蒸留酒の中では泡盛は芳醇さや味わいなど好きな部類に入りますが,世の大部分の泡盛はアルコール度数が25度や35度。やや薄く物足りなく感じることが多いです。

先日開けた「瑞泉原酒 五十三度」は瑞泉酒造が限定で作っている,全く水で薄めていない蒸留したままのお酒。アルコール度数が43度を超えているので泡盛ではなく「原料用アルコール」と分類されています。

芯の通った香ばしさはさすがのもの。そのまま舌に乗せるとさすがに焼けつくような感じがありますが,ロックで少し置いておいて氷となじんでくると味わいもかなりのレベルであることが分かります。

きっと10年くらい置いておいたら,もっとまろやかになってすばらしいでしょうね。泡盛好きであれば試す価値は(萌え泡盛よりは)高いでしょう。