりもすぐに飲んでしまった方がいいでしょう。今日(2月15日)までは全品送料無料だそうです。

Date: 2008/0215 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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さぼっていたわけではないのですが,カリフォルニアワイン関連でいろいろなニュースが出ているので,まとめて紹介しておきます。順番は適当。特に時系列でもありません。

●Kistler,株式の一部を売却
 Kistler Vineyardsが株式の一部をDurell VineyardのオーナーであるBill Price氏に売却したとのこと。ワイン作りの体制などに変更はありません。Price氏は結構な投資家でDurellも1998年に購入したもの。このほか2002年にThree Sticksというワイナリを作ったり,BeringerをNestleから買ってFoster'sに売却したり,Arrowoodなどのグループ買収に動いたり,といった積極的な活動をしています。今後はKistlerのピノノワール用に畑を買うことなどをもくろんでいるようです。

●SF観光地のど真ん中にワインバーなどの施設登場
 サンフランシスコのギラルデリ・スクエアといえばフィッシャーマンズ・ワーフ観光でも定番のところ。ここにCellar360という施設ができました。ワインバーやワインの販売のほか,ワインのクラスを開催したり,デリがあったり。ワインのプログラムにはナパのCOPIAが協力しているそうです。6000スクエアフィート(約557m2,約168坪)というかなりの広さです。

●SFに二つ目のワイナリ,ナショナルパークの中に
 サンフランシスコに二つ目のワイナリができるそうです。名前はFoggy Bridge。名前から想像できるようにGolden Gate Bridgeの脇にあるPresidioの中。ナショナルパークの中のワイナリは初めてだそうです。ワインメーカー兼プロジェクトのパートナーであるのがDaryl Groom氏。Geyser Peakのワインメーカーを15年務めたあと,Constellation Brandsの買収によってフリーになっていました。建物は1921年に航空機の格納庫として作られたところなのでかなり広いようです。ワイナリ設備のほかテイスティング・ルームやレストランなどが出来る予定。ブドウはLivermoreから運ぶそうです。

●Tim Mondaviの復活
 Mondavi家の次男でRobert MondaviのワインメーカーだったTim MondaviがContinumという新しいワイナリでワインを作りました。3月の出荷で1000ケース,1本130ドル。Cabernet Sauvignon,Cabernet Franc,Petit Verdotのブレンドだそうです。将来は3000ケースまで増やし「小規模なOpus Oneを目指す」そうです。将来はSonoma Coastのピノも考えているそうですが,かなり時間がかかりそうです。

●Schramsbergの創設者Jamie Daviesが逝去
 スパークリングワインで有名なSchramsbergを作ったDavies夫妻のJamie Daviesさんがなくなりました。享年73歳。夫のJack Davies氏は1998年に亡くなっています。しばらくパーキンソン氏病で闘病を続けていたそうですが,それにしてもまだ若いですよね。ナパで本格的なスパークリングワインを作ったパイオニアであり,人格的にも愛されていた人なので,ショックが広がっているようです。現在子供たちは係争中ですが,そんなことしている場合ではないと思います。

●Merlotの復権
 Sidewaysのブームの後,Pinot Noirが勃興する一方で,Merlotの凋落がささやかれていたわけですが,2007年12月7日までの1年間のMerlot売上は前年の6%増とついに上昇に向かったそうです。Sidewaysの舞台になったHitching PostもMerlotを出すというのは偶然の一致でしょうか。
Date: 2008/0214 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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カレラのセントラルコースト・ピノノワール2006ハーフボトルが柳屋で税抜き1980円で出ています。米国での値段を調べると12~16ドルくらい。そんなに変わらないといえば変わらない値段なのですが,実はフルボトルでも20ドルくらいで買えてしまうところをどう見るか。フルボトルで2500円くらいだったら文句なく一押しなのになあ,と思ってしまうのです。でもハーフボトルは手ごろだし,そこそこの価格ではあるので悪くはないと思います。

どっちかというとシャルドネの1600円台の方が魅力的に感じます。

Date: 2008/0214 Category: グルメ
Posted by: Andy
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久々にメゾンカイザーでパンを買いました。ランチ用のパンのほかに1個デザート用のパンを加えるのがちょっと気持ちの贅沢です。

今日は初挑戦のブリオッシュ・シュクレ。ブリオッシュの生地を平たくして砂糖をかけて焼いたものです。

ブリオッシュというとリッチなパンという印象がありますが,意外にも同じリッチ系のクロワッサンで有名なこの店のブリオッシュはあまりリッチ感が強くなく,ときには物足りなさを感じるほど。このブリオッシュ・シュクレはどうでしょうか。

