Wine Spectator誌で93点,2008年の年間トップ10という触れ込みのこのワインを飲みました。もともとSeghesioは良質で手ごろな価格のジンファンデルを作ることでは定評があります。

ジンファンデルにありがちな甘さはほとんど感じられず,どちらかというと酸がしっかりした印象。きめの細かなタンニンとあいまって割りと硬質なイメージです。もちろん梅や杏のようなジンファンデルらしさもあります。これは2000円台のジンファンデルとしては,かなりの出来といっていいでしょう。

個人的には2000円~3000円台のジンファンデルではジラードが一押しだったのですが,ジラードがOld Vinesの柔らかさがよく出た芳醇なワインなのに対して,こちらはちょっとタイプが違うような気がしました。どちらもよくできたワインですが,好みで言えばやはりGirardかな。値段も700円近く違いますが。