ソノマのラベルルール、AVA認知に貢献
ソノマでは2014年からラベルにAVA(ソノマ・ヴァレー、ロシアン・リバー・ヴァレーなど)を入れる場合、「Sonoma County」という表示も入れることが義務化されました。その効果を調べた調査結果が記事になっています(Does Wine Region Conjunctive Labeling Really Work? The Case of ...)。
ナパでは同じようなルールが2005年から適用されており、ソノマもそれにならった形になっています。
今回の調査は、最初に2008年にワインを飲む米国の大人409人に対してソノマの各AVAの認知度を調べ、次に2016年に403人の対して同じ質問をしています(調査対象の人は異なっています)。性別や地域、年齢の分布などはほぼ同じような形になっています(詳しくは元記事をご覧ください)。
質問ではソノマ郡やそのAVAについて認知度合いを5段階(1が一番低く、5が一番高い)で評価してもらっています。
その結果、ソノマ郡が2008年の2.86から2016年の3.21と、ラベルルールが変わって以降の方が認知度が高まっています。また、面白いのはAVAの認知度も同時に上がっていることです。ロシアン・リバー・ヴァレーでは1.47から2.03に、ドライ・クリーク・ヴァレーは1.32から2.06に、カーネロスは1.16から1.69に、グリーン・ヴァレーは1.09から1.97へといずれも上昇しました。
と、なかなか興味深い結果です。ラベルルールが認知度上昇の理由なのかどうかははっきりしない感じもありますが(例えば、比較のために他地域のAVAの認知度も調べてみて、それが上がっておらず、ソノマだけ上がっていたらラベルルールの貢献をより明確に示せたと思います)、AVAの認知向上が進むのはいいことだと思います。
あとは全く余談ですが、「ノーザン・ソノマ」(Northern Sonoma)というAVAをご存知(覚えている)人はどれくらいいますかねえ? 多分、カリフォルニアのAVAの中でも一番政治的(ビジネス的?)に決められたAVAだと思うのですが、今ではもう無意味なので、なくしてもいいのではないかと思っています。
ちなみにこのAVA、ガロがノーザン・ソノマの名前を付けたワインの販促のために作ったと言っても過言ではありませんが、もう今はノーザン・ソノマのワインって作ってないですよね?
ナパでは同じようなルールが2005年から適用されており、ソノマもそれにならった形になっています。
今回の調査は、最初に2008年にワインを飲む米国の大人409人に対してソノマの各AVAの認知度を調べ、次に2016年に403人の対して同じ質問をしています(調査対象の人は異なっています)。性別や地域、年齢の分布などはほぼ同じような形になっています(詳しくは元記事をご覧ください)。
質問ではソノマ郡やそのAVAについて認知度合いを5段階(1が一番低く、5が一番高い)で評価してもらっています。
その結果、ソノマ郡が2008年の2.86から2016年の3.21と、ラベルルールが変わって以降の方が認知度が高まっています。また、面白いのはAVAの認知度も同時に上がっていることです。ロシアン・リバー・ヴァレーでは1.47から2.03に、ドライ・クリーク・ヴァレーは1.32から2.06に、カーネロスは1.16から1.69に、グリーン・ヴァレーは1.09から1.97へといずれも上昇しました。
と、なかなか興味深い結果です。ラベルルールが認知度上昇の理由なのかどうかははっきりしない感じもありますが(例えば、比較のために他地域のAVAの認知度も調べてみて、それが上がっておらず、ソノマだけ上がっていたらラベルルールの貢献をより明確に示せたと思います)、AVAの認知向上が進むのはいいことだと思います。
あとは全く余談ですが、「ノーザン・ソノマ」(Northern Sonoma)というAVAをご存知(覚えている)人はどれくらいいますかねえ? 多分、カリフォルニアのAVAの中でも一番政治的(ビジネス的?)に決められたAVAだと思うのですが、今ではもう無意味なので、なくしてもいいのではないかと思っています。
ちなみにこのAVA、ガロがノーザン・ソノマの名前を付けたワインの販促のために作ったと言っても過言ではありませんが、もう今はノーザン・ソノマのワインって作ってないですよね?