さくっとした歯ざわりで,中は少しだけしっとり。この店のほかのブリオッシュよりバターや卵の味を強く感じます。舌の上で溶けていくよう。表面にたっぷりまぶされた砂糖のため,かなり甘いですが,おいしいです。しっかりした甘さと,さくっとした歯ざわりに,はかなく消えていくようなやわらかさのコントラストがすばらしい。

あっという間になくなってしまったのが残念でした。

ちなみに,バレンタインデーだけあって店内にはチョコレート入りのパンやら,ハート型のマカロンなどいろいろありました。
Date: 2008/0213 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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ワインではなく泡盛ですが,昨年末に出た山川酒造の「かねやま1967」。40年というすごい古酒(くーすー)です。限定100本出荷で価格は30万円!。泡盛の古酒を造るとき,通常途中で蒸発した分を新しい酒で補っていく「しつぎ」というのをするのですが,この泡盛は全くしつぎをせず1967年以前から貯蔵していることを確認した泡盛だけを使っているとのこと。最終的には100年ものを目指すため,今回は一部だけ販売するそうです。

いやあ,いいですね。欲しいです。

もっと入手しやすいものでは15年ものが約1万2000円。高いですがアルコール度数がワインの3倍あるので,3倍楽しめると考えたら,案外割安かもしれません。

「飲みやすさではなく飲みごたえのある泡盛」を目指しているというのも好感が持てます。

Date: 2008/0213 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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カリフォルニアワインに力を入れているワインショップの1つVin du 268(にろや)が生まれ変わるそうです。
 Vin du 268は、今まで「おいしくたのしく」をモットーにお楽しみ頂けるワインを皆さんにご紹介して参りました。
 昨年11月15日、Crushpadの日本進出を機に、ワインを造るという楽しみも皆さんにお届けするため、クラッシュパッド株式会社と合意。
 今までのVin du 268としてのワイン販売は、クラッシュパッド株式会社 Vin du 268事業部として引き継いで行きます。

 そして、ワインを造るという新しい楽しみも皆さんにお届けするクラッシュパッド株式会社として更に進化して参ります。

とのこと。並々ならぬ決意だと思います。記念にCh. Igai Takahaのワインをいろいろ売り出しています。クラッシュパッド製ではないですが,RP95のSamurai Beautyもセットで割安であります(単体は売り切れ)。
Date: 2008/0212 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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昨年からAshley's Vineyard,Firestone,ナパのMerusと買収を続けているWilliam Foley氏が次の買収先を明らかにしました

今度はワシントン州のThree Riversという中堅どころのワイナリ。販売や宣伝の集約などでFirestoneとの相乗作用を期待しているとのこと。

Foley氏はFidelity National Financial,Fidelity National Information Servicesという2社の会長兼CEOでもあるのですが,昨年両社の株を売却してその資金をワイナリ買収に当てているそうです。

記事によると次のターゲットはオレゴン。Pinot Grigioに興味があるとか。"We are close to a deal on an Oregon winery."ということなので,遠からず明らかになりそうです。
Date: 2008/0212 Category: 業界ニュース
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Napa Valley Registerの記事によると,Newton Vineyardのオーナーであり,Sterling Wineryの創設者でもあるPeter Newton氏が亡くなったそうです。享年81。

ナパの歴史を見ていくと必ず登場する,重要人物の一人です。最初の奥さんは1970年になくなっていて,Su Hua Newtonさんは二人目の奥さんだそうです。

ご冥福をお祈りします。
Date: 2008/0210 Category: テイスティング・ノート
Posted by: Andy
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たまにはちょっといいワインをと思って開けてみたのが標題のワイン。ワイナリの情報によると生産量わずか46ケース(552本)という貴重なワインです。Takuyaさんがワイン会で飲んだ情報はこちら

Takuyaさんの感想によると酸味が強いということだったのですが,それから1年数ヶ月たって,酸味の印象はほとんどなくなっています。

では何か。

このワイン,カリフォルニアのピノには珍しくブルゴーニュのような獣臭やなめし皮のような香りがします。といってもいやな感じではなく,むんむんと匂い立つ感じ。例えて言えばアントニオ・バンデラス。セクシー系の香りです。色もまだ収穫から3年ちょっとという割にはちょっと褐色が入っていて熟成を感じさせます。するする飲めるというより,なんだかせきたてられるように思わずどんどん飲んでしまいます。普段はせいぜい1/3ボトルなのが1/2ボトルまで飲んでしまったのが好例でしょう。

