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Date: 2020/0717 Category: テイスティング・ノート
Posted by: Andy
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「 パソ注目のワイナリー『ダオ』、国内輸入始まる」という記事で紹介したダオのワインをいただきました。
ダオ
このシャルドネ2018年リザーブは今月ワイン・エンスージアストでトップ9シャルドネの一つに選ばれています。

飲んでみました。色はそれほど濃くありませんが、香りは濃厚。マンゴー、パイナップルのトロピカルフルーツにオレンジピール、梨。最近では珍しいほど、きちんと樽も効いています。酸は中程度。フルボディで、風味も余韻もしっかりしています。

クラシックなスタイルのシャルドネでとても美味しい。ナパのロンバウアーあたりが好きな人はこれも絶対好きだと思います。

購入はこちら
Date: 2020/0518 Category: テイスティング・ノート
Posted by: Andy
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元カレラの女性ワインメーカーが作る超コスパ・ピノの記事で紹介したディヴァム(Divum)のピノ・ノワール。お手頃価格でもあり、さっそく購入して飲んでみました。



カリフォルニアのピノ・ノワールとしては珍しいほど果実味は控えめ。クランベリーやチェリーの風味はありますが、それ以上に鰹節などの旨味成分が濃厚。濡れた石や皮革の風味もあり、熟成感も出てきています。フレッシュ系の味わいを期待しているとちょっと肩透かしかもしれませんが、逆に税抜き1000円台で、熟成した味わいまで楽しめるというのはさらに貴重かもしれません。


なお、このショップでは現在、8000円以上購入するとシードルのプレゼントがあるそうです。
合わせ買いには、以前別記事で紹介したこちらもおすすめです。


逆に2000円前後で果実味濃厚なピノ・ノワールが飲みたい場合は、キャッスル・ロックかハーンがおすすめです。ハーンはいろいろな価格帯のワインを出していますが、どれもコスパは高いです。キャッスル・ロックはあまり有名なブランドではないですが、ピノ・ノワールは特にコスパ高く裏切らないワインです。

Date: 2020/0429 Category: テイスティング・ノート
Posted by: Andy
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4月22日のアースデイを記念して、今週はナパ・ヴァレー・ヴィントナーズはサステナビリティの認証プログラム「ナパ・グリーン」のワイナリーを紹介する週になっているそうです。私も便乗して、ナパ・グリーンのワイナリーのワインを開けました。

セインツベリー(Saintsbury)は1981年にデイヴィッド・グレーヴスと故リチャード・ワードによって設立されたワイナリーで、ナパのカーネロスのシャルドネやピノ・ノワールのパイオニアです。ナパ・グリーンも最も初期に認証を受けています。

具体的には
・コンポストや有機肥料の利用
・表土を守るためのカバー・クロッピング
・表土を守るために耕うんをしない
・害虫を防ぐための益虫の導入
・猛禽類などのための巣箱の設置
・ワイナリーにおける水の再利用
・灌漑の最適化と病害虫を防ぐためのウェザー・ステーション
・不足灌漑の採用
・太陽光発電の利用
・統合的病虫害防御
といった環境のための活動を行っています。

セインツベリーのワインは、ブルゴーニュ的な繊細さを重視した作り。濃厚パワフルなワインが多いナパの中では異色といってもいいかもしれません。「ニュー・カリフォルニア」ブームでエレガントなワインが増えた昨今にそうなったわけではなく、1980年代から一貫してエレガントなワインを作り続けています。

開けたワインはこちら。2014年のカーネロスのシャルドネです。

白い花の香り、レモンやオレンジの柑橘類、酸味は比較的おだやかです。濡れた石、バニラ、トースト、シナモン、ナッツ。6年経っているので果実味だけでなく熟成による魅力もましてきています。味わいは優しく、食事の邪魔をしません。

流行りのワインというわけではないですし、評論家から高い点を取っているわけでもないですが、セインツベリーのワインはほっとする味わいで、家に帰ってきたような安心感があります。ステイホームな今に必要なのはこういうワインなのかも、と思いながら味わっています。

ちなみに、来週のナパ・ヴァレー・ヴィントナーズのテーマはジンファンデルだそうです。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

セインツベリー カーネロス・シャルドネ [2014]750ml
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