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Date: 2008/0130 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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Wassy'sの兄弟ショップパシフィック・ワイン・セラーズで,訳あり品のセールをしています。ラベルに傷があるなどのものですが,ワインの中身には影響ありません。自家用であれば全く問題ないはずです。価格はどれも現地価格並みと言っていいです。

Date: 2008/0126 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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昨年も書きましたが,ヴァレンタインだからカロン・セギュールというのはいかにも芸がない感じ。やっぱりカリフォルニアから選びましょう,ということでヴァレンタイン向けワインを三つ。

気の置けない人へのプレゼントにも使えそうなのが,安い店では1000円台というカジュアルな価格帯のイル・クオーレ。ラベルはダン・リジーというアーティストによるもので,なかなかポップです。


ヴァレンタインさんという人がオーナーなのがValentine Vineyards。Wassy'sでは2000年が2700円。ワイナリ価格は2000年は16ドルですが,2001年からは28ドル以上するので,なかなか安いです。


オーナーのお父さんがヴァレンタインという名前だったことから名づけられたのはTerra Valentine。サンジョヴェーゼ・ブレンドのAmoreはラベルもおしゃれです。
Date: 2008/0125 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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ウメムラの「社長のセラーから」というページにViaderの1997年が出ていました。Wine Spectatorで2000年に年間2位(1位はSolaia 1997)を取ったワインです。WSのレイティングは97,Wine Advocateでは92点です。Robert Parkerは「It is a wine of exceptional finesse and elegance, yet undeniable richness and intensity.」と書いています。濃いCabが苦手な人にとってもこれはおいしいと思います。飲み頃は2001~2018年ということなので,まだまだいけるでしょう。

米国ではハーフボトルで100ドル,フルボトルで150ドル以上が現在の市場価格ですから,それよりもちょっと割安です。

Date: 2008/0125 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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KistlerのChardonnayDurell 2003が税抜き16000円で出ています。米国の小売価格は90~150ドルなので一番高いレンジと同じくらいですが,国内ではかなり安いほうではないでしょうか。Wine Advocate誌のレイティングは(90-93)。

Date: 2008/0121 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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シマウマ柄のラベルで日本でも人気があったHarrison。オーナーのリンジー・ハリソンさんは2002年を最後にカリフォルニアでのワイン作りをやめ,故郷のニュージーランドに帰っていました(以前の記事)。そちらで新しく作ったピノ・ノワールがリリースされています。ラベルはやっぱりシマウマ(笑)。好きなんですねえ。



下二つはカリフォルニア時代のワインです。
Date: 2008/0119 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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ナパにロング・メドゥ・ランチというワイナリがあります。日本ではあまり知られていませんが,ナパのワインが高騰してしまった今,50ドル程度のカベルネの中では良質なものを作っているとパーカーの掲示板あたりでも評価されています。Wassy'sのメルマガにそこのことが載っており,僕もあまりよく知らなかったので,大幅に引用させていただきます(太字は引用者)。

まず、耳慣れない言葉ですよね、[メドゥ]Meadow:牧草地という意味です。そして、[ランチ]これはLunch:昼食ではありません。Ranch:大牧場、大農場を意味するんです。

そう、ここはワインだけを作っているのではなく、その広大な農地の中でブドウを栽培し、ワインも作っているんです。

そして、完全オーガニック。アメリカのオーガニック団体の認定も受けています。この牧草地の安全な草のみを食べて育った牛やにわとり(そしてその卵)は大人気で、アメリカ中の一流シェフがわざわざ指定してここの食材を使用する程です。超こだわり食材ってヤツですね。

何より私がびっくりしたのは、2005年に導入した、ソーラー・パワーシステム(太陽パワー)!!!なんと、650エーカーの農場に加え、ワイナリーの総ての電力をこの自家ソーラーシステムで賄ってるそうです。

農場や、ワイナリーって皆さんが思っている以上に電力を使用するんです!!(私も昔、働いていたヴィンヤードの電気代をどないかして安くあげられナイか悩んだもんです。)

そして、それだけじゃない、農場&ヴィンヤードで使う農機具の燃料は今話題のバイオ・オイル!!!(えーーー、知らへんのー?さぁ、すぐに検索してっっ!コレは知っとかなアカンよ。) ヴィンヤードの霜防止ヒーターも灯油は使わずプロパンを使う念の入れ様!

また、野生の動物保護にも力をいれ、広大な敷地内では鷲やコヨーテきつねやアライグマなどが見られるそうです。スゴイなそれ!

