トーマス・リヴァース・ブラウンがワインメーカーを務める新しいプロジェクトがまた公開になりました(Napa Winery Project Finally Opens | Wine-Searcher News & Features)。が、今回は彼の入れ込み方も他のワイナリーと大きく異なっています。
エルーサ

このワイナリー「エルーサ(Elusa)」はナパのカリストガのフォーシーズンズホテルの中にあります。とはいえ現状ホテルはオープンしておらず、ワイナリーだけができた状態です。

このワイナリーのこだわりはカリストガ。自社畑もありますが、近隣の畑からもブドウを買い、カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フラン、ソーヴィニヨン・ブランを作っています。カベルネ・ソーヴィニヨンはカリストガらしい温かくジンファンデルやプティ・シラー、シャルボノといったカリストガらしい品種にも挑戦するようです。

特筆すべきなのは、このワイナリーはホテル開業に合わせて形だけ作ったようなものではないことです。なんと9年前の2012年からワインを作っています。カベルネ・フランなどは2013年まで自社畑で醸造、その後中断を経て2018年から別のブドウ畑から調達して再び作り始めたとのことです。

トーマス・リヴァース・ブラウン本人がカリストガに住んでおり、本人の入れ込み方も半端ではないようです。オフのときも、ホテルのバーでくつろぐ姿が見られそうです。