同じワインをまた手にする機会はないでしょうし,次のヴィンテージ以降はKeefer Ranchは作っていないようなので,ヴィンテージ違いでももう飲めない可能性が高いと思います。まさに一期一会。
Salinia
Date: 2008/0209 Category: イベント
Posted by: Andy
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サンフランシスコのクラッシュパッドでは各種セミナーを開催しています。2月27日はラベルデザインのワークショップ,2月28日はシラーのテイスティングが予定されています。お近くの型でクラッシュパッドでワインを作ることを考えておられる方はぜひどぞ。

クラッシュパッドねたでもう1つ。サンフランシスコ・クロニクル紙で高評価を得たワインを公表しています。ゴールドあるいはダブルゴールドを取ったワインは以下の通り。
* Damian Rae Winery 2005 Napa Valley Cabernet Sauvignon - Double Gold
* Sol Rouge 2005 Santa Barbara Syrah - Double Gold
* Bohemian Vineyards 2006 Pinot Noir - Gold
* Nicholls Wine 2005 Santa Maria Valley Pinot Noir - Gold
* Sol Rouge 2006 Russian River Valley Viognier - Gold
* Vie Winery 2006 Les Amours Santa Barbara Syrah - Gold
* Vie Winery 2006 L'Entranger Zinfandel / Syrah Blend - Gold
* Vie Winery 2006 Mendocino Alder Springs Syrah - Gold

Date: 2008/0208 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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Wine Spectator誌の2005年のカリフォルニアPinot Noirの評価で,Santa Lucia Highlandsが高得点の割合が高いという結果を先日紹介しました。そのSanta Lucia Highlandsについて今度は,Robert ParkerのWine Advocate誌がどう評価しているかを調べてみました。

具体的には,代表的な畑であるPisoni,Garys',Rosella'sについてワイナリごとのパーカーの得点を調べ,グラフにプロットしました。暫定得点で幅を持たせている場合は中央値を採用しています。

まずは大御所Pisoniの畑から。
Pisoni
本家本元であるGary PisoniのPisoniがかなり高得点を続けていますが,Gary Franscioniの方のRoarも2004,2005年はトップになるなど健闘しています。90年代を見ると高得点を続けていたのはOjai。2001年を最後に作るのをやめてしまったのが残念なところです。Siduriは個人的にはPisoniの中では普通かと思っていたのですが,意外に高得点を続けています。逆に,意外なほどの低得点が続いているのがTestarossaです。

また,ヴィンテージとしては2004年に高評価のワインが集まっています。

次に,Garys'に行きましょう。
Garys'
17ワイナリと数が多いので見難くてすみません。2004年,2005年と94点を続けているのはRoar。似た色と形になってしまって分かりにくいのですが,Kosta Browneは2005年に86点があるだけです。CapiauxがほとんどRoarと同じような動きで競っています。2番手グループはSiduriに,これも本家であるLuciaあたりでしょうか。

最後にRosella's
Rosella's
トップを続けているのは本家であるRoar。同じワインメーカーであるSiduriも好調。わずかながら下にMorganが続きます。
Kosta Browne,August West,Loringといった人気ブランドは意外と低得点でした。

結論としては,やはりブドウ畑の持ち主であるPisoni,Lucia,Roarが全般に高評価であることが分かりました。

また,これらの畑の中ではPisoniの評価が全般に高く,次いでGarys',Rosealla'sといった感じです。
Date: 2008/0207 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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オーボンクリマといえばかつてはカレラと並び賞されたワイナリですが,一時のカレラと同様,最近日本では影が薄くなってしまったようです。ワイン評論家からの評価も,他のサンタ・バーバラ地域のワイナリがめきめき伸びているのと比べるとちょっと停滞気味。

ここのピノの特徴は酸が強いこと。昨秋のカリフォルニアワイン グランド テイスティングでいくつか試飲したときも,その特徴は変わっていないように感じました。これを是と取るか非と取るかで評価が大きく分かれそうです。

今回柳屋でサンタマリアヴァレーの「ミッションラベル」ピノが税抜き2980円という価格で出ています。これは日本専用のボトリングなので米国の価格と比較できないのですが,これより1ランク落ちると考えられる(AVAでなくカウンティ表記の)サンタバーバラ・カウンティものがワイナリ価格で21.50ドルですから,おそらくお買い得といっていいのだろうと思います。

