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Date: 2017/0619 Category: テイスティング・ノート
Posted by: Andy
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ちょうど1年前のナパ・ツアーでいただいたスプリング・マウンテン(Spring Mountain Vineyard)のワイン(ハーフボトル)を開けました。

Spring Mountain

ナパのカベルネ系としては、それほど濃厚というわけではなく、ミディアム・ボディからややフル・ボディ。カシスやブラックベリーの風味、軽くスパイスや紅茶のフレーバー。タンニンはまろやかになっており、シルキー。これはおいしいです。

カベルネ・フランの印象が少し強いような気がしたので、2~3割入っているかと思いましたが、カベルネ・ソーヴィニョンが86%でカベルネ・フランは12%、メルロー2%でした。

スプリング・マウンテン、日本ではあまり見かけないワイナリーですが、果実味を主張しすぎないあたりの味わいは結構日本人好みなのではないかなあと思います。エチケットはちょっと地味すぎるかなあと思いますけどね…
Date: 2017/0612 Category: テイスティング・ノート
Posted by: Andy
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ちょっとおいしい白が飲みたくなって、セラーから何となく引き抜いてみたワインがオー・ボン・クリマのシャルドネ ニュイ・ブランシュ・オー・ブージュ2007でした。もったいない気はしましたが、飲みごろを過ぎてしまってももったいないので勢いで開けてしまうことに。

オー・ボン・クリマ、ニュイブランシェ

10年前のヴィンテージですが、ワインは予想以上にフレッシュで、やわらかな酸味が心地よいです。果実味もまだあり、ナッツの風味と合わさって、すばらしいアンサンブルを奏でます。こんなに美味しいとは、とちょっと驚くほど。個人的には96点くらいあげたい。

この後の熟成がどうなっていくのかはよくわかりませんが、おそらくまだ4~5年は相当おいしく飲めるのではないでしょうか。

先日から価格の話をよく書いていますが、このワインは多分買ったときは4000円くらいだったと思います。ニュイ・ブランシュは今も4000円台で買えますから価格あまり変わっていないですね。

1万円程度のシャルドネと比べても全く見劣りしないワインです。オー・ボン・クリマがお買い得というのはこれまでも何回か書いていますが、あらためてそう思いました。

Wassy'sさんには2004年の在庫があります。これも今がいいころかも。


あとは2012年か2013年ですね。2012年は残り僅少。


Date: 2017/0608 Category: テイスティング・ノート
Posted by: Andy
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リースのワインはいくつか飲みましたが(最近飲んだワイン~リース・ピノ・ノワール・ファミリー・ファーム・ヴィンヤード2012最近飲んだワイン~リース(Rhys) ピノ・ノワール・ベアワロー・ヴィンヤード 2012最近飲んだワイン:リース・ピノ・ノワール・ホースシュー・ヴィンヤード2013最近飲んだワイン:リース・ピノ・ノワール・アルパイン・ヴィンヤード2013)、シャルドネは初めてです。

Rhys

リースのワイン、ある程度時間がかかるイメージがありましたが、このワインは意外と早く熟成が進んでいる印象です。色はゴールドで比較的濃く、酸味は比較的おだやか。白桃やトロピカルフルーツの香り、ナッツの風味。風味が爆発するというよりも、抑制が効いた感じが他のリースと、やや共通するものがあるように感じました。

ヴァーナーがサンタ・クルーズ・マウンテンを去ってしまい、サンタ・クルーズ・マウンテンのピノ・ノワール、シャルドネは今後リースと、マウント・エデンがリードしていくのでしょう。これからにますます期待したいワイナリーです。