先日紹介したオーボンクリマの1999年のピノを飲みました。ところが,これが大失敗。といってもワインが悪かったわけではありません。

開けたのは金曜日。下の子が調子を崩し,妻がはずせない用事があったので,会社を休んで家で仕事をしていました。それで,夕飯にこれを開けたのですが,一口飲んだところで,この日は上の子を塾に迎えに行かなければいけなかったのを思い出して,以降は断念せざるを得ませんでした。

土曜日に続きを飲んだのですが,もともと10年近く経ってかなり熟成も進んでいた上,デリケートな味わいのワイン。香りも味もほとんどなくなってしまいました。完全に開ける日を間違えた自分のミスです。

ちなみに初日はおいしかったですよ。ただ,良く言えばデリケート,悪く言えば弱々しい味です。柳屋は前にもこういうタイプのピノを絶賛していましたから,店長さんの趣味なのかもしれません。もちろん悪くないのですが,僕のように1本飲むのに3日かかるタイプにはあまり向いていないワインです。