フラグシップのイザベルも7800円と値引きされていますが,これはワイナリ価格50ドルなのでもうちょっとのがんばりを期待したいところ。


Date: 2008/0207 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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米国のUnder Development社が発売したThe Wine Rackという製品。名前からはワインボトルを置く棚のようなものを想像すると思いますが,実は下の写真のようなもの。
Wine Rack
ブラのカップの部分がポリエチレンの袋になっていて,そこにワイン1本分750mlの液体を入れられます。脇にストローが付いていて,それでワインを飲めるという寸法。ブラのサイズにして2カップ分“水増し”して見えるそうなので,そちら方面で悩んでいる方にも朗報かも(笑)。値段は29.95ドル。英国のショッピングサイトの写真が分かりやすいのでそちらにリンクを貼っておきます。

じゃあ男はどうしたらいいかって? 男性にはビール腹という協力な武器があります。それを使えばいいのです。同じUnder Development社のまさに「Beerbelly」という製品がそれ。
Beerbelly
仕組みはWine Rackと同じ。服を着たらただのビール腹にしか見えません(笑)。
ビール腹
価格は34.95ドルと少しお高くなっています。またオプションで中身が温まらないようにするアイスパック(9.95ドル)もあります。これがあればアルコール持ち込み禁止のところでも,もう大丈夫ですよ(笑)。

良い子は決してまねしないでね。
Date: 2008/0206 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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毎年ZAPのレポートを書いているブログVinographyがようやく今年のを出してくれました。いつもの年よりテイスティングした本数は少なかったそうです。ここでは10点満点で9.5以上のワインだけ転載します。
"WINES SCORING BETWEEN 9.5 and 10
2006 Outpost Estate Wines Zinfandel, Napa Valley, Howell Mountain $45
WINES WITH A SCORE AROUND 9.5
2006 Cline Cellars Big Break Vineyard Zinfandel, Contra Costa County $25
2006 Cline Cellars Live Oak Vineyard Zinfandel, Contra Costa County $25
2006 Downing Family Vineyards Fly By Night Zinfandel, Oakville $35
2005 Scott Harvey Wines Scott Harvey Vineyard 1869, Amador County $38
2006 Rosenblum Cellars Monterosso Vineyards, Zinfandel, Sonoma $45
2000 Saxon Brown Wines Casa Santinamaria Vineyard Zinfandel 110 yr old, Sonoma Valley $100
2005 Storrs Winery & Vineyards Lion Oaks Vineyard Zinfandel, Santa Clara $32
2006 Turley Wine Cellars Hayne Vineyard Zinfandel, Napa Valley $75
2006 Woodenhead Guido Venturi Vineyard Zinfandel, Mendocino County $30
2006 Woodenhead Valenti Vineyard, Mendocino County $??"

The Best Zinfandel in California: Tasting at ZAP 2008 - Vinography: A Wine Blog

コスト・パフォーマンスの高いZinfandelを作ることで知られているソノマのCline(2007年初頭にはシャープの太陽電池のCMでも使われました)が2本9.5に入っているのが目立ちます。Big Break Vineyardの方はヴィンテージ違いで日本でも売っています。Zinfandelも単一畑物が増えたせいか,日本で売っているものは少なくなった感があります。その中でこれは貴重。

9-9.5点と評されたBrownのNapa Valleyも国内に入っていますがこれもヴィンテージ違いでちょっと残念です。
Date: 2008/0206 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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ワインブログFermentationに,Wine Spectator誌のレイティングによる2005年のカリフォルニア・ピノノワールの評価をまとめた記事が載っていました。

せっかくなのでグラフ化。
2005ピノ

FermentationのTom Wark氏は自身の好みであるAnderson Valleyで90点以上の比率が高かったことを喜んでいますが,僕はそれよりもRussian River ValleyとSonoma Coastのレビュー数の多さに驚きました。RRVだけで179本とカリフォルニア全体の43%。16%のSonoma Coastを加えると6割近くにも達します。実際の生産量の比率が分からないのですが,まさかこの両地区で6割ということはないだろうと思います。