日本ではイマイチ知名度の低いこのワイン(あ。言うたらあかんかった?)ですが、アメリカの有名シェフ達にはとにかく大人気なのです。

美味しい農園でそだったブドウから作るワインは美味しいです。この逆はありえませんから。

では、ここで元オーガニック農婦からのお願い。自分で環境保護の運動を始めるのは面倒かもしれません。でもこういった活動をしてる人達のワインを楽しむ事で環境保護に参加してる事になるんです。そして働いてる人達がそれを励みにがんばるものなのです。オーガニック農業とかしんどいからねぇ(T_T)

ワインに付いて言えば,前述のようにカベルネは50ドル程度の価格帯の中では高く評価されており,ランチハウス・レッドというカベルネブレンドも19ドルという価格で「上級デイリーワイン」として評価されています(CellarTrackerの検索結果)。そして,Wassy'sの値段もほぼ現地価格の2280円。ソーヴィニヨンブランもワイナリ価格が18ドルのものが2100円。

話題の「ビオディナミ」ではありませんが,良心的な生産者に,良心的な価格の「自然派ワイン」。いいのではないかと思います。僕もポチッとしました。

Date: 2008/0118 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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RavenswoodのZinfandelは日本でも有名どころの中では入手しやすい方です。ただ,単一畑ものになるとかなり入手困難だし,値段も高くなります。Vin du 268でRavenswoodの単一畑Zinfandel4種がいずれも3580円。米国の実売は20ドル強くらいからなのでそれよりはやや高いですが,中心的な価格帯は29ドルくらいなので,それと比べれば結構安くなっています。参考のためWine Advocate誌で一番評価が高いのはTeldeschiの89-91点です。

また,Wassys'ではRavenswoodのフラグシップであるOld HillのZinfandelがこれも現地価格に近い5000円と格安。ただしRobert Parkerのレイティングは85-88。「The motto at Ravenswood used to be “no wimpy wines,” but with this cuvee, one has to ask “where’s the beef?”」などとかなり厳しく書かれています。

Date: 2008/0116 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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1000円台のカリフォルニア・ピノ・ノワールとしてはレックス・ゴライアスが「最強」の名を欲しいままにしていたわけですが,製造元だったHahn Estateがブランドを売却。その後は本命不在が続いています(自分的に)。そこへHahnが新ブランドCycles Gladiatorで殴りこみ?をかけてきました。

サイクルズ・グラディエーターは既に1年以上前から国内で販売されていますが,カベルネがメイン。ピノもわずかに入っていましたが,今のところ飲むチャンスはありませんでした。

今回は湘南ワインセラーに6本入荷。安定的に入手できそうなら飲んでみるのですが,まだちょっと迷い中(というかカベルネを買ったまま飲んでいないので,まずはそちらを飲んでからかな)。

ちなみに,米国での評価を見ると,値段の割にはかなり高い評価と言っていいと思います(CellarTrackerParkerの掲示板)。



追記:ほかにも売っている店があったので追加しました。
Date: 2008/0112 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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カレラのセントラル・コースト・シャルドネがWassy'sと柳屋で税抜き1500円台になっています。これは米国の13ドル台の価格とほぼ同等です。いわゆるカレラの伝説とは関係ない,購入したブドウで作られるワインですが,質は悪くありません。この値段なら納得でしょう。ちなみに柳屋の方が少し高いですが,これを12本以上買ったら同梱含めてすべて送料無料になります。

Date: 2008/0111 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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August Westで2008年の申し込みが始まりました。共同購入を希望される方は来週末までにメールやmixiのメッセージ,あるいはここのコメントで申し込んでください。

2006 August West Graham Family Vineyard Pinot Noir 48ドル(最大12本)
2006 August West Rosella's Vineyard Pinot Noir 48ドル(最大8本)
2006 August West Rosella's Vineyard Syrah 42ドル(最大2本)
2006 August West Rosella's Vineyard Chardonnay 42ドル(最大2本)


このほか米国内の税金,日本での関税,日本への送料などが別途必要になります。

August WestはFreemanやRoarなどのワインメーカーであるEd Kurtzman氏とMontereyのSanta Lucia HighlandsにGary's,Rosella'sの人気畑を持つGary Franscioni氏,SonomaのRussian River ValleyにGraham Vineyardを持つHoward Graham氏の共同プロジェクトです。Parkerの掲示板の「好きなピノ」スレッドには必ずといっていいほど名前が出てくる人気ワイナリであり,僕もここのピノは大好きです。

