オーボンクリマといえばかつてはカレラと並び賞されたワイナリですが,一時のカレラと同様,最近日本では影が薄くなってしまったようです。ワイン評論家からの評価も,他のサンタ・バーバラ地域のワイナリがめきめき伸びているのと比べるとちょっと停滞気味。

ここのピノの特徴は酸が強いこと。昨秋のカリフォルニアワイン グランド テイスティングでいくつか試飲したときも,その特徴は変わっていないように感じました。これを是と取るか非と取るかで評価が大きく分かれそうです。

今回柳屋でサンタマリアヴァレーの「ミッションラベル」ピノが税抜き2980円という価格で出ています。これは日本専用のボトリングなので米国の価格と比較できないのですが,これより1ランク落ちると考えられる(AVAでなくカウンティ表記の)サンタバーバラ・カウンティものがワイナリ価格で21.50ドルですから,おそらくお買い得といっていいのだろうと思います。

フラグシップのイザベルも7800円と値引きされていますが,これはワイナリ価格50ドルなのでもうちょっとのがんばりを期待したいところ。