ワシントン州南部でワシントンで2番めにワイナリーが集中しているワラワラ・ヴァレーでフィロキセラの被害が広がっていることが判明しました(Walla Walla Wine Confronts Phylloxera | Wine Spectator)。

ワラワラ・ヴァレーは砂地の土壌が中心であることと、冬は非常に温度が下がるためこれまでフィロキセラは繁殖しないと考えられていました。そのため、大部分のブドウが自根で植えられています。

実はここ数年、ブドウの木が枯れかけてきているところが増えてきていました。しかしその速度がゆっくりなことから、フィロキセラのせいとは考えられていなかったそうです。

フィロキセラの発見は関係者にとってはショッキングなことですが、被害の進行が遅いためコントロール可能ではないかとも考えられています。

被害が最小限にとどまるといいのですが。