2005のシャルドネについては以前に感想を書いています。GrahamとRosella'sの二つのピノですが,Grahamがどちらかというとビッグなタイプ,Rosella'sが繊細なタイプです。2005のGrahamについてはBrian Loringが絶賛していますが,2006はどちらかというと2004に似ているそうです(2004のTNはこちら)。また,2005のRosella's Pinot Noirについてはこちらのホリゾンタル・テイスティングが参考になるでしょう。2005のシラーについてはCellarTrackerをご参考に。
Date: 2008/0111 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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以前紹介したRavenswoodのLodi(ロダイと書いてありますが,本当の発音はロウダイ)のジンファンデルが,柳屋で再入荷しています。内容は前と同じなので,前の記事をコピペしておきます。
"人気がないらしいジンファンデルですが,比較的安価でまあまあの品質のものが手に入りやすいという意味では,割と重宝する品種だと思います。これもその1本。Ravenswood(カタカナ表記はレイヴェンズウッド,レーヴェンズウッドなど)のLodiは同ワイナリがCountyシリーズと呼ぶ中級レベルのもの。別ヴィンテージものは飲んだことがありますが,スパイスと甘み,酸味のバランスがよく,飲みやすくておいしいワインでした。ワイナリ価格15ドルで,リテールでは11ドルくらいでもありますが,税抜き1000円台は健闘している価格でしょう。"

ワイナリ価格15ドルのRavenswoodが1000円台

Date: 2008/0108 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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柳屋のメルマガによると,メルヴィルのエステート ピノやシャルドネが2006ヴィンテージで600円ほど値上がりするそうです。2005は実売4000円程度ですが定価5000円超になるので,実売はおそらく4000円台後半でしょう。というわけで今の値段で買いたい方はお早めに(柳屋は売り切れていました。輸入元も完売だそうです)。

Date: 2008/0102 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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SFクロニクル紙のライターだったW. Blake Gray氏が12ドル以下のワインの中でお勧めのものを記事に書いています(ワイン一覧はこちら)。奥様が日本語にまとめたものもあるので,こちらが分かりやすいと思います(その1その2)。

挙げられているのは以下のワイン(アルファベット順)。
2006 Charles Shaw California Shiraz ($2)
2003 Columbia Crest Grand Estates Columbia Valley Shiraz ($11)
2006 Columbia Crest Two Vines Columbia Valley Gewurztraminer ($8)
2005 Cycles Gladiator California Cabernet Sauvignon ($10)
2006 Dry Creek Vineyard Clarksburg Dry Chenin Blanc ($11.50)
2006 Edna Valley Vineyard Paragon San Luis Obispo Chardonnay ($12)
NV Frontier Red Lot No. 71 California Red Wine ($10)
2006 Geyser Peak California Sauvignon Blanc ($12)
NV Hangtown Red El Dorado County Lot 35 ($10)
NV Korbel California Brut Rosé ($12)
2006 McManis Family Vineyards California Pinot Grigio ($10)
2006 McManis Family Vineyards California Zinfandel ($11)
2004 Napa Ridge Napa Valley Cabernet Sauvignon ($12)
2006 Pomelo California Sauvignon Blanc ($10)
2006 Sobon Estate Amador County Old Vines Zinfandel ($12)

面白いのはノンヴィンテージでブレンドもロットによって変わるFrontier RedとHangtown Redが入っていること。前者はSanta BarbaraのFess Parkerが作るワインで,ここのワイナリはSidewaysでマイルスがスピット・バケツからワインを飲むシーンで使われています。記事ではこのワインの中身はこのスピット・バケツのように何でもぶちこんだブレンドだと書いていますが,意外にも味はいけるとのこと。

また,KorbelやNapa Ridgeといったワインマニアには鼻の先で笑われてしまいそうなワインが入っているのもなかなか面白いです。Korbelは安スパークリングを作るワイナリで,いまだにブランドにChampagneと入れているあたりにいまいち感が溢れ出ているのですが,意外に味は悪くないようです。Napa Ridgeはナパのブドウを使っていないのにブランド名でNapaと称しているということで裁判になったワイン。裁判のせいもあって,ネガティブ・イメージでとらえがちですが,実は裁判の決着後,メーカーのFranzia(Two Buck Chuck=Charles Shawもここのワイン)はナパのブドウでワインを作るように変えたとのこと。内容もよくなっているようです。
Date: 2008/0101 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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最新号のWine Advocate誌で96点が付いたNewton Chardonnay Unfiltered 2005。カリフォルニアのシャルドネとしては異例の長熟型で,同じ号には91年を最近飲んで素晴らしかった(92点)とRobert Parkerが評しています。できたら早飲みするより5年以上寝かして飲みたいワインです。日本では現地価格の最低ラインよりも安い4000円前後で売られていてかなりお買い得。2004年はWine Adovocate誌ではレビューされていませんが,ワインダールでは税込み3675円とさらにお買い得。