Anderson Valleyと高得点ワインの比率で競っているのがSanta Lucia Highlands。ここの地域はPisoni,Garys',Rosella'sなど有名畑のワインがかなりいろいろ出ているので,なるほどという感じがします。一方で,Carnerosの低さはちょっと衝撃的なほど。10年前はカリフォルニアのピノといえばRRVとCarnerosだったのに,どうしてしまったのでしょう。
Date: 2008/0206 Category: グルメ
Posted by: Andy
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先日,コスコ(コストコ)に行ったら久々にポートベロ・マッシュルームを発見。懐かしくなって思わず買ってしまいました。4個で980円ですが,1個の直径が20cmくらい,厚さが一番厚い部分で5cmくらいありますから,安いと思います。

そのまま焼いてステーキとして食べる方法や,詰め物をしてオーブンで焼く方法などもあるようですが,まずはシンプルに薄切りにして,オリーブオイルとコスコのガーリック・マーガリン,白ワインで炒めました。

炒めたら半分くらいの大きさになってしまいますが,それでも存在感あります。普通のマッシュルームより味が濃く,うまみもたっぷり。ワインのおつまみとしても最高でした。

今日は,残ったのをぶつ切りにして同じように調理して食べたのですが,薄切り(厚さ1cmくらい)とぶつ切り(厚さ5cmくらい)だと,味が変わることを発見しました。薄切りの方が味が染みておいしいだろうと思っていたのですが,ぶつ切りだと中の果汁?がたっぷり。上手に焼けた肉で肉汁が出るように,噛むと中から汁がじゅわってでてきて,むちゃくちゃ美味です。うま~。

見かけたらまた買おう。調理にも使うのでワインも開けましたがそれは後日(料理に使うのだからそんな高級品ではありません)。
Date: 2008/0204 Category: テイスティング・ノート
Posted by: Andy
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前に書いたLong Meadow RanchのRanch House Redを飲みました。

ワイナリのWebサイトには
LMR Ranch House Red is an "E-Z" drinking wine perfect for a gathering of family and friends. The label features one of our first Appaloosa horses, "E-Z", who also worked as Ted’s personal horse. We felt that his (the horse's) relaxed, good-natured temperament perfectly captured the spirit of this “easy” drinking red wine.

と紹介がありますが,この通りとにかく飲みやすいワインです。ミディアム・ボディで癖がなく,するすると飲んでしまいます。むちゃくちゃおいしいとか,「すごい」っていうワインではないですが,普段飲みにはいいワインです。

Date: 2008/0203 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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コッポラの新シリーズ,ディレクターズ・カットのピノ・ノワールが神の雫のコラムで紹介されていました。このワイン,Wine Library TVでも取り上げられていたのですが,Gary Vaynerchukは83点というかなりの低得点を付けています。
VaynerPAZZZ; COLOR-dark; NOSE-some dark cherry; little hint of Tabasco sauce; subtle strawberry components as well; TASTE-cherry/strawberry pie; too hot on the finish which makes it awkward; over time, the alcohol could tone down and bring out more fruit, but it's a PAZZZ now; GV-83

日本人の舌には合うのかどうか気になります。


Date: 2008/0201 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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1月と言えばZinfandelの月だったのですが,Zinfandelのことは書かなかったですね,そういえば。どうしても話題的にはピノに押され気味です。

なぜ1月がZinfandelの月なのかと言えばZAP(Zinfandel Advocates and Producers)というお祭りが開かれるから。年に1度,サンフランシスコで開かれるこのイベントが,Zinfandelの一つのバロメータです。

ことしはなぜかZAP関連の記事が少なく,パーカーの掲示板でも不審に思うスレッドが立つほど。実際,記事らしい記事といえばWine Spectatorに載ったものくらいで,これも2006年のヴィンテージに言及する程度で個々のワインの話は避けています。ブログでは,元SFクロニクル紙記者のW. Blake Gray氏の奥さんが書いているのが,よくまとまっていて目に付く程度。ここにも書いてあるように参加費が非会員の場合で125ドルと高騰してしまったのが一つの原因かもしれません。

以上がZAPの話。もう一つは上記のWSの記事にもさらっと書いてありますがZinfandelの3Rの一つと言われるRosenblumが飲料業界の巨人Diageoに買収されたこと。DiageoはこれまでBV,Sterlingを初めとして,2004年にはChaloneのグループを買収するなど,現在では30あまりのブランドを持っています。Rosenblumはハイエンド強化のために買収したとのこと。同ワイナリ,2005年にはWine Spectator誌のWine of the Yearで5位のワインを出すなど,力は十分にあります。今後もワインメイキングのチームは変わらないそうです。